2021年3月9日(火)

「3.11午後2時46分に爆破」　茨城県内10自治体に予告メール　日立、守谷市は臨時閉庁

守谷市役所=同市大柏

守谷市は9日、市役所と市内の複数の駅に時限爆弾を仕掛け、東日本大震災の発生した日時と同じ3月11日午後2時46分に爆破するという内容のメールが送られてきたと発表した。市は取手署に被害届を提出。11日午後1時半から同4時まで市役所を臨時閉庁する。同様の通知は県内の取手、龍ケ崎、小美玉、日立、鹿嶋などの各市にも届き、捜査関係者によると10自治体に及んだ。

守谷市総務課によると、予告メールは9日午前1時40分、市ホームページの問い合わせフォームを使い同課宛てに届いた。時限爆弾を仕掛け、不発に終わったらゲリラ攻撃を行う、という内容。11日は同署立ち会いの下、不審物を調べる。

■日立市長「許し難い」

日立市は11日午後1時半から同3時半まで、市役所本庁舎を臨時閉庁する。小川春樹市長は「震災から10年の節目を迎え、犠牲になられた方々の鎮魂を祈る特別な意味合いを持つ時刻に(爆破を)予告し、市民の安全と安心を脅かすのは、許し難い行為だ」とコメントを出した。