• 本日、山本一郎氏との裁判に勝訴しました

    2021-02-10 15:21

    本日、東京地裁において山本一郎氏から訴えられていた裁判の判決があり、無事、私が勝訴しました。


    山本一郎氏との裁判は、そもそも私が情報法制研究所に対して、山本一郎氏のような他人に誹謗中傷をし、常習的に嘘をつく人間を、ネットの世論誘導のために上席研究員にしていることについて抗議をおこなったことがきっかけです。


    この抗議に回答をしたくないために山本一郎氏が起こしたのが、本日、判決が下りた裁判であり、山本一郎氏との一連の訴訟はすべてここから始まりました。


    情報法制研究所は山本一郎氏の言動は個人的なことであるとして関わりを否定している一方、今回の裁判においても補助参加という形で山本一郎氏側に加わっています。


    私は山本一郎氏のような人物は好ましいとは思っていませんが、彼のような人間にも言論の自由はあり、存在を否定してはいけないとも思っています。


    しかしながら、情報法制研究所のような政府の政策にも関与する団体が、山本一郎氏のような人物を利用してネットの世論誘導をおこなうようなことは決して許されるべきではないと考えます。


    本日の裁判の勝訴を受けて、情報法制研究所には山本一郎氏をネット言論誘導における武力的存在として利用していることについて、あらためて抗議をしていく予定です。


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  • 山本一郎氏との訴訟についてのご報告。

    2020-11-25 19:08

    (追記:→コメント動画

    本日、山本一郎氏と抱えている3件の裁判のうち、私が山本一郎氏を名誉毀損で訴えている裁判の控訴審の判決があり、一審につづいて二審でも、私の損害賠償の請求は認められず、敗訴いたしました。

    ネットの言論空間において、山本一郎氏的な手法は議論ではなく、たんなる誹謗中傷であるということを明らかにしたいと裁判に訴えたわけですが、残念ながら、山本一郎氏の行為が誹謗中傷であったとしても、山本一郎氏の挑発にこちらものった以上は、お互いさまである、そういう判決がくだされたということでしょう。山本一郎氏の手法はネットでも大変に有効な議論のやりかたであるということを裁判所が認めたともいえるわけで非常に残念ですが、上告はおこないません。より重要な残り2件の裁判に集中したいと思います。

    山本一郎氏とおこなっているの3件の裁判はのうち、今回、敗訴した裁判は、2番目の裁判です。

    もっとも重要な最初の裁判は、山本一郎氏を利用している情報法制研究所へ対して、私が行なった批判をやめさせようと、山本一郎氏から提訴された裁判です。これについては、やっと審理が終わり、第一審の判決が来年の2月10日に下される予定です。

    最後の裁判は、これも山本一郎氏側から私を名誉毀損で訴えたものです。これについては、私は名誉毀損は行っていないという主張だけでなく、そもそも山本一郎氏には棄損される名誉など最初から存在していないという反論を、ネット上で山本一郎氏がどういう人物だと思われているか、具体的な証拠を提出いたしました。これにつきましては、事実を明らかにすべく、両者の証人喚問を要求しており、来年2月5日に行われる予定です。

    山本一郎氏は、およそ議論とはいえないような根拠のない誹謗中傷を自由に行う一方、自分が批判されていて、反論ができない場合には訴訟をちらつかせて脅す、あるいは実際に訴訟をすることを行なっています。一般人にとっては、たとえ山本一郎氏に理がなくても、訴訟されるという脅しは恐怖でしかないでしょう。

    私も山本一郎氏に都合の悪いことを発言して訴訟されたわけですが、これをむしろ絶好の機会として、山本一郎氏による訴訟など怖くないということを実例を持って、世の中に示したいと考えています。

    今回、残念ながら、こちらから山本一郎氏への訴訟は敗訴したわけですが、本来の目的である山本一郎氏からの訴訟については2件とも、まだ一審の判決すら出ていません。こちらの裁判について、山本一郎氏が行う裁判が、いかに無理矢理であり、恐るるに足りないかを世の中に示したいと考えています。

    山本一郎氏との裁判にご注目いただいている方は、これからが本番となりますので引き続きよろしくお願いいたします。


    以上


  • N高で伝えたい、もうひとつのこと。

    2020-06-28 22:261

     新型コロナウイルスの流行により、N高等学校はオンライン教育の先駆けとして、いろいろ注目をされることが増えました。


     しかしながら、N高が力をいれているのはオンライン教育だけではありません。


     今回は、あまり注目されることの少ないN高のリモートワークについても、とても良い試みだと(自画自賛!)思っていますので、ここで紹介をさせていただきたいと思います。


     N高はコロナ以前から……といっても、たった1年ちょっと前ですが、昨年の4月からリモートワーク雇用を開始しました。

     

     これはN高の既存の教職員を対象にしたわけではなく、シングルマザーのかたをリモートワークを前提に新規に雇用することにしました。


     N高はネットの学校なんだから、生徒だけでなく、先生もオンラインで完結できるはずです。


     ただ、リモートワークはリモートワーカーを管理する体制を整える必要があり、N高のように新しいチャレンジが多い組織においては、当初は限定された人数のみでしか実現できないだろう。


     リモートワークは、ある意味で時代で最先端の働き方であり、要求できるのは雇用側への交渉力の強いひとたち、つまりは労働条件がすでに一般のひとよりも有利なひとに偏りがちだと思っています。リモートワークというとある種の恵まれた労働者の特権になりかねないわけです。


