最近読みだした漫画「ガンニバル」。あらすじはこんな感じです。
山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。
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「この村の人間は人を喰ってる」──。
次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!
サスペンスとか ”人間の怖さ” とか、そういう題材のものが大好物なので、読み進めれば進めるほど、右肩上がりでオモシロイ。。。
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地方出身の私でも想像を上回るほど、徹底的な村社会がとにかくヤバイ。
(例えば…小さい村だから互いに助け合おう~という名の監視とか、昨日どこどこにいたよね~とか、誰と何を話していたとかが、村全員に筒抜けだったり、、、とにかくプライベートがない)
読めば読むほど、村とか小さい集落で生まれなくてよかったなぁと実感します。
ただでさえ他人に興味ないのに、こんなところで育ったら発狂しちまう!
でも、生まれた場所が「村スタート」だったら、その生活が当たり前の基準になってしまって、息苦しさにも気付けないのかなぁ…村を出て初めて異常さに気付くのかなぁと考えたりしちゃいます。
その異常な村社会に「食人」が加わっちゃうもんだから、さぁ大変。
主人公は駐在ゆえ真相を探ろうとするのですが、前任の駐在は行方不明になっていたり、後藤家というヤバめな一族が存在したりと不穏でしかない展開。まぁ一言でいうと、狂ってる村人 VS 暴力警官 って感じです(適当)はやく7巻出ないかな…
余談
わたくし、高校まで ”新幹線の駅があるレベルの田舎” で過ごしていたのですが、それでも世間の狭さに嫌気がさしていたほどです。(彼氏と一緒に帰っていたという目撃情報から、母親に彼氏の存在がバレたり)
他人に干渉されまくる田舎がほんとに嫌で、高校卒業後は県外の大学に進学しました。
最近またゾッとしたのは、地元でコロナ感染の噂が出たらしく、感染した人と思われる個人情報が一瞬で広まっていたことです。(母親から聞いた)
父親は○○の会社、母親は○○の会社、子供は○○中学校○年 みたいな感じで。
まじかよ…と思いました。しかも噂の段階で。存在するその人は、その後の人生もあるというのに。もし田舎でコロナに感染してしまったら、一生他人の世間話のネタにされるんだろうな。個人情報まで晒されて。
だから田舎って嫌なんだよ!(中指)って再確認した次第です。
「ガンニバル」
作者:二宮正明/日本文芸社
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