-
Logicを7年間使ってみた感想
Logicを使い始めて早くも7年になる。
最初にgaragebandから入り、
LogicExpress7 ,LogicStudio(8),そして現在のLogicStudio(9)
と使い続けてきた。
Logic一筋で、他のDAWにはほとんど触れたことが無いので、
比較は出来ないが、今まで触ってきたLogicの
素晴らしいと思う点、微妙だと思う点。
語っていこうと思う。
・付属音源、loopについて
まずLogicの魅力として語られるのが、豊富な付属音源だと思う。
他のDAWを使用している人からもうらやましがられる
ことがあるが、果たしてそこまで魅力的なのか!?
確かに、一通り何でもそろっているし、数も豊富。
しかし、音質から言うと、実はそのままでは微妙なものも多いような気がする。
音色を作り込める人なら問題ないのだが、
とりあえずプリセットだけ読み込んで使うだけ・・・の人にとっては
ちょっと注意が必要かもしれない。
説明がちょっと難しいが、いわゆる「即戦力」ではなく、「素体」なのだ。
だから、人によってlogicの付属音源の評価は2つに割れる。
「最新の音源に比べるとLogicの音色は癖あるよね」
「即戦力の音は少ないな・・・」
という人と、
「こんだけいい材料そろってんのに何言ってんだ!?」
「いや、それは音色いじってないだけだろ!」
といった具合に・・・
・付属loopについて
loopも、数は非常に豊富であるものの、
「これを貼付ければ即、曲になるよ!」というクオリティのものは
正直いって、少ない。
あくまでもジャンル研究用、インスパイア用だと思う。
ただ、これも活用次第では、大きな武器になるはず。
効果音が地味に充実しており、以外と重宝したりする。
・付属エフェクトについて
まあまあ良くもなく悪くもなく・・・といったエフェクトと、
これすげぇ!というずば抜けたエフェクトと、2通りある。
結構落差が激しい。
後者の代表格が「SpaceDesigner」
他のDAWでも搭載されているものが増えてきたが、
IRリバーブというもので、残響、響き方をサンプリングしたものであり、
ホール、スタジオなどの響きを再現できるもの。
プリセットが尋常じゃなく、これはLogicの宝と言える。
「Multipressor」もただ通すだけで音の抜けが良くなる
魔法のようなエフェクトである。
この2つかなぁ・・・後は可も無く不可もなく・・・といった
感じである。
・価格について
これはありえないくらいの安さ。文句の言いようが無い。
LogicPro7の時は普通に10万円だったし、
もっと前のバージョンになると、今普通に付属音源として使える
ES2,ES1なども別売りで、それ単体だけでウン万円もしたのだ。
コストパフォーマンスで言えば、まずこれに勝てるものは無いだろう。
・操作性
結局の所、慣れだ・・・と言いたい所だが
Logicには大きな特徴がある。
それはショートカットキーの豊富さだ。
Cubaseだと200~300位であるのに対し、
Logicは1000近く存在する。
もはやショートカットキーに割り当てられない操作を
見つける方が難しい。
自分でカスタマイズして、それに慣れてしまうと決して他のDAWは触れない。
Logicは「自分で操作性を開拓してゆく」という楽しみがあるのだ。
・MIDI打ち込み、編集
ピッチベンドや、モジュレーションなどの設定が面倒・・・
ちょっとここは改善して欲しい点である。
ノートの打ち込みは他と変わらないと思う。
・Audio編集
これも他のDAWに負けているような気がする。
最低限の機能はあるものの、部分的にPitch調整などは不可。
他のDAWでは積極的に取り入れているのに、
なぜLogicでは未だにこの機能が無いのか?
これは、「Logicの使用者はプロのアーティストである」ということを念頭において
開発されているかららしい。
つまり、歌を録音する時、音痴な人が録音してそれを修正するシーンは、
Appleは考えてない、ということになる。
なんということだ!
アマチュアを見捨てているとしか思えない!
