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LINE個人情報の扱いへの波紋広がる 銀行口座や健康保険証も海外

LINE個人情報の扱いへの波紋広がる 銀行口座や健康保険証も海外

LINE 口座データも韓に保管

LINE個人情報の扱いへの波紋広がる 銀行口座や健康保険証も海外

LINE個人情報の扱いへの波紋広がる 銀行口座や健康保険証も海外

 個人情報の管理について不備が指摘されているLINE。新たに銀行口座や健康保険証のデータが韓国に保管されていたことが分かりました。

 LINEをめぐってはユーザーの名前や電話番号などが中国にある関連会社からアクセスできる状況になっていたことが明らかになり、政府の個人情報保護委員会から報告を命じられています。

 また、「LINE Pay」の取引情報についても、韓国のサーバーに保管されていることを公表していましたが、利用者の出入金や決済データに加えて、加盟店の銀行口座番号なども保管していたことが新たに分かりました。保管先のサーバーはLINEを実質的に傘下に置く韓国IT大手の「NAVER」が所有し、韓国にあるLINEの子会社の社員がアクセス権を持っているということです。また、去年から始めている遠隔診療サービスの「LINEドクター」についても、登録の際に必要な保険証などの画像データも今年1月まで韓国に保管されていたことが分かりました。

 いずれも法的な問題はないということですが、国や自治体ではLINEを使ったサービスの利用を一時取りやめる動きが広がっています。

 「LINEが停止されても代替措置により業務上支障を生じないシステム、こういうものに関してはですね、LINEの使用を停止をさせていただきたい」(田村憲久 厚労相)

 田村厚生労働大臣は23日、このように述べ、海外からの入国者への健康観察など、個人情報が含まれるサービスについて、LINEの使用を一時停止する考えを明らかにしました。LINEの親会社にあたるZホールディングスは、このあと、調査委員会による1回目の会合を開き、今回の問題を検証する予定です。(23日14:15)