[終]青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平― #10【最後の言葉】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[終]青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平― #10【最後の言葉】[字][解][デ]
最終回!さよなら、嶋田隆平…全て覆る!?スクールポリス最後の日に1年前の真相を暴く!モンスター女子に嶋田は何を説くのか?命がけで絶対悪から学校を守る感涙ラストへ
番組内容
木島敏文(高橋克実)が岡部昌浩(遠藤雄弥)に撃たれた。1年前の事件が表沙汰になったことですべてを失った岡部が、木島を逆恨みして犯行に及んだものと思われたが、嶋田隆平(藤原竜也)は、本来なら事件の真相を暴いた自分こそが狙われるはずなのに、何かおかしいと違和感を覚える。一方で、普段はまったく接点がない涌井美月(米倉れいあ)と尾崎香澄(鈴木梨央)が、
番組内容2
そろって同じ高校への進学を希望していることを知った隆平は、以前学校の外で見た親密そうな2人の様子を思い出し、1年前の事件について、ある仮説にたどり着く。そんななか、香澄の三者面談に臨んだ浅村涼子(真木よう子)は、クラス委員長として誰より真面目な香澄の意外な一面を知ることに。それは、隆平の疑惑を確信へと変えるものだった。もし隆平の仮説が正しければ、逃亡中の岡部が次に狂気の矛先を向けるのは…!?
番組内容3
スクールポリスとして、校内にはびこる“悪”を次々とあぶり出し、成敗してきた隆平。志半ばで亡くなった最愛の恋人・小川香里(明日海りお)の思いを受け継ぎ、1年前の事件の裏に隠された真実を明らかにして生徒と学校を救うことができるのか!?この学校の生徒に守る価値があるのか――、隆平が最後に出した答えとは!?
出演者
藤原竜也
真木よう子
山田裕貴
泉澤祐希
たくませいこ
兒玉宜勝
/
音尾琢真
石井正則
須賀健太
遠藤雄弥
明日海りお
/
峯村リエ
升毅
山口紗弥加
高橋克実<3-1生徒(五十音順)>
池田優斗
石井薫子
石岡飛鳥
奥智哉
小野瀬悠太
小畑仁乃
筧かな
川村ジーモン凜一朗
吉柳咲良
四ノ宮樹美
鈴木悠仁(少年忍者/ジャニーズJr.)
鈴木梨央
唯藤絵舞
田中奏生
出演者2
田畑志真
中川翼
長島令玖
牧野羽咲
水野哲志
宮世琉弥
宮原和
宮本龍之介
山本海心
米倉れいあ(821)
和氣マヤほか
スタッフ
【脚本】
大石哲也【音楽】
菅野祐悟【主題歌】
SHE’S「追い風」(ユニバーサル ミュージック)【原案】
「スクールポリス」(ポプラ文庫)【プロデューサー】
河西秀幸(関西テレビ)
国本雅広
高橋史典【協力プロデューサー】
阿部優香子(ジニアス)【演出】
国本雅広【制作】
関西テレビ
ケイファクトリー
ご案内
【公式ホームページ】
https://www.ktv.jp/schoolpolice
「青のSP カンテレ」で検索【公式Twitter】
@bluesp_tue21【公式Instagram】
@bluesp.tue21ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(嶋田隆平)尾崎香澄の
進路調査票が見当たらない。
(浅村涼子)東洋芸大付属…。
涌井さんと一緒です。
東洋芸大が今年 新設した
付属校です。
建築デザイン?
もしかしたら 俺たちは…。
♬~
あの2人に
だまされていたのかもしれない。
(岡部)ねえ 校長
何で しゃべっちゃったんですか?
これじゃ
約束が違うじゃないですか!
(木島)ちょちょ…。
こんなの許されるはずない。
バン!(銃声)
うっ!
あぁ… あぁ~。
≪きゃ~!
(木島)はぁはぁ はぁ…。
三枝。
(三枝弘樹)あっ 嶋田さん。
木島の容体は?
とりあえず
一命は取り留めました。
岡部に撃たれたっていうのは
確かか?
はい 現場近くの防犯カメラに
現場から逃走する岡部の姿が。
何で岡部が木島を。
木島が逮捕されたあとに
岡部に暴行未遂事件による
事情聴取が行なわれたんです。
それが塾長の耳に入り
解雇されたらしくて。
1年前の事件を暴いたのは俺だ。
岡部が狙うとしたら
まず 俺のはずだ。
確かに。
他には 何かネタは?
