※2013.06.17 1時40分ごろ マグさんからコメントで、面と関連する頂点を特定する方法として、より手軽なやり方を教えてもらったのでその辺記述追加しました。
うちのアントニオさんは先日また修正が入って、130613版になったわけですが。
修正のお知らせ 出荷動画
この修正でちょこちょこ出てくる「法線調整」ですが、具体的にどういう変化があるかというと、陰影の出方がおかしなことになってる部分をそれなりに見えるように修正してます。
大体のところは、メタセコで造形するときに材質の分割とオブジェクトのスムージング角度などで、ポリゴンの辺に沿ってぱきっと影を出したいところと、陰影をなだらかにつなげたいところなど調整して、大方はこれで大丈夫です。
また、材質分割やらオブジェクト管理の都合などで影がぱきぱきしちゃう(同位置の頂点で法線が割れてる)けどなだらかにしたいんだよねー、と先に分かっているところは、PMXEに持ってきた時点で大抵出荷前に調整してます。
テクスチャ無・両面化無の部分(肌部分など)は、面をなだらかにつなげたい材質の頂点を全選択して「近距離頂点の統合」、再び全選択して「選択法線の平均面設定」でまとめて法線修正してます。(頂点数もついでに下げられるし)
テクスチャがある、両面化しているなどの場合は、頂点統合するとテクスチャのUVがぐだぐだになったり、表面と裏面の法線が共有になって始末に困ったりするので、ちまちま一カ所ずつ手作業で頂点選択して「選択法線の平均化」(Ctrl+B)してます。髪とかスーツの襟とかネクタイとかですね。
この作業は多少手間がかかるので、複数モデルで共通のパーツは、1つのモデルで法線調整したら、他のモデルにパーツ移植してます。
とはいえ、細かいところでいっぱい見落としがあるので、修正がしょっちゅう入ることになっているのです…
MMDの初期描画なら、法線の乱れはよっぽどおかしいことになってない限りそんなに目立たないので、あんま気にしなくてもいいし、気づきにくいんですが、陰影を強調する系のエフェクトをかけてポーズつけてライティングいじって遊んでるうちに、ここおかしい!ってことに気付きまして、いったん気づくと気になって楽しく遊べないので、気づいた折々にちまちま修正してます。
スーツ閉版ver.1.23だと、下っ腹PのGreenerShader ver1.12/im2925983をかけてライト方向をいじって遊んでたら、上着ポケットの影が変なことになってることに気付きました。
(そしてジャケットの合わせの部分のボタンが取れてるということにも…)
PMXEで左ポケットのポリゴンと法線を表示するとこんな感じ。
(法線色・背景色は見やすいように変えてあります)
この黄色く選択されてる頂点・法線の角度がまずいわけです。
この角っこの法線は周辺の面全体でつなげたいなら、この頂点選択から頂点統合→平均面設定をするとか、統合しなくても法線を平均化すればいいのですが、ここは、下の図の青部分・ピンク部分で面がそれぞれつながってほしい(そしてピンクと青は分かれていてほしい)のです。
・面の陰影はこうつながってほしい
・現実
で、全部の法線が分かれてるなら、選択ガイドなどを使って必要な頂点・法線のみを取り出して頂点統合とか平均化とかすればいいのですが、現状はこんな形で法線の関連面が分かれています。面と頂点・法線が、くっつかなくていいところがくっついて、くっついててほしいところが分かれちゃってます。
なお、同一位置に複数頂点がある場合、どの頂点が周辺のどの面をつくってるかを確認するには、選択ガイドを使って、選択頂点を絞って面選択してやってます。
(他にもっと楽な方法があったら教えていただけると嬉しげです)
※マグさんから、PMXView画面上部の「△」を押して面選択モードにして、構成頂点を調べたい面をクリックして面を選択すると、その面の構成頂点も選択状態になると教えてもらいました。問題の頂点周辺の面をこのやり方でクリックしていく方が、下記の方法よりも頂点と面の関連を手早く把握できると思います。
