• #語彙大富豪 詠唱のコツとか

    2017-12-04 20:31
    皆さん、語彙に冨んでますか?

    ヴェールのリリアナは語彙大富豪にて雑魚、きりたにです。語彙大富豪の本家鯖(本家鯖?)で6連続で1位上がりもしくは1位と同順上がりの実績を残したり、和歌ドラフトで変身ベルト持ってウキウキでステップしてる大五郎の句を詠みあげたりしていました。
    せっかく多くの回数上がっているので、語彙大富豪を(楽しみながら、なおかつできるだけ手札を使い切る方向で)楽しむために、俗に言う”詠唱”のコツと、デッキ構築のコツを書いていこうと思います。

    なお、大前提として、多くの卓において語彙大富豪は勝利を求める(=手札を使い切ることを主目的とする)ゲームではありません。いや勝利を求めることになっている小説世界もありますが、あくまで意味不明の語彙の殴り合いや仮面ライダーとウルトラマンの殴り合いなんかを見てゲラゲラ笑うのが目的となることの多いゲームです。

    当然ですが、卓によって空気を読みましょう。「これどうなるの?」の類は全て卓によります。以下に示すのは全て一般論(だと筆者が思っているもの)です。
    プレイスタイルを押し付けるつもりは一切ありません。こういうプレイスタイルもあるのだなあと思って頂ければ幸いです。

    1.デッキ構築

    語彙を5つ選び出す段階でゲームは始まっています。概ね「核」に代表される物理火力っぽいもの、「仮面ライダーBLACK RX」「チャック・ノリス」などのネットミーム系、「バランス調整」などの広範囲に刺さるわかりやすい名詞節で組むとパスを減らすことが出来ます。

    ここで注意したいのは、MtGを知らない人間が多い卓ではヴェールのリリアナは雑魚だと言うことです。ネタ抜きで。
    これをさして語彙大富豪の多くのまとめでは「知名度補正」などと呼ばれています。
    僕も初回はそうだったので人の事を言えませんが、◯◯統一系デッキはネタが卓に刺さらないと手札を全く使うことが出来ず、詠唱も説明ばかりになってしまい、ネタが滑って二重の意味で非常にしんどいです。
    知名度補正がちゃんと乗りやすいものを選ぶと説明を減らすことができます。これは詠唱への理解を得るための時間が減るために、詠唱をする上で非常に有利なポイントです。

    身内卓ではないなどの理由で参加者の雰囲気が読みにくい環境では、手札を使うためによい選択肢とは言いにくいです。意外と通らないネタは通りません。
    ヴェリアナはゴミという悲劇を繰り返してはならないのです。

    通りやすいものでも十分に面白いものや面白いやりとりは作り出せます。「マッハ5.3で走る豚」「バランス調整」されるって絵面マジで面白いでしょ?


    2.詠唱

    ここではメジャーな強カード、「仮面ライダーBLACK RX」を例に、特定のカードで勝つためのいくつかの方法論を述べていこうと思います。
    仮面ライダーBLACK RXは本編中の描写から時間を用いた攻撃に対して強い耐性を持ち、更に宇宙空間や溶岩の中でも活動可能と、普通に真っ向から殴り合いで強さを決めていたら殆どの手札で勝つことが出来ない性能を持ちます。
    よって、違う方法論を用いて、武力以外での強さを競う必要に迫られます。

    なお、以下の詠唱は通りやすいであろうもの、通ったのを見たことがあるものの例となります。卓によって必ず通るとは限りません。
    語彙大富豪を楽しむ上で重要なのは同意を得ることです。強引な主張は避けたほうがよいでしょう。


    2-1.「仮面ライダーディケイド」
    原作において弱点が明確に描写されている場合、あるいは負けた実績が存在する場合、それをぶつけることで勝ちを狙えます。卓に原作の理解者がいるならばより詠唱に説得力が増すでしょう。
    ”元ネタの弱点を突く”のは、やはりわかりやすく有効です。
    ディケイドはあまりにもピンポイントのメタですが、例えばディケイドを指すことのある「バーコード」などで、「これは実質ディケイドなので」と切り出せば通るかもしれません。

    2-2.「スポンサー」「BPO」
    "フレームの外側から殴る"の代表格です。あくまでBLACK RXの強さは作中に限られるため、創作から一歩出た、上位の存在には何も出来ません。
    「脚本」「映画」などでも同様の理由で勝ちにいくことが可能でしょう。手持ちの語彙でいかにしてフレームの外側から殴るかというのを意識したいところです。

    2-3.「黒塗りの高級車」
    ”自分の土俵に持ち込む”の例です。黒塗りの高級車コピペはそれだけで強い説得力を持ち(持つのか?)、コピペの圧から卓の流れで同意をもぎ取ることも可能でしょう。
    倒すのではなく、利用する方向性の勝利を目指していくプランになります。

