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前回の内容はあまりに俺得だったので少しは役に立ちそうな内容を。
今回はMMDのスカートの物理演算設定でいつもお世話になっている「曲面自動設定プラグイン」のパラメータ(ミニスカート用)の紹介です。以下で解説するパラメータの数値はベストでもベターでもありません。設定時の参考にでもなれば嬉しいなと思っています。
曲面自動設定プラグインについてはくろらさんの動画をご覧ください。
ご紹介するのは、私が物理演算を担当したリボン犬さんが配布している高良みゆき(陵桜学園冬服・夏服)のスカート設定のときに使ったパラメータです。ちょっと古いデータですが、このモデル以降の曲面自動設定にはこのパラメータを流用しています。
高良みゆきモデルはこちらからDLできます。
http://www.gz-loader.com/download/

■曲面自動設定プラグインのパラメータ(ミニスカート用)
(1)Jointの表示サイズを小さくする
Jointの表示が大きいと見づらくて作業しにくいので「表示設定」ウィンドウでサイズを小さくします。

(2)基本設定
・円周方向の分割数は、上下左右とその間で8分割以上がいいと思います。このモデルでは8分割の倍の16分割にしました。(ちょっと多すぎ?)
・高さ方向の分割数は6(これも多すぎw ミニスカートなら3でもいけそう)。剛体数はこの数値から1つ少なくなります。

(3)詳細設定はデフォルト
「基本・詳細設定適用」ボタンを押して適用し、「制御点編集開始」ボタンを押して制御点の編集をします。

(4)制御点の編集
剛体は制御点の外側に設置されるようです。
このモデルでは制御点の間隔をスカートの上部ほど狭くしました。スカート上部の剛体ほど高さが小さくなっています。(剛体タブのサイズでも高さの増加分を指定できますが、ボーンの長さの指定はできないのでここで調整しました)
図はすでにパラメータ設定適用をすませた状態です。

(5)ボーンはデフォルト
ボーン表示枠にはあらかじめ表示枠タブで作っておいたスカートを指定しました。

(6)剛体
・サイズの幅(増加分)を0.5にしました。剛体の幅を広げてオーバーラップさせ太腿の貫通を防いでいます。
・サイズの奥行きは0.10、線形補間にチェックを入れ一番下が0.20になるようにし、厚みを増して貫通しにくくしています。
・質量は大きいほど動きにくくなるので、上にある剛体を大きく下にいくほど小さくしたほうがキレイに動くようです。このモデルはミニスカートなので一番上を2.000、一番下を0.5にしました。ロングスカートの場合は一番上をもっと大きな値にしたほうがよさそうです。
・移動減衰と回転減衰は一番上を0.9900、一番下を0.9000にしました。この数値は1に近いほど空気抵抗が増えたようにゆっくりと動くようになります。この値のままでは動きすぎると思うので両方とももっと大きな値(1に近い値)にしたほうがよさそうです。(一番上を0.9999、一番下を0.9900くらい?)

(7)縦Joint
・回転制限 X軸は外側に開く方向(プラス方向)だけに15を入力、Y軸Z軸は少しだけ動けばいいので-5から5を入力しました。
・ばね移動はY軸方向へ伸びないように1000を入力しています。もっと大きな値でもいいでしょう。

(8)横Joint
横Jointの設定は頭がいたいところです。キツ目にすると傘みたいなカチカチのスカートになってしまいますし、緩めにするとすぐに足が貫通してしまいます。
試行錯誤の結果図のような値になっていますが、あまり参考にならないと思います。
(ロングスカートの場合は違う値のほうがいいかもしれません)

(9)曲面自動設定プラグイン以外の注意点
・私のブロマガar956391で紹介しましたが、スカートの後部を「物理+ボーン位置合わせ」(黄色)にするとモデルが前に移動したときにスカートの後部がお尻にめり込みにくくなります。