そういえば 目撃者の話によると
岡部が木島に約束が違うと
詰め寄ってたそうです。
約束?
えっ ちょ 嶋田さん?
ちょっと 嶋田さん!
嶋田さん
まだ意識は戻ってません。
今 話を聞くの無理です。
今 全力で岡部を追ってますから。
♬~
♬~
(岡部)♬ フ~フフ フ~フフ
フフフフ フフフフ
♬ フ~フフ フン
悪くないじゃん。
≪おはよう。
≪おっ おはよう。
まさか校長が撃たれるなんてね。
≫ねぇ。
(柴田)先輩 ニュース見ました?
あっ うん。
(阿部)まさか木島さんが
岡部に襲われるなんてな。
(柴田)しかも拳銃ですよ
まともじゃないですよ。
(一ノ瀬)
まあ セクハラ教師だったことが
公になったんじゃ
今後 教育現場で働くのは
難しいですからね。
やけ起こすのも無理ありませんよ。
(楓)一ノ瀬先生 うれしそう。
えっ? いや
めっそうもない ははっ。
(新津)あの
嶋田さん 大丈夫なんですかね?
何が?
(新津)だって
暴行未遂事件を公にしたの
嶋田さんですよね。
(阿部)確かに嶋田が
狙われてもおかしくないよな?
(荒井)ちょっと 新津君
物騒なこと言わないでよ。
(古賀)あぁ~ いや でも
俺も それ 頭かすった。
(楓)もう やめてくださいよ
おなかの子が
びっくりするじゃないですか。
(阿部)
嶋田のやつ スクールポリスが
学校に災いもたらして
どうすんだよ。
(柴田)何も起こらなきゃ
いいんですけどね。
岡部の足取りは どうなってる?
刑事課の同僚に
聞いたんですけど
まだ つかめてないそうです。
真面目に捜してんのか?
みんな
一生懸命 頑張ってますから!
木島は どうなんだ?
まだ意識は戻ってません。
それより嶋田さんのほうこそ
岡部に恨み買ってるんですから
気を付けてくださいよ。
向こうは銃を持ってるんですから。
万が一 遭遇しても
絶対むちゃしちゃ…。
ブチッ ツーツー(不通音)
ムカつく。
(佐々木)岡部って
セクハラで辞めてったやつだよね。
(深山)うん。
(京介)そう 授業中に女子の体
ずっと触ってんだよ 超キモい。
(佐々木)マジか。
(深山)早く捕まってくんねぇかな
もう 外 出んの怖いんだけど。
(京介)お前はマジで気を付けろよ。
(深山)いや 俺 触られねぇわ。
(佐々木)
お前 女の子っぽいから ちょっと。
(京介)いやいや どういうこと。
(佐々木)戻ってきたら気を付けて。
(深山)うん わかった わかった。
(佐々木)がちでヤバいよ。
(回想)俺たちは あの2人に
だまされていたのかもしれない。
(岡部)
♬~
キーンコーンカーンコーン(チャイムの音)
はい 授業始めるよ。
気になるか? 岡部の動向。
1年前の暴行未遂事件で
お前は被害者扱いされた。
でも本当は そうじゃないんだろ?
尾崎香澄と組んで
わざと
岡部に自分を襲わせたんだろ。
そのことを香里に見抜かれ
追及を受けた 違うか?
(美月)ははっ すごい妄想。
下手すれば取り返しの
つかないことになるのに
なぜ そんな危険を冒してまで
岡部をはめた?
しつこいよ おじさん。
もし 岡部がその真相を知ったら
きっと お前たちのことを
許さないだろうな。
次は確実に お前たちが狙われる。
正直に全部話せば
助けてやってもいいぞ。
そうやって脅せば
言うこと聞くとでも思ってるの?
♬~
あれ 真田君 どうしたの?
(真田)あのさ
今日の進路相談なんだけど。
何?
1度 警察に捕まったやつって
警察官には なれねぇのかな?
(真田)
器物損壊および暴行の現行犯で
逮捕する。
起訴されたわけじゃないから
大丈夫だと思うけど。
もしかして 嶋田さんの影響?
