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やる夫制作秘話その2
さあ、作るぞ!決意は固まった。
だがいくつか問題がある。
まず、今までに本格的に紙芝居形式の動画を作ったことが無かった。
(東方3分アレンジレッスンシリーズは例外)
まずぶちあたったのが、やる夫たちの立ち絵だった。
紙芝居を作るにあたって、Windowsは一切使わず、
Macのみで全ての作業を完結させる!と当初から決めていた。
もちろん使うソフトはKeynote(Windowsで言うところのパワポだ)だ。
そこに多数のAAをキャプチャし、画像化し、シーンごとに切り貼りしていく。
いちいちキャプチャするのは、かなり面倒だ。
1話ごとに労力がかかっていたのでは、
飽きっぽい自分は絶対途中で挫折してしまう。
もうちょっと作業を効率化できないか?
そもそもAAっていうのは絵じゃなくて文字なんだから。
文字・・・?
そうか!AA倉庫からそのまま文字としてコピペして
Keynoteに貼付けてしまえばいい!!
やってみたら型くずれ無くコピペでき、上手くいった。
あらかじめ様々なやる夫、やらない夫の表情を
テキストファイルとしてKeynoteに保存しておき、
必要な時にサクッとそのファイルからコピペしてくれば立ち絵が完成だ。
文字だと1ページあたりの容量も少なくなり、作業が早い早い。
1話分の紙芝居作成にかかった時間は2時間程度。
いける!
コレなら続けられそうだ。
さて、制作手法はあらかた決まった。
後はシナリオだ。どんな話にしよう?
主人公はやる夫。
教える役はやらない夫。
狂言回しとしてやる美。
ここまでは決まっていた。
後は、やる夫がDTMをやる目標である。
初音ミクができて5周年ということもあり、分かりやすく
「有名ボカロPになる」
という目標がいいかな?とか思ったが、
いきなりその目標を設定するにはやる夫が最初から
「ある程度のクオリティのボカロ曲を作れる」
ことが前提になる。
だが待てよ・・・
ボカロを買って、挫折した人たちや、
微妙な作品しか作れず苦しんでいる人の方が多いのではないか。
最初からやる夫が作品を作れていたら、視聴者と最初から壁ができてしまう。
だから、「ほとんど曲が作れない」状態から、「ある程度の曲が作れる」状態
の間の成長過程を見せた方が面白いのではないか。
また、ボカロの聞き専の人も、DTMのことが一切分からない人でも
「よく分からんけど何となく分かる」内容にしようとも思った。
あとはテーマだ。
映画であれ小説であれ、どんなストーリーでも
何らかの作者のメッセージが込められている。
込めるメッセージはすでに決まっていた。
ここでその内容を書くのは野暮というものなので、
各視聴者がそれぞれに何かを感じとって貰えれば幸いである。
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やる夫制作秘話その1
2012年8月・・・
ようやく3年ぶりの更新となる「初心者の為の実践DTM講座」の
Part17をアップし、安堵感と達成感に浸っていた頃。
DTM講座動画へのリンク父親が東京に来ており、話す機会があった。
父「お前の新作DTM講座、見たぞ。」
私「ええ!?何で見てんのw どうだった?」
父「うん、あれはなあ、手込み過ぎ。情報量盛り過ぎ。」
私「!?」
父「俺も凝り性だし、同じ失敗をするからよくわかるんだが、
あれだと視聴者が圧倒されてしまうよ。もう少し回を分けて
小出しにするとか、難しい情報をもっと噛み砕いていかないと。」
うぅむ。確かに作っている当初はとにかく情報を盛り込みたかった。
私が持っているコード進行の知識、ノウハウを出来るだけ伝えたかった。
だが、今見返してみると、いろいろと重要な情報を
詰め込みすぎている感が確かにあるのだ。
(特にPart17はやり過ぎ感満載である)
講座は内容が濃ければいいというものでは無い。
濃すぎれば見る人が疲れてしまう。
大切なのは適切な時間に、適度な情報量を盛り込むことである。この教訓を、やる夫動画を作る上では常に心がけることとなった。
以前からストーリ物の動画を作ってみたかった。
それはひとえにぷよ@masに出会った影響が大きい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5909863
(ぷよぷよファンの人必見。アイマスを知らない人も問題無し。大いに楽しめるはず)作者が小説家志望だったこともあり、脚本やシナリオ構成、
キャラ作り、引き、など非常に上手い。一度見始めたら続きが気になって仕方ない。
自分もこのレベルまで行くのはもちろん無理だろうが、
何かDTMネタを使って、こんなストーリ物、バトル物を何とか作れないだろうか?
と思うようになっていた。
そもそも、やる夫がやらない夫とともにDTMをやる、という構想は
前からあった。やる夫で学ぶシリーズも以前から好きだったし、
それらの作品群を参考にした試作品もある。
(試作品は大変シュールな作風だった)
やる夫で、シナリオを作る・・・講座をちょくちょく盛り込みながら。
そんな思いは日に日に膨れ上がっていき、
試作品を久々に見返した時、
「やはりこれはぜひ形にするべきだ!」
という決意に変わった。
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ブロマガとやらをやってみる。
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