Interview

『仮面ライダービルド』で注目を集めた赤楚衛二が、堤 真一らと“正義”とは何かを問う舞台『民衆の敵』

『仮面ライダービルド』で注目を集めた赤楚衛二が、堤 真一らと“正義”とは何かを問う舞台『民衆の敵』

感謝って大事。だから真面目にやろう

甘えられるのも素敵な資質かと思います。甘えるのはすんなりできるタイプなのでしょうか?

そうなります……かね?(笑) 一度、22歳で出演した舞台で“引っ張る”という感覚を覚えて、その後に“任せる”“委ねる”感覚を覚えたのかなと思います。

“引っ張る”意識があった舞台は、2016年にご出演された『露出狂』?

はい。僕が最年長で、半分以上のキャストが初舞台や初めて演技をする方だったので「これは引っ張っていかないと」と思って。その後の「仮面ライダー」シリーズでは先輩方がたくさんいらしたので、たくさん甘えさせていただきました(笑)。先輩相手だと嫌がられないかぎり頼ってもいいんだ、という気持ちがあるんですけど、後輩には「今、どう思っているんだろう?」と考えてしまうところがあって。

赤楚衛二 エンタメステーションインタビュー

上下関係の狭間にいたことや、例えば部活動などは?

それがまったくしてこなかった人間なんです。帰宅部でした(笑)。でもアルバイトで上下関係がしっかりしたお店で働いていたこともあるので、“先輩の言うことは絶対”ということは学んでいました(笑)。

このカンパニーでは子役の方をのぞくと最年少ですか?

おそらくは。キャリア的にも僕が一番浅いんじゃないかと思います。まだキャリアの浅い僕を選んでいただいて、素敵な方々と一緒に舞台に立たせていただける以上、どんなに恥ずかしい思いをしても頑張って食らいついていきたい。この稽古期間は死ぬ気でやるしかないと思っています。

赤楚衛二 エンタメステーションインタビュー

公演を楽しみにしています! これは作品に関連付けた質問になりますが、赤楚さんにとっての“正義”とは?

仕事に対して真面目であること。当たり前のことだとは思うんですけど。

いえいえ、大切なことだと思います。

僕、最初の1年間、どこの事務所にも入れなくて不安で怖かったんですよ。それから事務所に入って初めてやらせていただいた仕事で「感謝って大事だ」とすごく思ったんです。どれだけありがたいことなんだろうって。それがいまだに忘れられない。だから真面目にやろうと思いますし、まだ役者を始めて3年しか経っていないですが、“初心忘れるべからず”だと思います。

赤楚衛二 エンタメステーションインタビュー

3年、という印象がないほど活躍されているイメージです。

いやいや、そんなことは。「仕事が2ヵ月ない、どうしよう……」みたいなタイミングで「スケジュール、決まりました!」といただいて、「うわ、ありがたい!!」の連続でした。今こうしていられていますけど、常に怖いですよ。いつ消えるかも知れない自分とずっと戦っています。環境に関しては甘えられないですね。「仮面ライダー」の現場でも先輩には甘えていましたけど、仕事は甘えていられなかったです。お休みのときもずっと撮影のことを考えていました。でも、考えるクセがついたのはすごく嬉しいことだったなと思います! 最初の頃は何か聞かれても「わからないです」としか言えなくて。自分では頑張っているつもりでも「努力が足りない」と言われていたので。そこから徐々に、努力の仕方や「考えるってこういうことなんだ」と知ることができたのは良かったです。

その経験値を持って舞台に臨めるのは、とても良い流れですね。

太刀打ちできるかというと、全然足りないとは思うんですけど(笑)。その精神だけは持ってぶつかりたいと思います。学べるところは全部学んでいく稽古期間にしたいです。後先のことは考えない! ちょっとでも変な欲が出てしまったら、それこそおしまいなのではないかと思っているので。まずはこの作品の稽古を、死ぬ気でやることだけ考えていきたいと思います。

赤楚衛二 エンタメステーションインタビュー

スタイリスト / 檜垣健太郎(little friends)

衣裳協力
ジャケット(¥52,000)、シャツ(¥24,000)、パンツ(¥28,000)以上すべて(URU)
STUDIO FABWORK(TEL:03-6438-9575)
靴(スタイリスト私物)


【募集終了】抽選で2名様に赤楚衛二さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

11月27日(火)~12月4日(火)23:59


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・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
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Bunkamura 30周年記念
シアターコクーン・オンレパートリー2018
DISCOVER WORLD THEATRE Vol.4
『民衆の敵』

東京公演:2018年11月29日(木)〜12月23日(日・祝)東京・Bunkamura シアターコクーン
大阪公演:2018年12月27日(木)〜12月30日(日)大阪・森ノ宮ピロティホール

STORY
温泉の発見に盛り上がるノルウェー南部の海岸町。
その発見の功労者となった医師トマス・ストックマン(堤真一)は、温泉の水質が工場の廃液によって汚染されている事実を突き止める。汚染の原因である廃液は妻カトリーネ(安蘭けい)の養父モルテン・ヒール(外山誠二)が経営する製革工場からくるものだった。
トマスは、廃液が温泉に混ざらないように水道管ルートを引き直すよう、実兄かつ市長であるペテル・ストックマン(段田安則)に提案するが、ペテルは工事にかかる莫大な費用を理由に、汚染を隠ぺいするようトマスに持ちかける。
一刻も早く世間に事実を知らせるべく邁進していた、新聞の編集者ホヴスタ(谷原章介)と若き記者ビリング(赤楚衛二)、市長を快く思っておらず家主組合を率いる印刷屋アスラクセン(大鷹明良)は、当初トマスを支持していたが、補修費用が市民の税金から賄われると知り、手のひらを返す。兄弟の意見は完全に決裂し、徐々にトマスの孤立は深まっていく。カトリーネは夫を支えつつも周囲との関係を取り持とうと努め、長女ペトラ(大西礼芳)は父の意志を擁護する。そしてトマス家に出入りするホルステル船長(木場勝己)もトマスを親身に援助するのだが……。
トマスは市民に真実を伝えるべく民衆集会を開く。しかし、そこで彼は“民衆の敵”であると烙印を押される……。

作:ヘンリック・イプセン
翻訳:広田敦郎
演出:ジョナサン・マンビィ
美術・衣裳:ポール・ウィルス

出演:
トマス・ストックマン:堤 真一
カトリーネ・ストックマン:安蘭けい
ホヴスタ:谷原章介
ペトラ・ストックマン:大西礼芳
ビリング:赤楚衛二
モンテン・ヒール:外山誠二
アスラクセン:大鷹明良
ホルステル:木場勝己
ペテル・ストックマン:段田安則
ほか

オフィシャルサイト

赤楚衛二(あかそ・えいじ)

1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2013年にサマンサタバサ・メンズモデルオーディションでグランプリを受賞。2015年に『表参道高校合唱部!』でドラマデビュー。2017年〜『仮面ライダービルド』で主要キャストを演じ、注目を集める。主な出演作品には【舞台】舞台『黒子のバスケ』シリーズ、『露出狂』【映画】『通学シリーズ 通学電車/通学途中』【配信ドラマ】『東京女子図鑑』などがある。

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