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Guardians(MBTI) in Girls und Panzer

 【05//2017】

はじめに

Guardians_SJs.jpg
小山柚子(ISFJ) と河嶋桃(ESTJ)

 今回は David Kersey が示した4つのtemperament の内の一つである、 Guardian に相当する、ガルパンのキャラクタについて考察していく。 Guardian はSJがつく4つのタイプ、すなわちISTJ、ISFJ、ESTJ、ESFJの4タイプが相当する。

 他のタイプについては以下のページを参照
Artisans: ISTP, ISFP, ESFP and ESTP
Idealists: INFJ, INFP, ENFP and ENFJ
Rationals: INTJ, INTP, ENTP and ENTJ



 Guardian の所感を言うならば、規則正しさや真面目さ、強い責任感などが挙げられる。最もルーチンワークに強いグループで、組織的な行動にも適正が高い。フィクションにおいては、ある意味「普通な人物」がこのグループに属しやすい。現実的な人物。


ISTJ

Dominant: Introverted Sensing (Si)
Auxiliary: Extraverted Thinking (Te)
Tertiary: Introverted Feeling (Fi)
Inferior: Extraverted Intuition (Ne)

 非常に真面目で、過去の経験、蓄積を重んじるSiが Dominant であることもあり、書物やルールのテキストを念頭に置いた行動を好む。合理性を好むTeが上位なこと、規範的なこと等から堅物な印象。 心情に関わる Feeling が第三、しかも他人との調和をとりもつFeではなく、自身の内側に影響するFiなので社交的な動きは得意ではなく、冷淡と捉えられ得る。

 Teが強いため、理路整然とした考え方をする。他人から見て、当然の筋道で当然の解答を明白に算出する。とはいえ、受動的な Function であるSiが第一なので、押しは強くなく、エネルギーを感じさせるタイプではない。またTeとSiのコンビネーションがあるので特に数字を重んじる。


ISTJ tankers

 西住まほ
ISTJ_Maho.jpg
毅然としているが、常にリラックスしている

 比較的、評価が別れにくいキャラクタだと思う。いかにもな真面目さと、あまり他人に温情を示さない点など、非常にTJらしい。実際に全く優しさがないわけでなく、むしろ非常に妹思いの優しい姉だが、とかく感情を表に出すことがないので誤解されやすい。

 伝統や規範に対する忠実さを体現している黒森峰にあって、そういう空気をすんなり受け入れている部分がSi的と見られる。試合において命令を出している様子なども質実剛健を地で行く雰囲気で、ヒートアップしない。

 やや四角四面で堅い人物だが、押しは強くない。自分から意思を示すより、様子を見る方であり、明らかに口数は少ない。そのあたり、ESTJではなく、確実にISTJの印象である。他人との親交に関しては明らかに不器用で、みほに対して何だか言いたいことを言えていないような感じはそれらしい。対するみほも不器用な方だが。


 島田愛理寿
ISTJ_Alice.jpg
聡明かつ冷静だが、感情表現が苦手

 彼女はちょっと判断が難しい。次のようなロジックでISTJと判断した。まず、口数が少なく活発ではないのでIであることは確実だ。次に明らかに他人と打ち解けるのに時間がかかるタイプであり、引っ込み思案なことからFeが下位の Function にすら無いと判断した。これで候補はISTJ, INTJ, ISFP, INFPに絞られる。さらに彼女の場合、Fiはひっそりと心の奥に潜み(弱いが、決して折れないボコへの愛情)、普段冷静で言動などが大人びているところから、Teの方が強いと感じられる。候補はISTJ, INTJの2つである。

 他に彼女の特質を考えると、非情に真面目で素直な女の子であり、また淑やかで控えめである。母親の指導に対しても従順で、含むところ無く期待に答えようと努力するところがあり、本質的に自発的な人ではない。これらの性質は明らかにISTJのものであり、最も独立心が発達しているINTJには程遠い。母親の千代はどこか、愛里寿がもう少し何事にも積極的になれれば……と思っているような感じがある。同時に愛娘が、感情表現の不器用さの裏に、真の慈しみを有していることを、理解し、応援したいと思っている様に見える。

 加えて、感じたのだが愛理寿はちょっと西住まほに雰囲気が似ている。多くの他人に対して、冷徹で揺らがない、超然さを見せる一方で自分より小さなものに深い愛情を示している。愛理寿の場合はボコであり、まほの場合はみほがそうである。