・スカートの物理演算設定には「逆(裏)ジョイント」が有効です。
・スカートの物理演算設定はアラン・スミシーさんの動画が参考になります。
今回はMMDのスカートの物理演算設定でいつもお世話になっている「曲面自動設定プラグイン」のパラメータ(ミニスカート用)の紹介です。以下で解説するパラメータの数値はベストでもベターでもありません。設定時の参考にでもなれば嬉しいなと思っています。
曲面自動設定プラグインについてはくろらさんの動画をご覧ください。
ご紹介するのは、私が物理演算を担当したリボン犬さんが配布している高良みゆき(陵桜学園冬服・夏服)のスカート設定のときに使ったパラメータです。ちょっと古いデータですが、このモデル以降の曲面自動設定にはこのパラメータを流用しています。
高良みゆきモデルはこちらからDLできます。
http://www.gz-loader.com/download/
■曲面自動設定プラグインのパラメータ(ミニスカート用)
(1)Jointの表示サイズを小さくする
Jointの表示が大きいと見づらくて作業しにくいので「表示設定」ウィンドウでサイズを小さくします。
(2)基本設定
・円周方向の分割数は、上下左右とその間で8分割以上がいいと思います。このモデルでは8分割の倍の16分割にしました。(ちょっと多すぎ?)
・高さ方向の分割数は6(これも多すぎw ミニスカートなら3でもいけそう)。剛体数はこの数値から1つ少なくなります。
(3)詳細設定はデフォルト
「基本・詳細設定適用」ボタンを押して適用し、「制御点編集開始」ボタンを押して制御点の編集をします。
(4)制御点の編集
剛体は制御点の外側に設置されるようです。
このモデルでは制御点の間隔をスカートの上部ほど狭くしました。スカート上部の剛体ほど高さが小さくなっています。(剛体タブのサイズでも高さの増加分を指定できますが、ボーンの長さの指定はできないのでここで調整しました)
図はすでにパラメータ設定適用をすませた状態です。
(5)ボーンはデフォルト
ボーン表示枠にはあらかじめ表示枠タブで作っておいたスカートを指定しました。
(6)剛体
・サイズの幅(増加分)を0.5にしました。剛体の幅を広げてオーバーラップさせ太腿の貫通を防いでいます。
・サイズの奥行きは0.10、線形補間にチェックを入れ一番下が0.20になるようにし、厚みを増して貫通しにくくしています。
・質量は大きいほど動きにくくなるので、上にある剛体を大きく下にいくほど小さくしたほうがキレイに動くようです。このモデルはミニスカートなので一番上を2.000、一番下を0.5にしました。ロングスカートの場合は一番上をもっと大きな値にしたほうがよさそうです。
・移動減衰と回転減衰は一番上を0.9900、一番下を0.9000にしました。この数値は1に近いほど空気抵抗が増えたようにゆっくりと動くようになります。この値のままでは動きすぎると思うので両方とももっと大きな値(1に近い値)にしたほうがよさそうです。(一番上を0.9999、一番下を0.9900くらい?)
(7)縦Joint
・回転制限 X軸は外側に開く方向(プラス方向)だけに15を入力、Y軸Z軸は少しだけ動けばいいので-5から5を入力しました。
・ばね移動はY軸方向へ伸びないように1000を入力しています。もっと大きな値でもいいでしょう。
(8)横Joint
横Jointの設定は頭がいたいところです。キツ目にすると傘みたいなカチカチのスカートになってしまいますし、緩めにするとすぐに足が貫通してしまいます。
試行錯誤の結果図のような値になっていますが、あまり参考にならないと思います。
(ロングスカートの場合は違う値のほうがいいかもしれません)
(9)曲面自動設定プラグイン以外の注意点
・私のブロマガar956391で紹介しましたが、スカートの後部を「物理+ボーン位置合わせ」(黄色)にするとモデルが前に移動したときにスカートの後部がお尻にめり込みにくくなります。
・スカートの物理演算設定には「逆(裏)ジョイント」が有効です。
・スカートの物理演算設定はアラン・スミシーさんの動画が参考になります。
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