本当は女なんじゃないの?
正体見たり!って感じだな!
シャルロット・デュノアの正体と目的があっさりとバレてしまいさらには一夏の家族になると来たものだから、
織斑千冬は酒の量が増え
仕事が増えた山田真耶は暗い目をしていた。
しかし転校生はもう一人いた。
その名はラウラ・ボーデヴィッヒ。
クソ強エセロリ眼帯オッドアイ軍人で有名な彼女は、自分の軍人時代の教官だった千冬のモンドグロッソ二連覇を誘拐されて妨害した織斑一夏を逆恨みしていた。
あまりにも理不尽に思えるが、研究施設の試験管から生まれた彼女は千冬からの愛情を受ける一夏に対して無自覚の嫉妬心が芽生えていたため恨みというよりは渇望に近い衝動から動いていたのだ。
なお、ちんちん亭一夏に対する千冬の愛情があるんですかと聞かれたら何も答えることは出来ない。
そんな彼女だが自己紹介で自分の名前しか言わないことに山田真耶は戸惑い、生徒達は真耶の精神状況を気遣っていたためとてもそれどころではなかった。
「貴様がッ!」
凰鈴音より小さい体をしながらも軍人として鍛え上げられた膂力を存分に発揮し、一夏に強烈なビンタを見舞うラウラ。
だが普段一夏が受けているのは理由しかない暴力。
凰鈴音をからかい食らう蹴りや
語録を連発して千冬から弾丸並の速度で飛ばされた出席簿やら、えげつない衝撃を普段から受けている。
セシリアと箒はドン引きしていた。木刀はどこへ。
そんなだからクラスの女子達はまた一夏が何かやらかしたのかと思っており、ビンタを張られた一夏より目を回し始めた山田真耶が心配でならなかった。
「認めない…貴様が教官の弟など私は認めない…!」
「もっと腰使え!このハメラレボディがよ!」
心配する必要もなかった。
「一夏、今日も特訓するよね♡」
学年別トーナメントを控えた一夏。
彼はその試合の為に完全に堕ちたシャルロットや
えらく達観した鈴音や射撃上手のセシリア達と訓練をしていた。
専用機を持たない箒からは、中学に一度辞めてしまった剣道を指南してもらっている。
「勝手にスケジュールきめてんじゃねぇよ。
空いてるアリーナはございませんか♡」
いつもの如く情緒不安定なまま練習場所をさがす一夏。
そんな二人の耳に第三アリーナで模擬戦が行われているとの情報が届く。
第三アリーナでは凰鈴音、セシリア・オルコット、ラウラ・ボーデヴィッヒが二対一での戦闘を繰り広げていた。
元々鈴音とセシリアが模擬戦をしようとしていたが、一夏と近しい二人を倒すことで彼を戦わせようと目論んだラウラの乱入により現在の状況に至る。
原作でならあっさり倒されてトーナメントに出場出来なくなるほどのダメージを受ける二人だが、
元々ラウラとの相性が良いセシリアと姉さん女房と化した鈴音が相手となると中々手こずるようだ。
「ふぅ〜黒ダラダラのボディはやっぱり興奮するな。」
ラウラのISにそんな感想を吐きながらやってきたのは
催眠野郎変態一夏。
「遅い。」
ラウラが一夏をビンタした話を聞いて大体の目論見はお見通しだった鈴音。それはそれとしてムカつくのでラウラと戦っていた。
「やっと終われる…。」
いつものお嬢様様口調すら出す余裕がないセシリア。
凰鈴音に鍛えてもらおうと思ったら二人の熾烈極まる戦いに放り込まれたのだ。よく頑張ったね♡
「来たか、織斑一夏。私と戦え。」
現在シャルロット加えて四対一、圧倒的に不利なのだが
「兵器であるISを軽く扱っている」学園の生徒達にIS軍人である自分が負けるわけが無いと思っている。
「一夏♡どうする♡」
シャルロットはもう目も当てられない。
「一体一で戦いたくないのかよ。クソ妖怪がよ。」
目の前のISを妖怪と呼ぶ一夏。彼には何が見えているのだろう。
こうしてラウラ対一夏の模擬戦という名目の果たし合いが幕を開けた。
「おら おら ア○メしろクソ銅像がよ!!」
豊富な武装を使いこなすラウラにブレード一本で渡り合う一夏。
(なるほどな。一応それなりの力はあるようだ、がッ…!)
迫る一夏が急停止する。ラウラのIS、
シュヴァルツェア・レーゲンによるAICと呼ばれる兵装により動きを止められてしまった。
「終わりだ。」
AICを食らってしまったらもう抜け出すことは出来ない。セシリアのレーザーライフルなどのエネルギー兵器には効果が薄いが、白式とは絶望的に相性が悪かった。
しかし侮るなかれ、彼には原作に加えてもう一つの武器がある。
「催ッ眠…!」
「ッ!?」
拘束されているので効果は薄いが効いている。
AICは腕を突き出し集中しなければならないため、
頭を乱す催眠こそが彼女の攻略法だったのだ。
堪らず距離をとるラウラ。
その期を逃さず畳み掛ける一夏。
「入る…っ調子乗りすぎだクソ野郎。」
お気づきだろうか。彼はまだラウラに対して♡マークを出していない。何故こうまで彼女を追い詰めようとしているのだろうか。
(私が…負ける…!?違う、違う!こんな男に、私は負けるわけには───!)