 園みどり子
ISTJ_Sodoko.jpg
歩のない将棋は負け将棋、ポーンはチェスの魂

 ほぼ鉄板のISTJ。当たりの強さなどESTJのようにも見えるが、ほとんど直感でISTJかなと。なんとなく、自身が駒である方が働きやすいタイプかなという感じ。

 STJであることについては、語るまでもない。作中で最も規則、規範に厳しい人物で他人を注意する立場に落ち着く。任せられた仕事に熱心で身を粉にして働く。地味な泥臭い仕事を任せてよく働くタイプで、作中でも壁になったり、敵戦車に体当りして道をこじ開けたりと西住殿に歩兵かポーンか、みたいな使い方をされている。

 小説版においてそど子と風紀委員は、黒森峰線前夜の冷泉が寝付くのに手を貸すというシーンで登場する。睡眠のため、努力したが未だ眠気が起きず、冷泉はそど子に、お前もそろそろ寝ないといけないから、もう協力はしないでいいと言う。しかし、そど子は試合でより勝利に貢献できるのは私達ではなく、あんこうチームの操縦手であるあんただから、力を貸したんだと応える。このシーンは我のないそど子らしさがよく出ている、好きなシーンである。


 アッサム
ISTJ_Assam.jpg
データ好き、数字好き、現実派

 数字大好きだが、遊びのない実直な人物。総じてアバウトなダージリンを上手く補完している参謀。やはり、リーダーシップを取るというより、裏方向きの性格をしていると思う。地道な情報収集が得意でかつ、好きそう。

 根拠の無いダージリンの感性をアッサムは訝しがるが、ダージリンの方もデータと計算に過ぎないアッサムの考えをあまりあてにしていない。とはいえ厚い信頼で結ばれている。ただ、ダージリンの非常にふわっとした話には呆れている感がある(劇場版エンディング)。


ISFJ tankers

Dominant: Introverted Sensing (Si)
Auxiliary: Extraverted Feeling (Fe)
Tertiary: Introverted Thinking (Ti)
Inferior: Extraverted Intuition (Ne)

 やはり真面目で献身的かつ忠実。ESFJ、ISTJと似通った部分が多いが、ESFJと比べるとあまり熱を帯びないタイプで、消極的。ISTJと比べると冷たい印象を持たれるようなことがなく、人当たりがスムーズ。

 ISTJと同じくSiが強いので、慣習、通例、ルーチンに従うのが得意。やはり、独自の活躍をしようというより、補助、裏方、泥臭い役割に徹することができる人物。2番目がFeなので組織内の調和を大事にする方。ISTJとくらべて他人の考えに寛容といえるが、代わりのTeが無いので全く新しい最適解に対してオープンになりにくいかもしれない。


ISFJ tankers

 小山柚子
ISFJ_Yuzu.jpg
真面目で優しいお姉さん

 常識的で優しく、穏やかで目立たない。色々とピーキーな感のある生徒会3人では色々と後始末をしていそうな印象である。会話の内容もツッコミだったりフォローだったりと常識人で物腰の柔らかいISFJらしい。

 おっとりしている顔つきだが、控えめではあるものの実際ポンコツな側面は全く無く、真面目に、堅実に活躍している。試合では例によって会長や西住殿に無茶をさせられて奔走する(会長も一緒に体当たりだが)。後から考えてみれば、生徒会の連中は他のチームと比べても気合が違くて然るべきだろう。彼女の場合も、その身を挺して学園を存続させたい、強い気持ちがあってこその連戦の活躍だろう。その割に会長がなかなか働かないが。


 オレンジペコ
オレンジペコ
穏やかで常識的な優等生といった感じ

 台詞が多くないが、彼女はISFJに入るだろう。真面目で控えめで現実的で物腰が柔らかい。ある種、脳天気で現実見えてない感の有るダージリンに対してのツッコミ役でもある。アッサムと同じく、ダージリンの多彩な表現には若干呆れていそうではある。

 他、カルパッチョ、クラーラ等がISFJと思われる。


ESTJ

Dominant: Extraverted Thinking (Te)
Auxiliary: Introverted Sensing (Si)
Tertiary: Extraverted Intuition (Ne)
Inferior: Introverted Feeling (Fi)

 非常に真面目で厳格。押しが強く、気が強い。非常に働き者で積極的だが、Teが最も強く、Feは当然無いため、他人と柔らかい態度で交流といったことは得意ではない。ITSJ以上に目に見えて冷徹、非情と捉えられやすい。

