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週刊音MADランキング #240.5 9月分のランクインデータ
8月分← →10月分
! 10月分に載せる予定だった9月29日~10月5日投稿分のデータをこの記事に追記しました。
※集計、表示などについての細かい説明は記事の末尾に記しました。
〓 9月1日~9月7日投稿分 〓
1位 1,141,351pts 2位 575,335pts
3位 413,969pts 4位 375,193pts
5位 363,369pts 6位 238,924pts
7位 200,927pts 8位 156,109pts
9位 129,373pts 10位 119,451pts
11位 118,640pts 12位 31,171pts
13位 17,089pts 14位 14,731pts
15位 11,300pts 16位 9,219pts
17位 8,355pts 18位 8,345pts
19位 7,781pts 20位 6,761pts
〓 9月8日~9月14日投稿分 〓
1位 440,062pts 2位 392,063pts
3位 207,715pts 4位 160,159pts
5位 116,221 pts 6位 81,495pts
7位 63,211pts 8位 59,614pts
9位 51,919pts 10位 49,262pts
11位 43,934pts 12位 42,345pts
13位 36,287pts 14位 33,839pts
15位 32,410pts 16位 25,849pts
17位 15,910pts 18位 14,117pts
19位 10,652pts 20位 10,345pts
〓 9月15日~9月22日投稿分 〓
1位 236,552pts 2位 204,448pts
3位 162,420pts 4位 148,901pts
5位 124,582pts 6位 115,052pts
7位 95,484pts 8位 65,924pts
9位 40,715pts 10位 34,870pts
11位 34,728pts 12位 33,220pts
13位 30,866pts 14位 26,391pts
15位 22,024pts 16位 16,570pts
17位 16,361pts 18位 15,397pts
19位 14,002pts 20位 12,428pts
〓 9月22日~9月28日投稿分 〓
1位 150,217pts 2位 139,032pts
3位 136,726pts 4位 111,670pts
5位 107,226pts 6位 102,066pts
7位 91,793pts 8位 81,913pts
9位 76,961pts 10位 62,272pts
11位 60,092pts 12位 52,650pts
13位 48,374pts 14位 44,883pts
15位 37,670pts 16位 36,449pts
17位 27,941pts 18位 18,529pts
19位 16,919pts 20位 12,436pts
〓 9月29日~10月5日投稿分 〓
1位 810,601pts 2位 201,599pts
3位 112,632pts 4位 25,394pts
5位 23,735pts 6位 22,825pts
7位 21,849pts 8位 18,795pts
9位 16,316pts 10位 16,302pts
11位 11,271pts 12位 9,542pts
13位 8,952pts 14位 8,654pts
15位 8,363pts 16位 8,361pts
17位 7,361pts 18位 7,313pts
19位 5,908pts 20位 5,795pts
※ このブロマガは、主に私個人の集計と考えによって公開していますが、現編集部の了解は得ております。
※ 集計時のポイント(再生+コメント+20×マイリス)と順位を記載しています。
※ 各動画情報で表示されている集計値は現時点のものなので集計時とは異なります。
※ 集計は、対象週の投稿期間が終わって1週間以上(原則9日)経った時点で行っています。
(音ランの公式ランキング動画よりも、投稿から集計までの期間を長く取っています。)
※ 個人的に行った集計のため、現在の公式ランキング動画で使われている集計データに比べると、集計日時が前後にズレることが多く、やや正確さが落ちていると思います。ご容赦ください。
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週刊音MADランキング #240.5 8月分のランクインデータ
→9月分
※集計、表示などについての細かい説明は記事の末尾に記しました。
〓 7月28日~8月3日投稿分 〓
1位 359,197pts 2位 263,887pts
3位 41,818pts 4位 41,643pts
5位 35,873pts 6位 25,952pts
7位 13,709pts 8位 9,559pts
9位 7,909pts 10位 7,745pts
11位 7,117pts 12位 5,290pts
13位 4,820pts 14位 4,233pts
15位 3,972pts 16位 3,898pts
17位 3,828pts 18位 3,280pts
19位 3,179ts 20位 3,137pts
〓 8月4日~8月10日投稿分 〓
1位 728,910pts 2位 491,837pts