ラウラの頭の中に一つの声が響く。
(寄越せ…私に力を寄越せっ…!)
答えるラウラ。
「トロトロの装甲が僕に挨拶したいようですよ?」
黒く粘っこく変化したシュヴァルツェア・レーゲン。
完全に異常事態であり、教師部隊を呼んで対処すべき事なのだが一夏には一つやりたいことがあった。
「アンタ…こうなる事が分かってたの?」
凰鈴音にとっても想定外だったが、何故一夏は知っていたのだろうか?
「わかっちゃうよおじさんエスパーだから
アイエスエスパー♡」
何はともあれ四対一、これで負けることは無い。
シュヴァルツェア・レーゲンに仕組まれていたのはVTシステム、ヴァルキリー・トレース・システムの事である。
かつてのモンドグロッソ優勝者の動きをトレースして操るというトンデモシステムだが、現在使用開発は禁止されている。
だが機械が人間の動きをトレースしたところで、実際の織斑千冬程の強さは再現出来ない。強力なことに変わりはないが。
普通に考えてみればそのまま全員でリンチして解散になるか、教師陣でリンチすれば直ぐにでも終わる事だが、一夏はその場の専用機持ち全員に叫んだ。
「動かすなッ!まんじりともさせず電脳ダイブさせろ…!」
「…一夏さんが何をしようとしているのか分かりませんがそれはアラスカ条約で禁止されていましてよ?」
電脳ダイブとは、今作における数少ないIS原作の要素であり
操縦者の意識をISの同調機能とナノマシンの信号伝達によって、ISを通してIS内の世界へと侵入させることである。これによって操縦者本人がIS自身に介入出来るようになるのだが、その間は無防備になる等の理由で条約により禁止されている。
「安心して♡身を任せて♡
僕は電脳ダイブ一級の資格を持っているんだ♡」
そんな資格はない。セシリアの言う通り禁止されている以上操縦者が勝手に発動させること自体ができないのだが、彼はどうするのだろうか。
(オラッ許可しろってボケ白式がよ。
ね?許可するよ?いいよね?いいよね?
クソッこの真っ白ボディが!)
『ちょ、ちょっと待ってよ!いきなりは無理だよぉ!』
白式に働きかけて制限を外そうとしている。
とんでもないモラルハザードだよ。
『うぅ…はい。制限解除したよ…。』
(無理しなくていいよ♡)
哀れな白式ちゃん。これからさらに大変になるということを彼女はまだ知らない。
そんなことをしている間にシャルロットが彼女の専用機であるラファール・リバイブカスタムⅡで翻弄し、
セシリアのビットで集中砲火して動きを制限し、
鈴音が羽交い締めにして動けなくしていた。
「あんまり待たせないでよ。」
「ホッ♡やっただよ♡」
シュヴァルツェア・レーゲンもといVTシステムに触れる一夏。
「絶景かな」
黒で満たされたその光景に思わず独り言をこぼす。
VTシステム内へ侵入成功したと言うことだ。
『アナタ…ダレ…?』
原作では力が欲しいかなどと言っていたシステム人格。
一夏は迷わず飛びかかった。
『オカシイ…ッ!
ゼンシンガビンカンニナッテ…』
ムギュウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡
「オラッ!生意気でクソかわいくて…
俺を逐一誘惑しやがって!!鉄槌だ!反省だ!
乳○イ○しろ! 愛し合うのに最適で素敵だよ。」
ぐりゅ♡ぐりゅっ♡キュンッ♡ビグッ♡♡
『ヤメッ♡○グッ♡ウヒッ♡』
ムニュッ♡ム○♡ム○♡
《コレッ…♡
カラダガコノオトコニフクジュウシテル…ッ♡》
「俺は千年生きたIS王だぞ…っ!