Flex機能もなんだか中途半端だし・・・
あきらめてサードパーティ製の製品を併用した方が
幸せに慣れる気がする。
・エンバイロンメント
Logic特有の機能。
現在のバージョンでは「使いやすさ」を売りに
相当操作方法が変わったが、
昔はいちいちエンバイロンメントで音の流れをルーティングするのが常だったという。
応用すればいろいろ面白いことができるのだろうが、
現在でもエンバイロンメントを多様している人は正直少ない。
マニア向け機能として現在も残っている。
色々書いてきたが、自分はLogicをこよなく愛している!
Logic一筋!これからも使い続けようと思う。
-
ニコニコがつまらなくなった理由の根っこにあるもの
5年前、ちょうどニコニコ動画のサービスが始まったばかりの
人気だった動画を集めた動画があり、それをぼーっと懐かしい気持ちで見ていた。
あるアニメが話題になる➡大量にMADが作られる
といった流れは今も昔も共通だ。
(黎明期は陰陽師、遊戯王、らき☆すた等がランキングを占めていた)
あったあった、こんな作品。
当時、 リアルタイムで見ていて、非常に楽しませてもらった
記憶がよみがえってきた。
しかし、今、冷静になって動画だけ見返してみると、
非常にくだらない内容のものが多い。にも関わらず
「昔は良かった」「以前は面白かった」的なコメントが後をたたない。
じゃあ今の人気作品はどうだ!?ということで、
2012年にヒットした動画もおさらいしてみた。
5年間をいきなりすっ飛ばしてしまったが、大きな変化が見られた。
・動画のクオリティ(画質、音質、作り込み)が大幅に向上
・生身で登場する人が増えた(歌ってみた、踊ってみた、演奏してみたなど)
・ジャンルが細分化した
特筆すべきは、動画のクオリティの向上。
まず間違いなく上がっているのだ。
すごく、すごく奇麗に、プロっぽくなっているのだ。(MADとか特に・・・)
にも関わらず、コメの質は大幅に低下した。
「今のニコニコはつまらん」「アンチと信者がうざい」「おおおおおおお」
「ランキングがひどい」
などなど・・・
なぜだろう?
ここで、一つの仮説を立ててみた。
「動画はクオリティが低い方が、コメの質は上がる」
➡「未完成だからこそ、視聴者が応援したくなるという心理が働く」
動画のクオリティがあからさまにアマチュアが作ったもの、
もしくは未熟であることが明白に分かる場合、
視聴者は大変寛容な精神で、暖かい目で見てくれる。
動画と視聴者の距離が近い状態にあり、
「未熟な動画なら俺たちがカバーして、もっと面白くしてやろうぜ!」
ということで弾幕職人などが現れたり、
一生懸命に動画を盛り上げようとするコメが流れ、雰囲気は良くなる。
また、動画自体が未熟なため、コメントがあるとちょうど良い完成度になった。
これこそ、当初のニコニコ動画が目指したコンセプトであり、
理想の状態だった。
投稿者も、視聴者も幸せな状態である。
では、現在はどうか。
現在は非常に動画の質が高い場合、
視聴者が手助けできることはほとんど無いに等しい。
コメの助けなど、いらないほどの完成度なのだから。
(弾幕すら蛇足として感じてしまうこともしばしば・・・)
これは動画と視聴者の距離が離れてしまった状態である。
そうなると、面白いことが起きる。
視聴者ができることは
「この動画は好きか、嫌いか、どう思うか」
といった感想を述べることしか出来なくなる。
「動画をもっと面白くしよう」から
「動画を評価しよう」という姿勢に変わってしまうわけだ。
そうなると、どうなるか。
視聴者はもはや動画をもり立てよう!という雰囲気にはならず、
自分の考えを堂々と主張する、感じたことを脊髄反射的にコメする人が増えてくるようになるのだ。
そして自分以外の考えの人が目につきやすくもなる。
で、ちょっと攻撃的な人やおつむの足らん人は
さらに目立ちやすくなり・・・
この動画が好きだと声を大にして言う者➡信者
この動画が嫌いだと声を大にして言う者➡アンチ
もっとこうした方がいいと声を大にして言う者➡批判厨
コメの質を大幅に下げる「概念」の誕生だ。
(なぜ概念か、といったら「私は信者です」、
「俺はアンチだ!」と明確に自覚している人は意外と少なく、
あくまでも他者から見た場合にのみ、
その人が「信者」に映ったり、「アンチ」に映ったりすることの
方が多いからだ。)
で、視聴者同士が喧嘩して、コメが荒れる。
喧嘩している視聴者、コメをせずに傍観している視聴者、
そしてせっかく高いクオリティの動画を提供する投稿者にとっても
ニコニコできない状態になるのだ。
(もちろん、荒れない動画もある。こういうケースは視聴者が一致団結しており、
さらに動画をもり立てようという愛に溢れていることが多い)
なぜ、視聴者は自分の意見をコメでそこまで主張しないといけないのか!?
