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飲食店「あまり変わらないのでは」宣言解除まで2日[2021/03/19 23:30]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000210430.html

東京都が19日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は303人でした。直近7日間の平均では、前の週と比べ108%と微増、ほぼ横ばいの状態となっています。
小池知事は19日の定例会見で、緊急事態宣言の解除後について、こう呼び掛けました。
小池知事:「都の状況は芳しくない。依然として厳しい。人の流れが随分増えている。一方で宣言が“解除”という2文字で、また人の流れが増えていくのでないかと心配される。(4月以降の飲食店への時短営業の要請については)感染状況次第であることは事実だが、そういったことをにらみながら、どのような方向でいくのか。これは国との関係もあるので、よく調整を図りながら、都として首都圏として、どういう形でいくのか、できるだけ早めに決めていければと思うが、それは何よりも感染を抑えるという、これにひとえにかかってくる」

宣言の解除まで、あと2日となり、リバウンドへの懸念は大きくなるばかりです。国会でも議論となりました。
立憲民主党・蓮舫代表代行:「本当にいま解除して大丈夫なのか」
菅総理:「そこは大丈夫だと思っている。病床の使用率をご承知だと思うが50%を切らないといけない。前回は千葉が47〜48%だったが、今回は千葉県でも40%以下。こういうなかで、再度の拡大感染がないよう、やるべきことを5点、きのうは絞った。そういう総合的対策を、しっかりやって、何としてもリバウンドは防ぎたい」
また、菅総理は、変異ウイルスに対応するため、スクリーニング検査の割合を10%程度から40%程度に引き上げる方針を打ち出しました。

宣言解除で、街に活気は戻るのでしょうか。1都3県では、今月末まで時短営業の要請が続く飲食業界。約2カ月ぶりに、19日から営業再開した店があります。しかし、午後8時までの時短営業のため、19日の営業時間はわずか4時間。宣言の解除後も、午後9時までの時短要請には従うといいます。
『博多劇場』新橋3号店・笹原夕伽帆店長:「9時だとあんまり変わらないんじゃないかなと思う。いま、飲食店は我慢時だと思う」

すでに宣言が解除されている関西の3府県。大阪府と兵庫県は、大阪市や神戸市などの飲食店に出していた時短要請を、今月末まで延長することを決めました。一方、京都市は、21日で時短要請を解除しますが、会食は4人以下で2時間まで。歓送迎会や花見などの自粛を呼び掛けています。

そんななか、神戸市は、新たに58人からイギリス型の変異ウイルスが見つかり、1人が死亡したと発表しました。兵庫県で、変異ウイルスに感染しての死亡は初めてです。
神戸市・久元市長:「濃厚接触者以外の割合は前の週が5%台だったのが、今回は17%台。市中に広く変異株が広がっているとはいえないと思うが、確実にその割合が高くなっている」

宮城県でも、変異ウイルスが初めて確認されました。
村井知事:「もしかしたらワクチンが効かないかもしれないという情報もある。この変異型が広がる前に、一日でも早く患者を少なくするということが重要だと思う」

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