いや べつに。
(楠田)奨学金 受けんの?
(深山)公立受かれば問題ないけど
私立だとな。
(向井)でも あれってお金
返さないといけないんだろ?
結局 借金じゃん。
(深山)まあ そりゃそうだけどさ。
♬~
三村さんの第1志望は晴海高校ね。
(翔子)はい
将来は理工学部 進みたいから
理系に強い学校にします。
(翠)ただ 学力より心配なのは
内申のほうでして。
(翔子)お母さん 名誉毀損で
捕まったことを心配してるんです。
♬~
あぁ~。
ははっ 晴海高校の校長は
実は若い頃
暴走族の総長だったの。
うそ。
過ちは誰でも犯す
でも 大切なのは
そこから何を学ぶか。
復讐の愚かさを学んだ
三村さんなら…。
面接で
しっかりと答えられるはずよ。
はい。
(翠)
担任が浅村先生で良かったわね。
うん ははっ。
あっ 忘れ物しちゃった
ちょっと待ってて。
うん。
(翔子)電池切れの盗聴器
取り替えといたよ。
まさか うちのクラスを
盗聴してたなんてね。
ご苦労さん。
ご褒美は?
あぁ~。
♬~
(翔子)こんなの いらないし。
そう言うな。
痴漢の目潰しぐらいはできる。
♬~
頑張れよ 受験勉強。
うん。
尾崎さんの第1志望は
東洋芸大付属校ね。
はい。
ここ
東洋芸大が新設した付属校よね?
(香澄)はい その学校 高校から
建築デザイン学べるんです。
私 将来 大きなビルを
設計してみたいんです。
そうなんだ。
あっ 涌井さんも
同じ高校 志望してるわよ。
へぇ~ そうなんだ。
偏差値的にも
問題はないですし
ご両親が賛成であれば。
(靖代)はい。
父の意見は
どうでもいいです。
あっ いや でも…。
(靖代)
あっ 別れて何年もたちますし
娘のことは一任されてますから。
高校側から父のことで
そんたくされるのも嫌だし。
そんたく?
あぁ…
この子の父親
東京都の教育長なんです。
えっ? あっ
尾崎さんのお父さん そうなの?
えっ?
(尾崎)
(香澄)私は あんな人 父親だと
思ったことありませんけど。
香澄。
だって
めちゃめちゃ女癖悪いんだもん。
肩書は立派でも最低の父親です。
(靖代)この子 父親のことになると
ちょっと 豹変しちゃって。
♬~
(メール着信音)
♬~
≪(香澄)美月。
ごめんね
急に呼び出して。
ううん。
どうだった? 三者面談。
(香澄)美月と希望する学校が
一緒だって突っ込まれたけど
多分 大丈夫。
良かった。
岡部 まだ捕まってないのかな?
みたい。 それより
今日 スクポリに聞かれた
わざと岡部に襲わせるよう
しむけたんじゃないかって。
ヤバッ あいつ 勘良すぎ。
大丈夫かな? ほっておいて。
(岡部)なあ 今の話 本当か?
お前ら ほんとに俺をはめたのか?
涌井。
お前に渡したもの返せ
今すぐ持ってこい!
≪おい そこで何してる?
(岡部)
うるせぇな 邪魔すんじゃねぇよ。
ピピピッ…(防犯ブザーの音)
≫誰か警察呼んでくれ!
お~い みんな来てくれ。
警察が来る
何も話しちゃだめよ。
ちょっと…。 三枝。
あっ お疲れさまです この子です。
岡部は何しにきた?
知らないわよ。
ちょ 嶋田さん
今 話聞いてんですから。
あいつは お前たちに
はめられたことを
知らなかったはずだ。
それなのに なぜ
お前のところに来たんだ?
だから 知らないってば。
(静香)美月 大丈夫?
あっ ちょっと…。
(美月)行こう お母さん。
お母さん
岡部は木島校長を襲うとき
約束が違うと詰め寄ったそうです。
その言葉に心当たりは?
(美月)いいから行こう。
嶋田さん
あの子 何かあるんですか?
教えてくださいよ!
岡部の部屋の押収物は?