それは動画の質が高いせいで、視聴者はそれしか
やることが無くなってしまったからである。
最近の弾幕やコメは、自分たちが動画をもり立てることができなくなってしまった
視聴者の悲痛な叫びに見えてならない。
投稿者は「友達」感覚の方が、ニコニコとしてはよかったのかもしれない。
今は「神」が増えすぎたんじゃないかなぁ。
もちろん他の要因もあるから、一概にコレ!とは言えないが。
皆さんはどう思うだろうか。
-
「やる夫が本気でボカロPを目指すようです。」動画制作を終えて
やる夫動画、12話にて完結!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19318512
初の講座+ストーリ動画、ということでしたが、
いかがでしたか?
100%満足!という終わり方では無かったんですが、
とりあえず完結させることができ、今はほっとしています。
当初の予定では、5話〜6話くらいの長さで、
軽ーく終わらせるつもりだったのですが、
2話以降、ガチで講座をやってしまい、
あぁ〜こりゃ10話以上使わないとだめだな・・・と覚悟しました。
それに作っていてだんだん予定していたものと、
かなりテイストの違うものになってしまいました・・・。
当初はもっとシュールでコミカルな要素を全面に押し出そうとしていましたが、
5話後半でいきなりシリアス展開になったり、
その伏線を回収するために12話で唐突にやらない夫の過去が
挟み込まれたりと、今思い返すといろいろ無理のある
展開になってしまったなぁ、と思ってます。
ただ、そういった作り手自身ですら予測の付かないものが
結果的にいいものを生み出してくれたりもする訳で、
決して悪いことでは無いのです。
作っていくうちにだんだんキャラが「勝手に動く」んですね。
台詞も勝手にしゃべってくれますし、
やる夫もだんだん可愛く見えてきたし・・・。
自分も本当のことを言うと、もうちょっとやる夫の成長を
見ていたかったですし、もっともっと続きを書きたかったです。
やる夫がニコニコに上げてからの苦戦っぷりも
目に浮かぶようですし、たぶん動画にしても面白くなるでしょう。
しかし、私が出来るのは、基本作曲だけです。
イラスト制作、PVなどの動画制作、MMDや、
受けるための曲、歌詞作り、再生数を伸ばすためのノウハウ、工作の裏側、
ランキング、今後のボカロ界の動向など、
動画にしたら面白そうなネタはゴロゴロと転がっているものの、
私自身、残念ながらまだまだ知らないことの方が多いので、
どっかで見た、聞いたよ的な情報だけで動画にすることはできない。
そんな動画を作った所で面白くも何ともない。
なので、とりあえずニコニコにアップできた!というところで
完結させようと思った次第です。
結構唐突に終わってしまった感はありましたが、
講座動画としても、作曲~MIXまで一通り終わりましたし、
自分が一人のクリエーターとして皆さんに伝えたいメッセージを詰め込むこともできたので、
おおむね満足しています。
これからまた何か思いついて動画を上げることもあるとは思いますが、
その時はぜひ暖かく見守って頂けたら・・・と思います。
ありがとうございました。
広告
4 / 6