     しかしながら、本来は社会にはリモートワークでしか働けない人、むしろリモートワーク雇用がはじまることで、やっと職を得られる可能性がでてきたひとというのが存在します。シングルマザーは、まさにそういった人たちで、優秀なひとであったとしても、子どもを育てながらできる職業は非常に限られています。


     そういったリモートワークでしか働けないひとたちに優先的に枠を割り当てたいというのが、出発点でした。


     具体的になにをやってもらったのかというと、担任の補助業務などの事務作業です。ご存じのように学校の担任の先生は、膨大な事務作業が要求されていて、生徒の面倒を見る時間がなかなかとれないばかりか、過重労働、サービス残業などに苦しんでいるという構造的な問題が教育業界にあります。そういう事務作業のやるひとを担任の先生以外に用意することで、現場の先生の負担を軽減するということも同時に解決することにしました。


     さて、実際にやってみてどうだったのか。2019年の4月開始ですから、およそ15ヶ月が経過したわけです。


     結果というと、最初は5人でスタートしたシングルマザーのリモートワーカーは、1年間で21名まで増加しました。現場の評判も上々で、リモートワーカーのみなさんがいなければN高の業務はもなや成り立たないという状況です。仕事のアウトプットの質量ともに、オフライン勤務のスタッフにも遜色ないどころかむしろ優れているという評価になりました。


     夏野さんは、シングルマザー雇用を成功例として世の中にインパクトを与えるためにも3桁の人数が必要だ。早く100人以上にしろと号令をかけています。将来的には数百名のシングルマザーの雇用も十分に実現できると思っています。


     数百名に達したとしても、日本のシングルマザー全体からすると、微々たるものですが、ぼくらの試みに追随する企業がたくさんあらわれれば、シングルマザーの困窮という社会問題をある程度は構造的に解決できるんじゃないか、と思います。


     重要なことは、この試みには経済合理性もきちんとあるということです。リモートワーク下では、ちゃんとした仕組みさえ整えれば、シングルマザーと一般の社員の間でのパフォーマンスの差はでません。


     アフターコロナでリモートワークが、ある程度は世の中に定着しそうな流れになっています。今後はリモートワークを前提で新規求人をする企業も増えるでしょう。そういった場合に、ぜひ、シングルマザーも通常の戦力として、分け隔てなく雇われるような世の中になればいいと思っています。


     ただし、シングルマザーなら、だれでも雇われることになく、リモートワークにおいてはパソコンとネットがある程度、使えないと、やはり成立しません。シングルマザーのような社会的弱者は社会のネットワークから孤立していて、福祉など必要な情報が届かないという問題もありますから、ITリテラシーとネット環境の支援は、社会としても真剣に検討してもよいのではないでしょうか?


     さて、リモートワークでは、企業側からすると、どうやって、ちゃんと給料分だけ働いてもらうのか、というのが大きな課題になります。とくにシングルマザーの場合には、子どもの送り迎えや通院など、途中で仕事を抜けることが前提となります。しかも、それが事前の申請がなくても、いつでもできるようにしたい。その場合においてもフルタイム勤務と変わらないようにどうやって扱うことができるかが、ひとつのチャレンジでした。


     シングルマザーのリモート雇用で得られたノウハウを担当者の土屋がnoteに公開していますので、よろしければご覧ください。


     ポイントをかいつまんで説明すると2点です。

    ・ 断続的な勤務において、モラルが低下しないように、全員を勤務中にslackに常時接続してもらい、勤務の開始、中断、再開、終了のすべてにおいて、挨拶をしてもらうことにした。他のスタッフはそれにいいねをつける。←これだけのことで仕事中であるという意識の切替が容易になる。

    ・ リモートワークスタッフ間の交流、情報共有の仕組みをつくる。


     上記のもと、フラットな組織にすることで管理職の手間が大幅に削減できます。現在21名のリモートスタッフがいますが、管理者は1人で十分に回ります。おそらく40人までは一人で可能とのことで、管理コストが大幅に削減できます。


     これは、かなり画期的な事例ではないかと思っています。

     これまでは実際に身柄を勤務時間の間は会社に拘束することで、ちゃんと働いてもらっているということにしていたわけです。

     リモートワークでも仕事の成果が目に見えるかたちで評価できる職種はともかくとして、勤務時間だけで管理していた多くの職種の場合は、どうやってリモートワークで従業員の管理をおこなえばいいのか?

     ぼくらの事例はシングルマザーに限らずに、勤務時間の管理という従来型の手法においてリモートワークを成立させた成功例として価値があるのではないかと思います。

     

     実際に、この過程で得られたノウハウは、N高の新型コロナウイルス流行対策においても予想外の効果をもたらしてくれました。ぼくたちがコロナ対策として学校全体をリモートワーク化しなければならないときに、シングルマザー向けのマニュアルが、そのまま学校全体に適用できたのです。そのため非常に効率的なリモートワークの組織に短期間で移行することができました。


     ぼくたちの日頃の行いがよかったということでしょう。

     

     というわけで、N高のシングルマザーのリモートワーク雇用の取り組みについて紹介させていただきました。


     いったん結果はでましたし、コロナで今後リモートワーク雇用が広がるというタイミングですから、ぜひ、またメディアのかたは、実際のところはどうだったのか、ぼくたちに取材をしていただければと思います。


     ぼくたちN高が変えたいと、そして、変えようとしているのは教育界だけではありません。


    以上