    2-4.「プリキュア」「女子高生」
    ”本気を出せない相手を出す”の例です。ヒーローたるもの、女子供に手を出すことはないだろう、という主張が通るかどうかに全てがかかっています。
    修飾子のない「ババア」なども殴ってる絵面が想像できないなどの理由で勝ちにいけるかもしれません。

    2-5.「小学生」
    「最近の小学生はBLACK RXを知らない」などと主張し、"存在を無視する"例です。「天才科学者」VS「バカな女子高生」などを想像するほうがわかりやすいかもしれません。
    相手にしないという勝ち方の一例です。

    2-6.「白騎士」
    MtGネタで非常に恐縮ですが、「白騎士」はプロテクション黒(黒色の相手から一切ダメージを受けない、とかそういう感じの能力です)を持ちます。
    BLACK RXは間違いなく黒いので、プロテクションが成立するなどと主張する方法があります。
    "相手の要素のうち、こちらが勝てる一部分だけを抜き出す"例です。

    2-7.
    BLACK RXの場合特に思いつかなかったのですが、「A」VS「B」のマッチアップの際、”「A」があると「B」が盛り上がる”などの要素で勝ちに行くことが出来ることがあります。
    これを"アドにする"などと表現しているプレイヤーがいましたが、うまく理解しにくい概念かもしれません。
    例えば「更地」に対して「TOKIO」をぶつける例が近いと思います。



    いかがだったでしょうか。
    しつこいようですが、語彙大富豪は卓のローカルルールが全てであり、なおかつ多くの卓では勝つことが目的とされないゲームです。
    勝つことに固執するよりも、卓の雰囲気を楽しむことのほうがうまくいくことが多いように思えます。
    そんな中でデッキ構築がやりにくいけどシールドパックは嫌だと感じていたり、詠唱が難しく素直に強いカードを出せないな、と思うプレイヤーへの一助となれば幸いです。

    それではよい語彙大富豪を。
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  • #和歌ドラフト プレイレポート

    2017-11-29 01:48
    和歌ドラフト、語彙大富豪の製作者様のDiscordサーバーにて和歌ドラフトの卓にお邪魔しました。大変楽しかったので(あと製作者のお兄さん氏にお褒めの言葉を頂戴したので)感謝の意を込めてここにプレイレポートを書かせていただこうと思います。

    ルールはこちら!


    【パック作成】
    インストを兼ねた一度目を終え、二度目の今回は8人卓。パックは7枚ですから、自分の流したパックは自分の手元に帰ってきません。つまり自分のパックに対して責任を持つ必要がないため、悪鬼羅刹の闇環境になることが予想されます。
    直前の回で仮面ライダーパックを制作していたため、今回は奇を衒った構築を避け、スターターパックでいいかなーと思い適当に生成しました。

    語彙大富豪、初挑戦の和歌ドラフトの2連続テーマ統一で惨敗したために、今回はテーマを嫌って素直にスターターに頼ろうというゲン担ぎのようなものも見込んでいます。
    余談ですが語彙大富豪では知名度補正が乗りにくい卓だった場合ヴェールのリリアナはゴミです。生きている間にヴェリアナに対してゴミ呼ばわりする日が来るとは思っていませんでした。

    <スターター生成>

    【5音】

    踊り出す 許せねぇ……! 何故此処に!?

    【7音】

    祭囃子と ドンサウザンド 泣くまで殴る 雲の切れ間に


    ドンサウザンドは「許せねぇ」を見て何かから変えていた気もします。
    「ドンサウザンド」ってマジでどうやって使うのか教えてほしいですね。当然誰も使っていませんでした。


    【ドラフト】
    いつでもドキドキのパック開封です。
    一回目の『あばら骨 夜の街角 を彩る 「FUCK」の文字が 危険ドラッグ』という、所謂【情景想起コンボ】を搭載した新宿味溢れる素敵な和歌を見て、雰囲気で統一するデッキは強力であるという理解に至りました。
    初心者では、まして荒れやすい(らしい)8人卓において7枚のピックを見通すことは大変困難です。そこで、初手のパックから決め打ちピックを行うことにしました。

    以下が初手のパックです。○印がピックワードとなります。

    ・1パック目

    【五音句】
    デビルマン 古事記にも ○ダンシング

    【七音句】
    元気ハツラツ ファイト一発 そして輝く 佇むゴリラ


    ファッティのクリーチャーである「デビルマン」、組み合わせることで特殊勝利を達成できる七音句群、そして超パワーカード「佇むゴリラ」と、何を取っていいのか悩むレベルのパックです。
    しかし、前回の体験から「場が荒れる時はエンチャントとクリーチャーは拾いやすい」という体感がありました。
    そこで、何かクリーチャーに対して唱えることで面白い絵面を作り出す事が容易であるインスタントである「ダンシング」をピックしました。これで踊ると面白いクリーチャーをピックできれば良いシナジーを搭載したデッキが期待できます。