・選択ガイドを表示し、問題の頂点たちを選択して、「取得」
・選択ガイド上で片方の頂点をクリックすると、片方の頂点のみを選択状態にできる
・上の状態から、面選択可能な状態で、周辺頂点をモデル表示画面上で選択すると、選択頂点と関連してる面だけが選択状態になる。
=選択ガイドで選択してる方の頂点・法線と関連してる面が、赤く選択されてる面だと分かる
これで、ポケットの角の法線が、くっつかなくていいところがくっついて、くっついてほしいところが分割されてることがわかりました。
そこで、いったんもっと頂点・法線を分割しちゃってから、必要な部分をくっつけることにします。
・下図の面を選択した状態で、「編集」→「選択面」→「共有頂点の分離」
・問題の角の頂点・法線を選択して、「選択法線の平均面設定」をすると、こんな感じに法線が分割されます。それぞれの関連面の向いてる方向が法線方向になるわけです。
現在、面は各色ごとに頂点・法線が分割してる状態になってます。青部分はそのままでいいので、ピンク部分と緑部分をつなげることにします。
上図のピンク部と青部の関連頂点・法線を、選択ガイドを使って選択して
・頂点を統合し、法線を平均面設定
・頂点統合はしないで、法線を平均化
のどっちかをします。どっちでも似たような結果(ちょっと違いますが)が得られますが、ここはテクスチャがないので頂点統合→法線平均面設定でやりました。
また、共有頂点の分離をしたときに、選択面の他の角もついでに分離されているので、気になるときはそこも頂点統合とかしておきます。(法線方向は頂点分離しただけなら維持されているので、放置でも表示は特に変わりません)
なお、大抵の場合は平均面設定で法線はそれなりになると思いますが、ポリ割とか材質分割によってはそれだといまいちなこともあるので、その場合は手動で法線を動かして調整します。
そんな法線調整をしてMMD上で確認すると陰影の出方がなおったよー
で、これを書くためにいじってたら、また法線が微妙なところが見つかったわけで…
/(^o^)\
という部分ですが、この手順は省力化できるかもしれません。
オヨヨさんのやり方は「頂点を選択→面が選択される=頂点の構成している面がわかる」というものですが、それとは別の方法として、「面を選択→面を構成している頂点が選択される=面を構成している頂点がわかる」というやり方もあります。
やり方は、まずPMXView画面上部の「△」を押して面選択モードにします。次に、構成頂点を調べたい面をクリックして面を選択します(例えば、上の画像の「緑色の面」を構成している頂点を調べたい場合は、緑色の面をクリックします) すると、その面を構成する3個の頂点が自動的に選択状態になるので、あとは選択ガイドを呼び出して「取得」すれば頂点を特定することができます。
これで「同一位置に複数頂点がある場合でも、どの頂点が周辺のどの面をつくってるか」を簡単に確認できるかとー。
ちなみに「オブジェクト操作」の「選択オブジェクトの記憶」機能を使えば、頂点の選択状態を保存&呼び出しできるので、作業時にはこの機能も活用すると便利だと思いますー。
説明わかりにくかったらすみません&見当違いなこと言ってたらすみません…(;´Д`)
ん、△…? うわあすぐできた! あの・とか□とかの並びは頂点選択方式だけだと何となくずっと思い込んでました…
作業イメージが「頂点からその関連面を特定する」だったので、そのイメージの手順のままあのやり方をしていましたが、面から関連頂点を取得するのがクリック一回でできるなら、こちらを活用した方が効率的ですね。ありがとうございます~
選択オブジェクトの記憶は、再び選択しなおすなんて御免だというような込み入った多数頂点選択だと時々使ってたのですが、そうでもないときは私はついつい気合とか根性とか精神論で押し通しがちなので、もうちょっと上手く使うと全体的な作業効率を上げられそうな気がします。