3位 180,396pts 4位 66,679pts
5位 57,688 pts 6位 40,922pts
7位 28,762pts 8位 21,235pts
9位 16,039pts 10位 15,375pts
11位 13,260pts 12位 13,080pts
13位 11,214pts 14位 9,870pts
15位 9,338pts 16位 8,144pts
17位 6,680pts 18位 6,372pts
19位 6,285pts 20位 5,976pts
〓 8月11日~8月17日投稿分 〓
1位 748,928pts 2位 632,043pts
3位 112,116pts 4位 38,857pts
5位 25,057pts 6位 22,320pts
7位 20,086pts 8位 13,990pts
9位 12,832pts 10位 11,833pts
11位 10,255pts 12位 9,082pts
13位 9,060pts 14位 6,786pts
15位 6,772pts 16位 5,678pts
17位 5,377pts 18位 5,358pts
19位 5,349pts 20位 5,081pts
〓 8月18日~8月24日投稿分 〓
1位 264,873pts 2位 83,474pts
3位 39,442pts 4位(※管理者削除) 36,811pts
一一四五一四肘鉄砲(sm24282420)
5位 36,038pts 6位 34,582pts
7位 14,569pts 8位 11,268pts
9位 9,492pts 10位 7,885pts
11位 6,632pts 12位 6,475pts
13位 5,802pts 14位 5,111pts
15位 4,660pts 16位 4,273pts
17位 4,010pts 18位 3,856pts
19位 3,807pts 20位 3,740pts
8月25日~8月31日投稿分
1位 400,148pts 2位 370,722pts
3位 366,995pts 4位 240,455pts
5位 107,628pts 6位 103,225pts
7位 71,372ts 8位 49,463pts
9位 38,804pts 10位 35,929pts
11位 35,010pts 12位 17,727pts
13位 16,649pts 14位 13,207pts
15位 12,688pts 16位 12,268pts
17位 12,083pts 18位 10,391pts
19位 8,045pts 20位 7,792pts
※ このブロマガは、主に私個人の集計と考えによって公開していますが、現編集部の了解は得ております。
※ 集計時のポイント(再生+コメント+20×マイリス)と順位を記載しています。
※ 各動画情報で表示されている集計値は現時点のものなので集計時とは異なります。
※ 集計は、対象週の投稿期間が終わって1週間以上(原則9日)経った時点で行っています。
(音ランの公式ランキング動画よりも、投稿から集計までの期間を長く取っています。)
※ 個人的に行った集計のため、現在の公式ランキング動画で使われている集計データに比べると、集計日時が前後にズレることが多く、やや正確さが落ちていると思います。ご容赦ください。
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『アオイホノオ』に見るMADテープの時代
大変多くのご閲覧、ご紹介、ご意見、どうもありがとうございました。矢野健太郎先生をはじめ、お寄せ頂いたご指摘を元に一部修正しています。(7/30追記)
音MADのルーツをMADテープに求めてから、一年あまりが経ちました。
今回は、全ての元凶たるMADテープを創り出した男達の正体に迫ってみました。
舞台は、時に、1980年。所は、大阪南河内、大阪芸術大学。
そう、来る7月18日よりドラマ放映される、島本和彦先生の名作『アオイホノオ』の舞台そのものです。
(※アオイホノオは、「あくまでもこの物語はフィクションである」という立場で描かれており、ブライガーと帝国の逆襲が同時期に描かれているなど、微妙に時系列やエピソードが現実からずらされています。)
・MADテープを生み出した男
『NEW MAD TAPE』の成立については、流通に関わった舞映(MY DREAM PRODUCT)のサイトを参照することができます。『MADテープ』という【名前としての起源は、1978年ごろ】
大作家芸大(笑)グループCAS(カス)の創設メンバーの中のネトホヘル矢野氏と元祖家元のMAD島川氏がアニソン・特ソンを歌ったり、ギターでメドレー弾きしていた時、どうも他の歌と混ざってしまうものが有り、実際にソレを音源でつないでみよう、という試みから始まったという。
それがいつのまにやらギャグ的なつなぎとなり、パロディの要素を帯びてきた。この創設時のグループCASが、『アオイホノオ』の同時代として描かれているのです。
グループCASは、1976年創設。主人公焔 燃(のモデルである島本和彦先生ご本人)が18歳で大作家芸大(アオイホノオの文字りと同じ表記が舞映の解説にも!)に入学になる1980年は最初のメンバーの時代です。
さて、アオイホノオ作中では、CAS創立者の矢野健太郎先生が焔 燃の強力なライバルとして立ちはだかるのですが・・・。
アオイホノオに登場する矢野健太郎先生(1巻p.124、p128)
じゃあ、MADテープの起源を作った「CAS創設メンバー、ネトホヘル矢野」って・・・!?