署で保管してますけど。
案内しろ 事情は後で説明する。
どうも ありがとうございます。
すげぇな 岡部
こいつで拳銃作ったのか。
執念って怖いですね。
これ いくらぐらいすんだろ。
何か気になるものありました?
やつの預金通帳 どこだ?
あっ。
ありました。
嶋田さん?
これは どういうことだ?
はい これ 差し入れ。
待合室で少し休んでこい。
いや しかし…。
心配すんな
俺が見張っといてやるから。
ほい。
ありがとうございます。
嶋田さん
あまり むちゃしないでくださ…。
わかってんのかな。
あぁ~!
あっ… し 嶋田さん。
良かったな
生き延びることができて。
あっ うぅ…。
あんたに聞きたいことがある。
これはな
岡部の部屋にあったものだ。
どういうことか
説明してもらおうか。
私には何のことか さっぱり…
あぁ~!
傷口が開いてもいいのか?
あんたの知ってることを
洗いざらい ぶちまけろ。
はぁ~ ごほっ!
うわ ちょ おい… うわ!
財布 出せ。
何だよ おもちゃかよ お前…
うわ うっ…。
バン!
あぁ~!痛っ あぁ…。
あぁ…。
ば~か。
ウーー
急いで 下がって 下がって。
≪危ない。
下がって 下がって。
≪ねえ
何かあったの 何かあったの?
(美津子)警察からの要請で
急きょ 学校の警備を
強化することになりました。
(楓)理由は岡部先生ですか?
(阿部)あいつ
また 人を襲ったそうですね。
ええ。
皆さんは生徒たちが
不安にならないように
より一層のケアをお願いします。
(教師たち)はい。
(一ノ瀬)参りましたね。
≪失礼します。
住浜署の三枝です
校内警備の応援に来ました。
(阿部)ちっ 何だ あいつかよ。
(柴田)あっ 三枝さん うちの学校
ほんとに大丈夫なんですか?
はい。 正門と裏門には
警察官を配備しましたし
周辺の巡回も抜かりありません。
岡部が警察の目をかいくぐって
侵入することは
まず不可能です。
(柴田)はぁ~。
(一ノ瀬)ならいいんですけどね。
(美津子)
じゃあ よろしくお願いしますね。
(教師たち)はい。
お願いします。
三枝さん 嶋田さんは?
えっ? あっ いや あの…。
≫ねぇ 今日 遊べる?
≫うん 遊べる。
遊ぼう。
うん どこ行く?
(千佳)
ねえ 何で こんな警察 来てんの?
(双葉)もしかして
誰かが岡部に狙われてるとか?
(夏美)
やだ 怖いこと言わないでよ。
(双葉)ははははっ。
(千佳)ははっ。
涌井美月 一緒に来い。
何で?
1年前のことで
お前を取り調べる。
尾崎香澄 お前もだ。
(香澄)なぜですか?
私たち 責められるようなこと
何もしてません。
嶋田さん 何やってるんですか?
(香澄)先生
早く この人を教室から出して
ホームルーム始めてください。
正直に言ったらどうだ?
私たちは
岡部先生をだましました
目的はお金のためですって。
どういう意味ですか?
涌井は岡部から
420万の慰謝料を受け取ってた。
昨日な 木島が全部吐いたよ。
岡部は学校を辞める直前
保険を解約してる。
その直後 420万もの大金が
通帳から下ろされてる。
その金は涌井美月に
慰謝料として
支払われたんじゃないのか?
今日な
岡部が涌井美月の前に現れた。
恐らく 1年前の金を
取り戻しにきたんだろう。
とりあえず
最悪の事態は免れたが
岡部は今も逃げてる。
なあ 大事な生徒が
また狙われてもいいのか?
(木島)
あっ あぁ…
話す 全部話します。
確かに 岡部先生は はぁはぁ…
涌井美月に420万 支払った。
(木島)この度は
誠に申し訳ありませんでした。
(静香)慰謝料を
支払っていただけますか?
娘に精神的苦痛を与えた慰謝料
それさえ支払っていただければ
今回のことは水に流します。
(静香)娘の心のことを思ったら
高い金額ではないと
思いますけど。
≪(木島)
(木島)
母親に そう言わせたのは
涌井美月だ。
はぁ… 母親の意向を
私は岡部先生に伝えた。
最初は渋ってたが
残りの人生考えろと
私が説得したんだ。
どうなんだよ 涌井。
(香澄)美月が慰謝料 請求して
何がいけないの?
