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今月1日に市制施行80周年を迎えた「吹田市」。かつては大阪万博が開催され、ギャグ漫画の金字塔「どおくまんプロ」作品では数多くの舞台になったわが故郷である。残念ながらJR吹田駅では快速電車がビュンビュンと音を立て通過していくが…。大阪のベッドタウンとして発展を遂げてきた市ではさまざまな記念行事を企画している。
プロジェクト会議では、1975年に吹田第三小学校の学童保育から発祥したご当地あそび「火水木」に注目。ルールは簡単、火・水・木の3チームに分かれ行われる鬼ごっこである。それぞれ陣地を決めてゲームがスタートする。「火」は「木」、「水」は「火」、「木」は「水」と言った具合に自分たちより弱い者を追いかける。捕まると陣地に連行されるが、味方にタッチされると復活できる。制限時間または1チーム全員捕まるとゲームが終了。一番多く生き残ったチームが勝利する。この遊び方は一例で地域によっては異なる場合もある。
もとは「水雷、本艦、駆逐艦」と呼ばれる昔遊びがベースとなっており、「神髄は異年齢が対等に参加できること。子どもから大人まで何人でも一緒に遊ぶことができる」と、誕生に関わった中矢道一さんは語る。43年、中矢さんは日本が植民地にしていた朝鮮の疎開先(海軍宿舎)にて軍人の子ども同士でこの遊びをした。戦後、吹田の操車場で働き子育ての傍ら学童づくりの運動に携わった。1泊2日で行った学童保育の合宿の場で、この遊びを提案したところ軍国を想起するのは問題があると意見が出て話し合いの末、「火水木」と改称した。
以後、子どもたちはとりこになり夕暮れまで夢中になった。80年代には市内全域に広がっていった。現在、この吹田生まれのコミュニケーションツールを広く普及させようと「火水木世界大会」開催を検討している。既に今月から実行委員の募集も始まった。郷土の遊びを介して新しい歴史のページが刻まれようとしている。
(コラムニスト)
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