と言うわけで調べてみると、間違いなく矢野健太郎先生本人でした!!MAD-TAPE 別名「奇知害低符」 元祖である「MAD島川」と共にこれを創始した大幹部「ネトホヘル矢野」とは私のことだ
と、しっかりご本人のサイトに書かれていました!
MADテープの製作者の一人がプロ漫画家になっていて、若き日の島本和彦先生が嫉妬するほどの才能の持ち主だったとは・・・
恐るべし!!
(5巻p.17)
とはいうものの、この時の制作メンバーには、未だ正体が謎につつまれている「元祖MAD」たるMAD島川氏もいたことを、我々は忘れてはなりません。
MADの家元であるMAD島川先生のお言葉も、きちんと押さえておくべきでしょう。
・MADテープはいつ生まれたのか
じゃあ、今、広く知られているNEW MAD TAPEを作ったのが矢野健太郎先生か、ということになるのですが、ここで、MADテープの成立時期を考えないといけません。
・NEW MAD TAPEには、Part1から『宇宙刑事ギャバン』の音源が使われており、少なくとも現在の形になったのは1982年以降。(ニコニコ大百科より)
・矢野健太郎先生は1957年生まれ、1980年の時点で、「4回生にして1年生(!?)」。(Wikipediaによれば、「4年次に退学」)
・「名前としての起源は1978年頃」の記述とも合わない。
そこで、舞映のサイトの記述を細かく見ると、元々はO阪芸大に伝わるパロディカセットテープ(現在でいう音MAD)のタイトルで、舞映(MY DREAM PRODUCT)によって様々な交流の場所に持ち込まれたために広まっていった物である。
と、あるので、(シリーズタイトルに『TAPE』の単語が無いのは表記漏れか?)その頃、大阪のまったく別の場所でクレイジィ今井は(中略)
同じヤマト好きの友人たちとパロディセリフ遊びをするうちに、実際それを編集してみようと思い立った。そうして『MADヤ○ト』なるものを、やはり1975~76年頃に漫研や集会(今でいうオフ会)で楽しんでいた。(中略)
今井がO阪芸大に入ったことによりふたつのMADの運命が結びつく。(中略)
今井は音楽MADを先輩の作品から受け継ぎ、『NEW MAD SERIES』として発表していく。
・今有名な『NEW MAD TAPE』シリーズを編集し、シリーズにまとめたのは、クレイジィ今井氏(1982年頃?)。シリーズ中の『MAD○マト』のパートは氏の制作による(?)。
・矢野健太郎先生とMAD島川氏は、その原型の『きちがいテープ』または『奇知害低符』を製作。(1978年頃)これが、今井氏が「先輩から受け継いだ音楽MAD」。
・・・と解釈できますね。
もともとサークルに伝えられて来たものということなので、恐らく継ぎ足し継ぎ足しで随時更新されていたと予想できます。今、流通してるのは、まとめアルバム的な存在なのかもしれません。『NEW MAD TAPE』シリーズの中にも、矢野先生の作った部分がたくさんあるはずです。
→矢野健太郎先生ご本人が当時の制作秘話を語ってくださいました!!
……きちがいテープの音声をそのまま収録した部分のほかに、後から別の音源を使ってリメイクした部分もたくさんあったのですね。注ぎ込まれた労力を考えると圧倒されます。
MADテープ界隈と『アオイホノオ』世界に描かれる群像の動きをまとめるとこうなります。(※7/30 訂正しました)
(※1) 矢野先生ご本人のツィッターでのCAS創立年の発言より。CASとNEW MAD TAPE関連 アオイホノオの登場人物たち MADとその周辺の動き 1976 クレイジィ今井『MADヤマト』製作開始。
矢野健太郎、大芸大入学、CAS創立(※1)武田 康廣、近畿大学入学 1977 1978 ネトホヘル矢野とMAD島川、初代MADテープ(奇知害低符)を制作 岡田斗司夫、大阪電気通信大学入学 1979 バオバブシンガーズ『めざせモクスワ』 1980 島本和彦、庵野秀明、山賀博之、赤井孝美、大芸大入学 タモリANNで『NHKつぎはぎニュース』放送 1981 矢野健太郎、商業デビュー DAICON 3。DAICON FILM結成。 1982 『NEW MAD TAPE』完成(?)(※2) 島本和彦、商業デビュー
『愛國戰隊大日本』発表『テレビまんが20年のたくらみ』制作 最古のAMVが登場 1983 DAICON 4 1984 GAINAX設立
(※2) 宇宙刑事ギャバン放映年。
彼らが、日本のマンガ、アニメ業界が大きく変動し始める、まさにその同じ時と場所を共有していたことがよく分かります。
・パロディとオリジナルの狭間で
「パロディ」と「オリジナル」、そして「SFネタ」のテーマは、当時のアニメ、マンガ界で物を作ろうとする若者達には、避けて通れないものだったようです。(ただし、元ネタは記憶に焼き付けた上で、全て自分の画力で描くのです。)『アオイホノオ』にも、主人公をはじめ、マンガアニメの新時代を切り開こうとする若者達が、パロディとオリジナルの狭間で、新しいものを生み出そうと模索する様がありありと描かれています。
(10巻p.160)
(7巻p.166)
(7巻p.80-81)(7巻p.107)
・・・なんと、心にびんびん響いてくる言葉達でしょうか!