俺に巡り会う為…?嬉しいよ。はい絶○。」
ゾクッ♡ゾクッ♡ゾクッ♡ブルッ♡ブルッ♡ビグッ♡
倒されておしまいの筈だったVTちゃん。
元々使命があったゴーレムちゃんとは違い、ただのシステムに過ぎないので一夏に対して愛情と感情がビンビンに膨れ上がっているので催眠以外のアプローチから責められている。
『ガ…ッ♡ウア゛…ッ♡オ゛ォッ♡ォ゛ッ♡ヒッ♡ア゛ァ〜ッ♡♡ンッ♡ンッ♡ンッ♡ンッ♡』
「一緒に○こうね♡好きだよ♡結婚しよ♡
白式に行こっ♡毎日相性抜群の○ッ○○して新たなカップリングつくろ♡」
『ウンッ♡ウンッ♡』
すべての意識あるものは生まれながらにして
○ク○を欲す。
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッッッッッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』
調伏完了。
しかし彼はこれで終わらせる気はサラサラなかった。
『ユ、ユックリィィィッ♡』
「ごめんねVTちゃん。
おじさん我慢できそうにないよ。」
「おいテメェ今日から俺の恋人になれ。
俺好みの○○○スを身体に叩き込んでやる。」
「オラ!催眠!クソスケベ赤ちゃんになれ!」
「オラッ!赤ちゃんは○クとか言わねぇだろ!」
「赤ちゃんはそんな下品に○かねぇだろ!」
「この浮気野郎。死ね!」
「無駄だよ誰も助けにこねぇよオラッ!!
往生際が悪いぞ死ねっ死ねっ死ねっ」
「ほら、ヴァルキリーキッスプリーズ♡」
「簡単に中○しできるくせに何がヴァルキリーだボケナスッ!!この○○ク○専用野郎がッ!!オラッ!!」
「くそ…すげえシステムだ雪片(意味深)持ってかれる…!」
「キスしろ!舌を舐り回してね♡」
「オラッ初めてのアク○しろっ!!!
初めて○○メしろ!!!シュヴァルツェア・レーゲン卒業ア○○しろ!!!○ッ○○恋人就任記念○クメしろ!!!」
『オッ♡♡ォッ♡♡オォッ♡♡オオオオッ♡♡ォッッオッ♡♡』
もはや彼の情愛をその身に受けるだけのアク○ロボットと化したVTちゃん。かわいいね♡♡
「…。」
そんな常人が見ていれば発狂するであろう光景を、
ラウラ・ボーデヴィッヒが見つめていた。
「お前は…何故そこまで強い?」
頭大丈夫ですかラウラさん。
しかし彼女があっさりと取り込まれたVTシステムを服従させまくっているのだから、強いといえば強いのだろう。
「テメェも強くなれや!記念だぞ!」
それは自分という強さを持てというメッセージであり、
千冬になろうとするなという彼なりの激励なのだ。恐らく。
一方その頃。
「おっそいわね一夏 いつまでチンタラやってんのよ。」
「まあまあ絶対一夏なら帰ってくるよ♡」
「一体何が起きるというのでしょう…」
「何がどうなっているのだ?」
皆を探してやってきた箒さん。その異常な状況に困惑していた。
先生に見つかると不味いという箒の意見でピット部分まで動かなくなった一夏とラウラを皆で運んできたのだ。
すると次の瞬間、今までラウラを覆っていた黒い装甲が液状化したと思うと白式に吸い込まれていった。
「は?」
「え…♡」
「「…」」
箒とセシリアは疲労しきっていた。
お疲れ様です。
『ちょっと一夏ぁ!誰この子!
っていうかどうやって連れてきたの!?
ちょっと!返事してよ一夏ぁ!』
(オラッ白式に出させてね♡)
白式は泣いていい。
その後保健室へ連れ込まれたラウラ。
目覚めた彼女の傍に千冬がいた。
「教か…織斑先生…。」
「その様子だとアイツにやられたようだな。」
「私…私は、ずっと…アナタになりたかった…。
しかし織斑一夏と戦って、気づけました。
私はラウラ・ボーデヴィッヒです。」
「フッ そうか。精進しろよ。」
(やはり一夏は一夏なのだな…。)
一夏の根底にあるものは変わらないままだとほんの少しだけ安心する織斑千冬。
間違いではないのだが…。ないのだが…。
ある日のこと。ラウラは席に座る一夏の目の前に来たかと思うと、唐突に唇を重ねた。
「お前は私の嫁にする。決定事項だ。異論は認めん!」
そう宣言した彼女をとんでもない目で見つめる生徒達。
とうとう洗脳しやがったという噂が広まった。
一夏はラウラを引き寄せ、さらに深いキスをした。
「んっ!?んっんんんんん!!!!んっ♡んんんん♡!!」
これでもかという程口内を弄ばれたラウラ。
この後原作同様彼の部屋に全裸で忍びこんだりするのだが、手厚いマッサージとキスを受けて返り討ちに合う。
彼女が一夏を超える日は来るのだろうか。
一夏の元へ、鬼神千冬の出席簿白夜が放たれた。
おまけ
「このロリロリ軍人が!何が嫁だ!」
「うっ♡オ゛ッ゛ッ゛♡♡ア゛ッ゛ッ゛ッ゛♡♡♡」
「責任取れ!○クメしろ!」
「マ゛ッ゛デ゛ッ♡♡♡い゛ち゛か゛あっ♡♡♡」
「うるせえっ今更止められねぇよ!
ア○メスイッチONだ!」
この話のために書き始めました♡♡
よく言えたね私♡クソ性癖がよ!