東電とライブドア~株主訴訟と金商法

原発事故の事後処理において、東京電力とその株主の間で争われる法律上の起点は、すでに取り上げた会社法(注意義務違反)、と原賠法(免責申請)の他にも考えられる。そのひとつは「金商法(金融商品取引法)」である。原発事故という技術的な災害と金融商品に関する取り決めというと、一見なんの関係もなさそうだが、実際にはそれどころではない深い関わりがある。前二つは既に株主から実際の訴訟が提起されているが、この金商法という切り口から見えてくるものは何だろうか。

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2013/02/24 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東電の代表訴訟と「想定外」

あまり注目もされず、報道も抑制気味の観がある東京電力の株主代表訴訟だが、漏れ伝わってくるところでは、ここでも指摘してきたような多くの矛盾が集中的に現れた、興味深い展開になっているようだ。それらを浮かび上がらせただけでも、この訴訟には大きな意義があり、本来であれば、非力な個人株主に無理をさせず、原発事故で大損害を受けた主要株主こそが、堂々とこの訴訟を率先して行うべきだったろう

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2013/01/27 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本ハムファイターズの新コーチ人事

野球ネタが続いて恐縮だが、日本ハム・ファイターズの経営改革におけるコーチの役割の重要性とその必然性について書いたところ、球団が敢行した異例のコーチ人事がちょうど大きな話題を呼んでいた。新しいヘッドコーチになんと高校野球の監督を引き抜いてきてあてるのだという。先に指摘した内容のとおりの人事になっている。

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2012/12/01 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本ハム・ファイターズの経営改革とマネーボール理論

先にマイケル・ルイスの「マネーボール」について何本か記事を書いたが、奇しくも今年のペナントレースは、日米とも「マネーボール球団」のオークランド・アスレチックス日本ハムファイターズがそろってリーグ戦で優勝という結果になった。アスレチックスは数年ぶりの優勝で、日本ハムは、主力選手が抜けたうえに、コーチ経験すらない新任監督の就任一年目で誰も予想しなかったまさかの優勝という快挙である。

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2012/11/18 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グローバル化と冗長性~インテルの事例

PC Watch という情報サイトで、半導体メーカーのインテルのサプライチェーン担当責任者が行った講演記録が以前紹介されていた。グローバル製造メーカーであり、部品調達や生産工程においても日本にも深く関りを持っているインテルが、東日本大震災にどう対処し、サプライチェーンへの打撃を克服していったか、というのが論題である。先に「効率性と冗長性」という論考で、効率性と冗長性が互いを阻害するというのは、底の浅いただの俗論であり、真実は効率性を追究することが逆に冗長性を高める、という趣旨の内容を書いたが、まさにそれを地で行く徹底ぶりで、この分野に関心を持つ人には、学べる点が多くある内容になっている。

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2012/10/28 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

指導者責任と全体責任

みんなで責任を取れば指導者の責任は不要か。指導者の責任を問えば、みんなの責任は不要か。

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2012/06/17 | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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