美月は岡部先生に
それだけのことを
されたんじゃない。
当然の権利でしょ。
確かにな。
あの暴行未遂事件が
成り行きで発生したものなら
その言い分は ごもっともだ。
だが事実は そうじゃない。
お前たちは計画的に
岡部に襲われるようにしむけた。
♬~
(岡部)
♬~
♬~
だが
その計画に思わぬ誤算が生じた。
その現場を浅村先生と香里に
目撃されてしまったことだ。
≪(美月)
(岡部)
(香里)
♬~
しかし 逆に2人や木島を利用し
お前たちは
420万の金を手にし
岡部を学校から追い出した。
それはな 立派な恐喝罪なんだよ。
そんなの
全部あなたの想像じゃない。
そこまで言うなら
証拠見せてよ。
私たちが お金目当てで
やったって言うなら
証拠見せてよ!
じゃあ 聞くがな 涌井
なぜ お前の請求額は
420万なんていう
中途半端な金額だったんだ?
それは
お前が進学を希望してる大学の
4年分の
学費だったからじゃないのか?
お前の父親は大学どころか
高校の学費すら
出し惜しみするような人間だ。
だから
お前は父親のいない隙を狙って
母親に
慰謝料の支払いを要求させた。
それ以外 自分の夢を
かなえる方法はないと
考えたからだろ。
それでも まだ
否定するって言うんなら
お前の父親に直接電話して
洗いざらい ぶちまけるか?
(美月)やめて!
あいつにだけは知らせないで。
美月。
嶋田さん もう十分です。
これ以上
追い詰める必要はないです。
俺は まだ こいつらの口から
何も聞いてない。
もう 十分伝わっています。
先生
もういい。
ちゃんと話す。
美月?
ごめん 香澄。
もう うそつくの つらい。
(美月)嶋田さんの言うとおり
私は岡部先生から
420万をだまし取った。
最初は岡部先生を学校から
追い出すだけのつもりだった。
美術部の活動中
岡部先生に体を触られて
困ってた私を見かねて
香澄が助けてくれたの。
そのとき ついでに
慰謝料を取ろうって話になって。
(香澄)
最初に言いだしたのは私よ。
私が美月に
岡部先生を誘惑してって頼んだの。
私が証人になって
訴えるからって。
(香澄)美月は最後まで迷ってた。
(佐々木)えっ てか お前ら
いつの間に仲良くなったんだよ?
(香澄)私が よく行く
建築ミュージアムで
たまたま美月と会ったの。
そのとき
建築家になりたいねって
2人で盛り上がって。
(千佳)でも 学校じゃ
全然そんな そぶりなかったよね。
(美月)小川先生に疑われて
怖くなったの。
だから 卒業するまでは
絶対に
疑われないようにしようって。
(奈美)
行きたい大学があったなら
まず 親に
相談すれば良かったじゃない。
(美月)だから 無理なんだって。
うちの父親
子供のためにお金使うの
ばかばかしいって
思ってる人なんだから。
(香澄)
世の中 立派な親ばかりじゃない。
うちの父親だって
無責任で自分のことしか考えない
くずよ。
そういう親を持ってる子は
自力で何とかするしかないの!
美月には夢があるの。
夢があるのに
なりたいものがあるのに
親の都合や価値観の違いで
諦めなきゃいけないなんて
おかしいじゃない!
御託並べんのも
いいかげんにしろよ。
自分たちさえ良ければ
他人の人生どうでもいいのか?
お前たちに人生 狂わされた
岡部は
咋夜 拳銃で人を襲った。
何の罪もない人をだ。
そのきっかけ作ったの誰だ?
お前たちなんじゃないのか!
岡部だけじゃない。
お前たちがセクハラ事件を
でっちあげなければ
木島は傷害の教唆を
することもなかったし…。
香里だって死なずに済んだんだ。
♬~
♬~
♬~
♬~
(美月)ごめんなさい。
小川先生に疑われたとき
ちゃんと言えば良かった。
そうだな。
でもな
香里は もう二度と戻ってこない。
もう二度と
笑ったり怒ったり
泣いたりすることもできない。
うまいもん食べたり
好きな人と触れ合うことも
できないんだ。
人が死ぬっていうことは
そういうことなんだよ。
(美月)ごめんなさい
ううっ… 本当に ごめんなさい。
(香澄)美月が悪いんじゃない。
最初に けしかけたのは
私なんだから。
私がいけないの!