    ・2パック目


    【五音句】
    ○団地妻  出来心  ゆめのあと
    【七音句】
    ハッピーセット  心が躍る  赤の他人と

    やはり2手目でもコンボ向けながら高いパワーを持つ「団地妻」が残っています。他が無難気味であり、下家に美しい句を制作される可能性が気になりますが、「ダンシング」をピックした時点で美しさで競うのは分が悪いことは明白です。ここは初手ピックとシナジーの強い「団地妻」一択です。

    この時点で『団地妻 ○○○○○○○ ダンシング』の形が見えています。間に「ダンシング」をサーチ、あるいはサポートが可能なソーサリーが欲しいところです。
    この時点で残りのパックは全て七音句をかき集めればいいことになり、だいぶ気が楽になりました。

    ・3パック目

    【五音句】
    ギンガマン 白露に
    【七音句】
    最終奥義 ○あな若々し ただでは済まぬ

    「団地妻」とあまりにシナジーが強い「あな若々し」が拾えてしまいました。「デビルマン」「ギンガマン」を揃える創作系キャラデッキを警戒しましたが、一つのパックから複数のカードはピック出来ませんし、そもそもここまで自力のデッキに噛み合うカードを逃す意味がありません。
    この時点で、『団地妻 あな若々し ダンシング』の形が半ば確定しました。後は若々しい団地妻が踊る光景に噛み合う七音句を2つ取れば勝利が見えてきます。


    ・4パック目

    【五音】
    オランピア アラクニド
    【七音】
    ○蒼き雷霆("アームドブルー") 霊烏路 空(れいうじ うつほ)

    噛み合うカードが一枚もありません。悩みましたが、【ファンタジー】対策として「蒼き雷霆」をカット気味にピック。他は単体で使いづらく、流したカードと噛み合うわけでもないため、少しでもカードパワーが高そうなものを選んだという意図もあります。
    意味がわからなすぎるワードはかえって面白いものです。
    折り返しのパックの時点でカードパワーがガタ落ちしたことに内心焦りを覚えています。


    ・5パック目

    【五音】 ケルゲレン ○どどめいろ
    【七音】 最上義光

    ここに来て七音句がクリーチャーのみでした。「団地妻」と「最上義光」にはいくらなんでもシナジーが期待できません。
    「ダンシング」の代用として使用し、「蒼き雷霆」と合わせて色が違うじゃんwというアンチシナジーを逆に主張して芸術点を稼ぐ手法を見据え、「どどめいろ」を選択します。
    七音句足りていませんが残り2パックでなんとか拾いたいところ。


    ・6パック目
    【七音】 ラッキースケベ ○スケベしようや

    幸運なことに現在のピック上扱いやすい七音句が二枚です。どちらも欲しいところですが、和歌の最後に持ってくるに相応しいサポートカードの存在が薄いことが気になりました。
    僅差ですが、「団地妻 あな若々し ダンシング 蒼き雷霆 スケベしようや」と、「団地妻 あな若々し ダンシング 蒼き雷霆  ラッキースケベ」の形と、どちらが良いか検討した上で後者を取るべきだと判断しました。
    アームドブルーがマジで意味わかりませんが、4/5でシナジーが見込めている状態ならばリミテのデッキとしては十分以上に高い能力だと満足していました。

    ・7パック目
    【七音】 ○新刊出ます
    なんで残ってんの!!?? と叫び特殊勝利が決まったと大口を叩いてしまい、通話参加者に訝しまれました。
    これならこちらが〆にふさわしかったため、ラッキースケベのほうが妥当であったかもしれないと若干後悔しましたが、それにしても異常なデッキパワーを発揮しています。


    【構築】
    殆ど確定です。
    「団地妻 あな若々し ダンシング スケベしようや 新刊出ます」以外の形はありえないでしょう。
    「ダンシング」「団地妻」を中心に据えたコンボ寄りの決め打ちピックが綺麗にハマった形です。

    【公開】
    文句なしに綺麗だと高評価だったので満足しています。
    強いて言うなら7音ピックが怪しかったこと、また汚れ系デッキであることから清純系の情景デッキなどに弱かった可能性を考慮すべきではありました。

    余談ですが、「なぜ新刊出ますがラストで拾えてしまったんだ」という私の疑問に関しては「誰も新刊でなかったのでは?」という結論が出ていました。確かに、全体的にはこの手のピンクカラーのデッキを組むのは困難なカードプールであり、このような形で一箇所に集めることができたのは幸運だと言えるでしょう。


    【終わりに】
    付き合ってくれた皆様、大変ありがとうございました!

    よければ別プレイヤーの視点からのプレイレポートも合わせてお楽しみください。