“コロナと別のウイルス”子どもの感染リスク高まる[2021/03/16 12:57]
新型コロナウイルスが流行する裏で、「ライノウイルス」という別のウイルスの感染リスクが、子どもの間で高まっていると、東京大学医科学研究所が発表しました。
ライノウイルスは、鼻やのどの粘膜に炎症を起こす一般的な「風邪」の原因ウイルスですが、肺炎などの合併症を引き起こし、重症化する恐れもあります。
東京大学医科学研究所などの研究グループによりますと、去年1月から9月の間、10歳未満の子どもについては、新型コロナウイルスの感染がほとんど見られなかった一方で、ライノウイルスが例年の2倍以上の検出率となったといいます。
一体、どうしてなのでしょうか。
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授は「ライノウイルスとインフルエンザウイルスについては、ウイルス同士の干渉作用により、互いの流行が抑えられることが知られています」としています。
また、子どもは、ライノウイルスに感染した経験が少なく免疫が不十分なため、感染が拡がったとみられます。
ライノウイルスは、新型コロナやインフルエンザウイルスとは違い、アルコール消毒が効きにくいという特徴があります。ただ、せっけんなどを使った手洗いは有効です。
主に春と秋に流行するということで、この先、注意が必要です。