結婚式5日前に式の延期を決断した話。

結婚式関連

わたくし、2019年に入籍しまして、今年2020年の4月に結婚式を控えておりました。が、2月からコロナがジワジワと広がり、3月になっても収束の気配はなく、4月で右肩上がりに感染拡大した史上最悪のウイルスによって見事に延期!Wow!
式に向けた準備のラストスパートが始まる、式の2か月前くらいからずーーーっと憂鬱でした。

“結婚式の準備で喧嘩をした系の話” ってよく聞くじゃないですか。
幸い(?)にも私は、全部自分でやりたい人間(自分のセンスを信じて疑わない謎の自信家)だったので、「旦那さんが手伝ってくれなくてイライラする!」とか、「意見が衝突して喧嘩する!」なんてことは、ほとんどありませんでした。
世間でいうマリッジブルーって何なんだろ~とかのんきに思っていたら、まさかのコロナブルーにやられた次第です。

延期が決まった今、プレ花嫁()でも、卒花嫁()でもなく、飼い殺し花嫁なんですよね。なにそれ。

式の約1週間前といえば、「緊急事態宣言出るかも説」や「東京ロックダウン説」が浮上してきた頃で、毎日1件以上の欠席連絡が来るようになりました。今思い出しただけでもまじでつれえ。

式の日取りが1週間前だったら…2週間前だったら…とか途方もないことを考えたりしながら、でも開催する予定ではあるし、準備も進めなければならないしで、人生で一番の暗黒期だったと思います。精神的に。

世間の花嫁たちはどうなんだろうと、twitterで「結婚式 コロナ」や「結婚式 延期」で検索すると、「泣く泣く延期しました」とか「感染防止を徹底して開催しました」とか、まだ “どちらもアリ” で、かつ ”個人の判断にゆだねる” 時期だったんだなと今では思います。(当時の私からしたら、どうしたら最良なのか分からないし、まじで闇雲。)

そして、何よりも刺さったのは参加者側のツイート。「こんな中結婚式とかまじで行きたくない」「完全に自殺行為」「所詮自己満なんだから自粛しろよ」「クラスター発生したらどうするの?責任取れるの?」等々。

まーじでこんな時期に開催してごめんなさ~~~い!
でも私達も知らなかったんだよ~~~!!!
だって結婚式はあたたかくなってきた春くらいが快適でいいじゃんか~~~!!!

と。ほんとに悲しくなりました。私の友人や親戚たちもそう思っているのかな…と珍しくネガティブが炸裂してしまうほどに。
念のため、実施の方向であることを参加者に連絡したところ、「え、全然行く気だったよ」とか「私がコロナにならない限り行くから!」「まじで楽しみにしてる!」と、想像していたよりも、はるかにありがたいお返事をいただきました。私の友達、まじで、最高。

もちろんキャンセルも数件ありました。妊婦さんはもちろん、会社の方針(人が集まるところへの出入り禁止等)が入ってきたりしたタイミングだったので。「本当に楽しみにしていたのに、行けなくて悲しい…」といった言葉を添えてくれたり、わざわざ電話をくれたりで、本当にいい友達をもったなぁと。

そして、タイトルにもある「式の5日前」は荷物搬入の日でした。ウェルカムスペースやペーパーアイテム、プチギフト・引き出物等の荷物(軽自動車1台で間に合うくらい)を自宅から搬出し、式場へGO。

もちろん、搬入している際も実施する方向でいたので、ウェルカムスペースを飾りつけたり、リハーサルをしたり、テーブルクロスとナフキンのカラーをチェックしたりと、まさしく大詰め。

2時間ほど経過し、準備がひと段落した頃… 5~6名の欠席連絡が来ます。
そうだよね、そうだよね、妊婦さんはもちろん難しいだろうし、なんせ未知のウィルスだし、各地からわざわざ感染者の多い大阪に来るのは不安だよね…わかる…と納得しつつも、絶望感は募る一方。
※この時点で当初の参加人数(約70名)から20名ほど減少