♬~
お前たち 知ってたか?
香里が1度 大学辞めて
入り直したって話。
(美月)えっ?
父親が大学の関係者に金を渡して
裏口入学させられたんだ。
香里は それを知りながら
大学に通い続けた。
(香里)皆さんに会えて
とてもうれしいです。
皆さんと楽しい1カ月を
過ごしていきたいと思います。
でも 教育実習に行って
生徒たちと ふれあううちに…。
≫
あいつは自分のやってることに
嫌気が差した。
≪
それで 大学を辞めたんだ。
それからは
バイトで学費を稼ぎながら
もう1度 大学に入り直して
教員採用試験を受けた。
そして
今度は胸を張って教師になった。
わかるか?
ずるして手に入れたものなんて
何の値打ちもないんだよ!
香里は そのことを
身をもって知ってた。
だから お前たちのことを
必死で止めようとしたんだよ。
(香里)
先生 あなたに
自分の過去を悔やむような人生を
送ってほしくないの。
先生…。
人は
誰だって過ちを犯す。
このクラスにも
身に覚えのあるやつが
大勢いるはずだ。
でもな
取り返しのつかないことなんて
ないんだよ。
お前たちなら
ちゃんと やり直せる。
きっと それが…。
香里が伝えたかった言葉だ。
ううっ ううっ…。
♬~
ふぅ~。
これだけ警備が厳重なら安心だ。
う~ん 腹減ったなぁ。
♬~
♬~
異常ないっすか?
はい 異常ありません。
引き続き頼みます。
了解しました。
残念でした。
昨日の夜から
とっくに入ってるよ。
香里は警察が嫌いだった。
人を疑う仕事だから。
学校って所は本来そういう人間が
いちゃいけない場所なのかもな。
嶋田さん。
最後まで迷惑かけたな。
あの 失礼ですけど どちらまで?
岡部…。
バン!
現場 確認します!
了解。
うっ…。
教室に戻ってろ。
はい。
あっ…。
至急 至急 学校内に銃声音。
(西田)先生 今の音 何だよ?
(佐々木)岡部が侵入したの?
大丈夫 落ち着いて 今 嶋田さんが
様子を見にいってるから。
岡部が拳銃を持って
校内に侵入している。
えっ?
至急 生徒を避難させてください!
(美津子)先生方
生徒の誘導をお願いします。
えっ?
(阿部)おい 水野先生
あんたは先に逃げろ。
どうして?
(阿部)
いや おなかに子供がいるんだぞ
万が一のことがあったらどうする。
(柴田)はい。
(阿部)三田先生 よろしく。
(恵子)あっ はい!
(阿部)
おい 柴田 一ノ瀬 新津 行くぞ!
(新津・柴田)はい!
(一ノ瀬)私は遠慮しておきます。
(新津)いやいや 逃げちゃだめです
一緒に行きますよ。
おい!
はぁはぁ…。
役立たず 大丈夫か?
岡部に やられました はぁはぁ…。
あいつ 校内に潜んでたんです。
はぁはぁ…。
俺のことはいいから
早く行ってください。
こんなとこで くたばんなよ。
あっ… はぁ。
♬~
きゃ~!
(岡部)静かにしろ!
動いたら撃ち殺すぞ。
やめて!
岡部先生 何考えてるんですか?
この子たちは
教え子だったんですよ!
ええ。 その教え子のせいで
僕の人生 台なしですよ。
なぁ? 涌井 尾崎。
ほら さっさと前に出てきなさい。
早くしろ!
岡部先生 お願い やめて。
この子たちを撃たないで!
じゃあ あんたが先に死ねよ。
(一ノ瀬)あぁ~ もう…。
(阿部)走らなくていいから!
(一ノ瀬)こんな仕事 辞めたい。
≪バン!
(阿部)何が起こった?
≪バン!
きゃ~!
≪バン!
ガシャン!
へぇ~。
いい度胸してるじゃない。
こいつらとスクポリさえ殺したら
僕も死ぬから。
だから これ以上
邪魔しないでくださいよ。
バン!
