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創造するリエンジニアリング
業務改革手法の「BPR」(Business Process Reengineering)という言葉は、企業で働いている人ならほとんどが、また行政機関などでもかなりの人が耳にしたことがあるだろう。現在でもそれは企業や組織が自己革新を行うときのキーワードの筆頭格であり続けている。「リエンジニアリング革命」(原題: Reengineering the Corporation/A Manifesto for Business Revolution)は、そのコンセプトの源泉となった原典の著作である。
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「あってはならない」というアニミズム
このところ何かの事故や事件が起きた際に、それへの評価として「あってはならない」という表現が用いられる機会がますます増え、ほとんど決まり文句のようになっている。評論家も言えば一般の人も普通に言うし、何より責任を問われた事の当事者自身が真っ先に言う。だが、あらためて考えるとこれは相当におかしな言い方である。
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GMを救う者
GMの破綻処理の過程で目を引いたのは、さあ困った、どうしようといって表に出てきた人たちの面子である。まず政府は自国の伝統ある巨大メーカーが倒産しそうだから当然とても困っている。また労働組合と引退した元従業員たちも弱っていて、たくさんインタビューを受けていた。現役従業員はもちろん雇用の場がなくなってしまうし、元職はアメリカの場合、年金や医療などの社会保障を会社に大きく依存しているのだそうだ。それから、部品メーカーや系列ディーラーも涙目で、議会に呼ばれて窮状をさかんに訴えるなどしていた。彼らも仕事を依存しているので発注がなくなったり、契約を切られてしまうことになる。しかしながら奇妙なのは、これらの中に本来真っ先に影響を被るはずの肝心な利害関係者の姿をあまり見ないことである。誰かというとそれは「顧客」である。世界最大のメーカーは世界最大の顧客を抱えているはずである。それもアメリカ国内だけでなく、世界中に。なのに彼らは舞台袖に控えて推移を遠巻きに見守っているだけである。誰も声をあげないし、誰も彼らに話を聞きにいかない。
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スマートなルール定着
学校給食費の未納、なかでも支払い可能な収入があるのに故意に踏み倒す家庭が問題になっているが、これへの対策として「前払い方式」に切り換える市町村が増えている(2008/12/29 毎日)。自校の設備で直営で調理する方式から業者の弁当に委託する方式に切り換え、クーポン購入で普通食かアレルギー対応食かの二つから選んで事前予約できるようにしたのだという。苦肉の策だが、これは未納対策としてはうまいやり方である。
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