ハレの舞台に向けて準備しているはずの式場で絶望を感じながら、あと5日でどれだけ欠席連絡が来るのだろうと思い、胃がキリキリ。

そうこうしているうちに、両親から電話。
「大阪、緊急事態宣言出そうだけど結婚式できそうなの…?」

その一言で一気に延期ムードが漂いました。

※コロナ自粛が当たり前となった今の状況では、もちろん「延期一択」なのですが、当時は先の見えない恐怖や、結婚式を挙げることに対して、国からの指示・要請も全くなかったので、コロナに対する判断材料があまりにもなく、なかなか延期に踏み込めなかったのです

式場には謝り、開催可否を一旦持ち帰ることに。

(今実施しなかったら、次コロナが収束して実施できるのはいつ?式場の日取り押さえられるんだっけ?むしろ結婚式が安心して出来る日はくるんだろうか…それなら今実施した方がよくない?でも実施してクラスターが発生したら?大切な人たちを感染させてしまったら?せっかくの思い出が最悪な1日になるんじゃない?やっぱり延期がいいかな…延期して発生する費用はどれくらいだろう…どうして国は結婚式は中止しろと言ってくれないの?自粛じゃ判断材料が少なすぎるよ?個人の責任・負担が大きすぎるよ?式場も延期を勧めてこないし…コロナが理由とはいえ、こちら都合の延期になるからキャンセル代90%負担(約400万)になるよ?半額払い済みなのに、実施できるか分からない費用を先に払わなきゃいけないの?コロナのせいなのに?だったら開催した方がよくない?でも式までの残りの日数、欠席連絡が来る絶望感、心臓に悪くない…?延期するなら二次会にもキャンセル連絡いれなきゃ…こっちもキャンセル費用発生するかな…)

あれ…私何のために結婚式挙げるんだっけ???

そんなことを無限ループで考え続け、途方に暮れながら旦那さんと話し合い。1日であんなに絶望を感じたのは人生で初めてです。自分でどうにもすることのできない要因って、ほんとにもう…ただの絶望なんです。

そんなこんなで話し合いの末、延期の方向へチェンジ。延期が決まってからは、不思議と絶望感から解放され、久しぶりにお腹がすいたのを覚えています。

唯一助かったのは、新婚旅行の手配を何もしていなかったところ。
さらに行けない旅行のキャンセル料まで払うとなっていたら、確実に病んでいたに違いない。(世の中やっぱり金が大事。お金があれば大概のことは解決できる。心の余裕=お金の余裕なんだぜ。)

式場との話し合いの末、延期料90%はどうにもできませんでした。
※延期料=キャンセル料とは異なり、実施後の最終請求額から支払った分は差し引かれるので、費用前払いのイメージです。

式場側もいろいろと負担して下さっているのは重々承知していましたが、1週間後にお支払下さいというスタンスだったので、譲歩する形で月々の分割払いを提案し、受け入れて頂きました。(さすがに次回実施できるかもわからない結婚式のために、残りの200万を一括で支払うには抵抗がある)

幸いにも、二次会会場はキャンセル料がかかりませんでした…!
5日前のキャンセルなんてほんと迷惑だったろうに…まじ神様…次は参加人数増やして金を落とすんでぇぇええぇぇ…!

以上、結婚式5日前に延期を決定したお話でした。
ちなみに来年の2月に日取りを押さえました。(仏滅☆)

©canva

PS.
① 二次会のプチギフトに用意していたチョコ、賞味期限が年内だったので旦那と消化に追われる日々を過ごし、無事完食しました。血糖値コワイヨー
② 小顔矯正とかHIFUとかボトックス(エラ・肩)に費やしたお金返してくれ~!
③ 結婚式をするはずだった当日、めちゃくちゃ天気が良かったので、めちゃくちゃ腹が立った。笑
④ コロナ、まじで、覚えとけよ
⑤ 式場へ搬入した荷物を回収しに行くという切ない時間もありました。笑
⑥ コロナ、まじで、いいかげんにしろ

結婚式の準備関連で、めちゃくちゃ役立ったお店(@大阪)等々発見しまくったので、準備に励む花嫁さんのためになる記事をいつか書きます。いつか必ず。たぶん。

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