真田君!
(西田)一樹 おい 一樹!
(市原)真田!
(岡部)おい 真田
無駄弾 使わせるんじゃないよ。
お前 いつから そんな
正義漢ぶるようになったんだ?
うるせぇ。 うっ…。
あぁ?
≫(戸の開閉音)
岡部!
(岡部)
やっと 役者がそろったな。
じゃあ まず
嶋田さん あんたからだ。
ヒーローになり損ねたな。
(真田)来るのが遅ぇんだよ。
(岡部)
おい 人の話 聞いてんのか!
すぐに遊んでやるから待ってろ。
後ろ どいてろ。
(西田)一樹 一樹…。
(市原)大丈夫か?
はっ そんなもんで
拳銃に勝てるとでも?
お前の へぼい腕ならな
何とか かわせる。
だったら試してやるよ。
いいか? 狙うなら
ここか ここだ。
そこに当てなきゃ
自分が やられると思えよ。
♬~
バン!
バン!
うっ!
バン!
うっ!
うっ!
♬~
うりゃ~!
うっ!
岡部昌浩
殺人未遂の現行犯で逮捕する。
うっ…。
(佐々木)スクポリ。
嶋田さん!
スクポリ!
大丈夫かよ。
(翔子)
みんな ハンカチ貸して 早く!
浅村先生。
≪スクポリ 死なないで。
ここは危険だ 子供たち連れてけ。
でも…。
≪死なないで。
(市原)こんなに血が出てんのに
ほっとけねぇよ!
(西田)やだ あんた1人だけ
置いていけっかよ!
(翔子)スクポリ 死なないでよ!
≫死なないで。
ウゼェよ お前ら。 早く行け。
≫死ぬなよ!
(双葉)死なないで。
(深山)一緒に逃げよう。
≫死ぬんじゃねぇよ。
この子たち守るのが
あんたの責任だろ?
早く行けって!
(西田)一緒に行こうよ。
≫ううっ…。
わかりました。
みんな 早く校庭に。
急いで 早く!
≫スクポリ 頑張れ!
≫死ぬなよ。
急いで!
≫生きろよ スクポリ!
早く!
(西田)死ぬなよ スクポリ。
♬~
必ず救急隊員 連れてきますから。
♬~
♬~
(香里)隆平。
あの子たちに守る価値はあった?
ああ 十分な。
ありがとう 隆平。
♬~
♬~
たった今 赤嶺中学校の
生徒全員の安否が確認されました。
岡部容疑者が立て籠もった
教室の生徒1名が
負傷したようですが
命に別状はないようです。
なお
岡部容疑者を逮捕したとされる
スクールポリスですが
依然 安否は不明です。
秋吉君。
(秋吉)はい。
スクールポリス制度の採用に
積極的だったのは
確か副長の三笠君だったよね?
そう記憶しております。
面倒なことになる前に
尻尾は切っておこう。
議事録も処分して。
いや しかし…。
いいから さっさとやれ!
はい。
(着信音)
もしもし 尾崎でございます。
あっ 文科大臣。
この度は
たいへんご迷惑をおかけしました。
えっ? ちょっと待ってください。
スクールポリス制度は もともと
大臣の発案だったじゃないですか。
そんな!
なぜ私が泥を
かぶらなければならないんです!
ブチッ ツーツー
大臣!
♬~
(柴田)やめてください
生徒たちが怖がってるでしょ。
(阿部)はい ちょっとどいて
生徒に話聞くの やめてください。
≪銃声 聞いたとき
どんな気持ちでした?
生徒への取材は やめてください!
(柴田・阿部)やめてください。
子供たちは
大変な思いをしてるんです!
少しは気遣ってください!
教職員の皆さんは
スクールポリス制度について
どうお考えですか?
今回の件に考えると
危機管理的には
必要なんじゃないですか?
(楓)マスコミの皆様に
お話することは
ありません 帰ってください!
どうして話してくれないんですか。
逃げてるんですか?
