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ブラボーにぎやか

2017年1月発行 第133号
Bravo Nigiyaka Web

にぎやか20周年記念イベント決定!

【ごあいさつ】

 赤ちゃんからお年寄りまで、障がいの有無に関わらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスを受けられる場所、それが「富山型デイサービス」です。

おかみ

 富山型を運営するとは、共生の場をつくることでした。性別も違う、年齢も違う、育った環境も学歴も違う、価値観も違う。障がいの種類も違う、そして立場も違う
 そんな、それぞれの個性と役割を認めつつ、ひとつ屋根の下で共に過ごすことは簡単なことではありません。

 にぎやかには3つの理念があります。
「ありのままを受け入れます」
「いいかげんですみません」
「死ぬまで面倒みます」

 「お互いの違いを認め、決して人を排除しない!」それを遂行するためのマニュアルはなく、この理念のもと自分自身が変わること、それしか方法はありませんでした。
 「共生」の場から生まれる感動を知った私たちは、目に見えない、形のない大切な何かを守るために、日々悩み、迷いながら手探りで運営しています。
 したがって、皆様にお伝えする方法論はありませんが、人間だれしもが持っている「心」に何かあたたかいものが届けられたらと思っています。
 どうぞ、この機会に。20年の感謝を込めてお待ちしております。
 ありがとうございます。(NPO法人にぎやか理事長  阪井由佳子)

【にぎやか20周年記念イベントパンフレット(申込書付き)】

 にぎやか20周年記念イベントについて紹介したパンフレットがあります。見学ツアーとにぎをり体験会の申込書も付いています。ご希望の方は、にぎやかまで。
 PDFファイルはこちらでご覧になれます。

パンフレット

ここがおすすめ

【メインイベント! 記念セミナー 3月19日】

 富山の女性が起こした「米騒動」は、それまでの因習や束縛を打ち破り、男の前に出て心の声を発したことから始まります。
 富山型デイサービスも同じ。定められた制度の枠、社会の柵を超えて富山の女が動き出したことが始まり。全国に波及し、今は世界へとその理念が広がっています。
 この二つの共通点に、これからの私たちの未来をより良くするためのヒントがあるように思います。
 豊かさとは何か?子どもたちに託せる未来は本当に安全なのか?私たちは人間らしく生きて死んでゆけるのか?
 今回の20周年セミナーでは、人生そのものの「生老病死」に目をそむけず、自分たちの問題として考える機会になると確信しています。

 「惣万佳代子」「上野千鶴子」「金沢敏子」
 この富山の三大美女(?)


 この御三方を同じ壇上で見られるだけでもすごい!!歴史に名を残すような人たちです。ぜひ、その目で実物を見てください。

三大美女

【見学ツアー! 3月18日】

見学ガイド 今回は、にぎやか&かっぱ庵だけでなく、富山型デイサービスの元祖「このゆびとーまれ」が見学コースに入っています。このチャンスは見逃せない。
 さらに「チームむら」恒例の見学ガイドの内容もグレードアップし、にぎやかのマル秘情報満載でご案内する予定です。
 介護や福祉の仕事に従事している人なら、初心に戻り、「本当にやりたかった仕事はこれだ!!」と思ってもらえるような内容にしたいと思っています。仕事や人間関係に疲れている人、ぜひおすすめです。

【にぎをり~! 3月20日】

にぎをり 大正2年に大阪で生まれた「城みさを」が創始者。日本中に数々な織物がありますが、「さをり織り」は織り方ではなく、それぞれの人にある「感力」を引き出すことに重点を置いており、その理念が共感を呼び世界中に広まった織物です。
 道具を渡され「どうぞ好きなように!」と言われても、ついつい「間違ったらどうしよう」ってなかなか自由な発想で取り組めないのではないでしょうか?私達は知らぬ間にマニュアル人間になってしまっているようです。さをり織りと向き合うと、そんな自分に気がつきます。
 もっと自由に、もっと自分らしく。そんなさをり織りを、「にぎやか」という場所でできることに大きな意味があると思います。
 ぜひ、この機会に自分の目で、耳で、肌で、感じてください。感力を目覚めさせましょう。

【にぎやか20周年祝賀会(パーティー)】

3月19日(日)18時30分~21時、自遊館で開催します。この祝賀会は招待された方のみ参加できます。
 どーーーーーしても参加したいという希望がありましたら遠慮なくご相談ください。
 なお、招待状は1月中に郵送する予定です。案内が届いた方は、どうぞ万障繰り合わせのうえご参加いただきますようお待ちしております。一緒に20周年の祝杯をあげましょう!何卒よろしくお願いします。

田辺さん


かっぱ庵でもちつき復活!

もちつき 12月10日。師走の風物詩、かっぱ庵のもちつきが数年振りに復活しました。つきたてのお餅は、あんこにきな粉、ごまや大根おろしでおいしくいただきました。
 食後は阪井理事長のウクレレで、昭和の名曲の数々をみんなで大合唱。


洗濯機いただきました〜♪

贈呈式 12月20日に行なわれた富山県「北日本放送」社会福祉事業基金の物品目録贈呈式。ムラちゃん、よりちゃんと県庁に行ってきました。北日本放送が昭和37年に県へ寄付した株式を基に創設された基金です。横山社長ありがとう!
(写真:左から一人おいてムラちゃん、横山社長、阪井、前列によりちゃん)


編集後記

 11月があっという間に過ぎ、12月になると、20周年イベントがある3月19日が目前に迫っていた!それからの毎日は、頭からそのことが離れることがなく、アイディアばかりが浮かんだり消えたり。気持ちばかりが焦り苦しい日々を過ごしています。
 そんななか、やっと仕上がった20周年イベントの案内。折り込みチラシのように「ブラボー」の中に潜ませてみました。ご覧いただけたでしょうか?歴史に残る偉大な女性たちと壮大なテーマによるスペクタクル巨編になっております。是非とも沢山の方のご参加を心よりお待ちしています。
 そして、お気づきだと思いますが、今月号は初の全面カラー。そのため、印刷の都合で手書きはできませんでした。なお、ご安心ください。根強い手書きファンがいるため、次号はこれまで同様、素朴な二色刷りに戻る事となりますので、何卒よろしくお願いします。
 遅ればせながら「新年明けましておめでとうございます」。本年も何卒よろしくお願いします。