『アオイホノオ』のもう一つの主人公とも言えるのが、若き日の庵野秀明監督をはじめとしたDAICON FILM(後のGAINAX)のメンバーたちと、彼らの動画作品群です。日本のアニメ史を語る上で欠かせない本当の伝説と言える作品です。
それは、アマチュア特撮や自主制作アニメーションを代表する映像で、今のMAD界隈と比べることなど土台から考えられない、完全な手作りのそれも最高水準の物なのですが、商業作品の「キャラクター(もちろん完全手描きですが)」や「音声」を上手く抜き出して自分達の作品の中に生かしているのがポイントです。その新しい手法で、最先端の映像表現を模索する学生達に衝撃を与えた様子が、まさに『アオイホノオ』には鮮明に描き出されています。
まず、最初に登場するのが、『庵野ウルトラ』です。
(1巻p.115-117)
現在、ニコニコでは、後にSF大会で公開された、ミニチュアやCGを駆使した圧倒的な迫力の映像の完成版を見ることが出来ますが、その最初の姿(アオイホノオドラマ版でも再現映像が放映されました!)は、顔出し、ジャージにジーンズのチープな衣装での撮影を、TV放送の録音をそのまま使うことで重々しい迫力を持った動画に仕上げてみせたものだった、というのだから驚きです。後に、その凄さから円谷の公認を得たこの動画ですが、当時は完全なアマチュア作品。自分を素材にして自ら主演を張り、かつ商業作品の音声を堂々と使う、当時のアマチュアでできることの限界ギリギリのラインで達成してのけたと言えるでしょう。
今でこそ、異なる映像に異なる作品の効果音を載せる『効果音MAD』は当たり前ですが、最初にその発想の源を見出したのは庵野監督だったのかもしれません!
そして、パロディ、二次創作の決定版とも言うべき存在が、DAICONⅢ、Ⅳ(※Ⅳは『アオイホノオ』未登場)のオープニングアニメーションです。この制作時から30年以上が過ぎていますが、後にも先にも、規模、技術、センスの全てにおいて、これを超える非公式作品はありえないと言っていいでしょう。
そのものすごさは、改めてここでどうこう言っても無意味です。未見の方は、ぜひ、実際の動画で確めてみて頂きたいと思います。当時の業界全体に与えた衝撃の大きさも、『アオイホノオ』で何話にもわたって描きこまれていますので、興味の湧いた方はコミックスで確認されることをオススメします。
当時のSF界、アニメ、映画のキャラクターが一同に会しているというそれだけでも、前代未聞のレベルの動画だった訳ですが、それにしても、なんという一体感と躍動感にあふれたアニメーションでしょうか。
こうしてみると、今、ニコニコでMADやオールスターで盛り上がっているのは、『誰かが使ってしまった』もう使えないはずのパロディーネタを真似に真似を積み重ねて出来上がってしまったものなのかなあとも思えるのです。今の二次創作では、気軽に、むしろ積極的に真似をすることで流行が成り立っているような面がありますが、DAICON FILMの時代の偉大なクリエイター達が、パロディーから新しいオリジナルの表現を生み出そうとしたその熱意と努力は、二次創作に関わる全ての人が知っておくべきものだと私は思います。
過去の作品に緻密な分析を重ね、それまでに無いオリジナリティーを産もうとする創意が『アオイホノオ』には盛りだくさんに描きこまれています。今回のドラマ化を機に、『アオイホノオ』を通じて、当時のクリエイターの心が、少しでも今の二次創作界に伝わることを願っています。
※このブロマガで使用したカットは、『アオイホノオ』(少年サンデーコミックススペシャル 1~12巻)の一部を引用させていただきました。
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