(阿部)逃げるとか
そういうことじゃないでしょ。
マイク向けられても困るんですよ
勘弁してください。
(楓)ほんとに帰ってください。
(阿部)帰ってください。
確かに
こういった事件が起こった以上
スクールポリスは必要だと
思われても しかたがありません。
だけど
学校とは本来
生徒たちが
伸び伸びと学べる場所であり
何か間違ったことをしたら
それは間違いなんだと
教師が教え 叱るべきときは叱り
守るべきときは守り。
学校というのは本来
そういう
姿なんじゃないでしょうか。
人を疑い
排除するスクールポリスは
学校という場所には
必要ありません。
私たちは…。
スクールポリスが
必要のない学校を…。
作っていきたいです。
今は ただ ううっ…。
心の底から そう思っています。
♬~
おはよう。 おい 走るな 走るな
転ぶぞ おい。 おはよう。
(柴田)
うわ~ 大きくなりましたね。
(楓)うん
おなかも すっかり こんなだしね。
ふ~ん。
えっ もう性別わかったんですか?
(楓)まだ。
楽しみに取っとこうと思って。
ふふふっ。
(一ノ瀬)女の子だといいですね。
(阿部)おはようっす。
(柴田)あっ あれ?
阿部先生 野球部の朝練は?
(阿部)
あぁ~ 定期試験 近いから休み。
あいつらの人生
まだまだ先は長ぇからな
勉強も しっかりさせないと。
(新津)だめです できません。
生徒への課題を
今週中に作りたいんです。
自分の仕事は自分でお願いします。
最近 生意気だな あいつ。
キーンコーンカーンコーン
(美津子)授業始まりますよ。
皆さん よろしくお願いしますね。
はい。
はぁ~。
(西田)ここも わかんねぇ…。
(市原)おい ヤベェな。
おはよう。
(生徒たち)おはようございます。
さすがに みんな
やる気が出てきたみたいね。
1年前から こうだったらな~。
(千佳)もう 今更 言わないでよ。
(双葉)それ
私たちが一番実感してるから。
(夏美)もう 受験やだ~。
まあ 後悔だけはしないようにね。
はい じゃあ 授業始めます。
(西田)えぇ~? 先生 ちょっと
自習にしてよ 自習。
そんなことしたら 西田君
ずっとスマホいじるでしょ。
(西田)やんないです やんない…。
(アレン)じゃあ
自習中は没収したら?
ナイス アイデア。
(佐々木)それだ 先生 それしよう。
(西田)
余計なこと言うなよ アレン。
はい もう授業始めるよ。
今日は101ページから。
じゃあ 涌井さん 読んでくれる?
(美月)あっ はい。
しっかりね。
はい。
「保吉の海を知ったのは
五歳か六歳の頃である。
もっとも 海とは云うものの
万里の大洋を知ったのではない。
ただ 大森の海岸に
狭苦しい東京湾を
知ったのである。
しかし 狭苦しい東京湾も
当時の保吉には驚異だった」。
おっ 浅村先生?
三枝さん。
ははっ。
退院されたんですか?
ええ おかげさまで このとおり。
はははっ。
今日は どうされたんですか?
あっ 皆さんに
お見舞い来てもらったんで
ひと言 お礼をと思いまして。
生徒たちの様子 どうですか?
何とか落ち着きを取り戻しました。
スクールポリス制度 結局
見送られることになりそうですね。
ええ。
浅村先生も
テレビで言ってましたけど
やっぱり
学校には警察は似合わないっすね。
あぁ… はい。
ただ 嶋田さんには
大事なことをたくさん
教わったような気がします。
嶋田さん あっちの世界で
どうしてんだろうな。
♬「追い風」
♬~
ありがとうございました
助かりました。
♬~
嶋田さん てっきり 捜査一課に
戻るのかと思ってました。
まあ ちょっと暴れ過ぎたからな
いいリハビリだ。
でも
ほんとに無事で良かったです。
病院に運ばれる途中
香里の夢を見たんだ。
小川先生の?
学校で暴れた俺に
あいつが言うんだ。
ここは私の聖域だ
断りもなく
好き勝手 暴れないでって。
目が覚めて
あんたの演説をネットで見た。
あっ あれは あの…。
あんたが香里に見えた。
いつか本当に学校が
警察なんて
必要のない場所になるといいな。
はい。
ザーザー
はい こちら嶋田 どうぞ。
強盗事件発生
至急 現場に向かわれたい。
嶋田 了解。
事件発生だ じゃあな。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
もし
また弱いもんに手ぇ出してみろ
今度は本気で潰す。