 ISTJと似た部分もあるものの、DominatのTeが断定的(Judging Function)なため、より性急で、行動的。自身の内側を見守る Inner Judging function であるFiが一番弱いため、自身のコントロールに比較的苦労する。そのため、外側の現実世界に意識を向けてコントロールしようとするが、当然簡単ではないため、どうしても遊びのない、警戒的で気の許さない雰囲気となる。


ESTJ tankers

 西住しほ
ESTJ_Shiho.jpg
謹厳実直、笑比河清

 極めてわかりやすいESTJ。非常に厳格で断定的。登場シーンは少ないが、明らかにハードワーカーで自分に厳しく他人に厳しい印象である。また、温情などは全く外に出ない。頑固一徹。穏やかさとは無縁の人だが、責任感も人一倍で頼れる人でもある。

 頑強さだけならENTJもそうなのだが、彼女の場合はなんといっても伝統、礼節が大好きなのでSJであるのは間違いない。計算力、思考力に劣るタイプではないが、賢しさ、巧妙さより愚直さが光るタイプ。まあ、なんというか劇場版で島田流家元が瀟洒にベンチに腰掛けている脇で、雨が降ろうが傘もささずに大股開きで膝に手をつき、ドッシリと構えている時点でESTJ確定である。


 河嶋 桃
ESTJ_Momo.jpg
コメディ分も多いが、大体引き締まった顔つき

 片メガネだがいわゆるメガネキャラではない。自分にも他人にも厳しい。誰から見ても若干緩い大洗の面々を引き締める人。練習にせよなんにせよ、彼女の叱咤がないと大洗の戦車道部はダメだったろうと思う。なんだかんだで彼女が西住殿をけしかけないと、色々と失敗していそうな、特に西住殿にとっても重要な人。

 試合では頻繁にポンコツだが、聞き分けが良く会長の命令に口を全く挟まない。試合では毎回テンパッて良いとこなしだが、劇場版の一時寄宿先では下級生の要求にテキパキと応えており、信頼に足る人物であることがわかる。

 ピンチで小山に泣きつくのは普段気を引き締め続けている反動だろう。また、彼女にとって最も大切なのが親友二人であることは想像に難くない(Fi)。そういう面では角谷、小山以上に繊細だと思われる。


 逸見エリカ
ESTJ_Erika.jpg
突進系ではないが、かなり直線的で強気

 ミニ西住流家元。わかってはいても何か厳しい言葉をぶつけずにいられないタイプ。やはり非常な働き者で責任感が強い。また、まほに対する忠誠心が高く、決勝戦ではポルシェティーガーの上を走行するなどの無茶をする。

 あまり社交的でないため、ISTJにも取れるが、やはり外向き志向が強くESTJと考えられる。受動的な隊長と比べて、能動的な副隊長である。自信家な側面があるが、特に劇場版での反応などを見ると考え無しな人物ではない。とはいえ、他のSJと同じく奇策や狡猾さより、堂々と体でぶつかっていくのが得意な風ではある。


ESFJ

Dominant: Extraverted Feeling (Fe)
Auxiliary: Introverted Sensing (Si)
Tertiary: Extraverted Intuition (Ne)
Inferior: Introverted Thinking (Ti)

 やはり真面目で、規則正しい。Feが最も強いため、組織内の調和に気を使う。教育者的な雰囲気が強く、温かい、あるいは熱い。ISFJと近いが、より社交的なところがある。同様に理詰めや合理的な思考が苦手で既成のルールを踏襲するのが得意。


 ESFJ tankers

 いろいろ考えたが、それらしい人物は居ない。有り得るキャラクタと、それらに対する現時点での判断を簡単に書く。

オレンジペコ: ISFJ。登場シーンが少ないが、それにしても控えめで裏方的な雰囲気。
クラーラ: ISFJ。情報不足。表情などの印象からISFJ。
蝶野亜美: ENFJ。エキセントリック過ぎる。
澤 梓: ISTJ?。情報不足。ウサギさんチームに対するリーダーシップをどう捉えるか。


おわりに

 一応、ガルパンの Guardian 達について記述した。ある程度、人格が明確な人物に絞ったつもりだったが、それなりの量になってしまった。

 選ばれたキャラクタを眺めてみると、常識的で真面目な女性が並んでいる。普通とも言える、地に足の着いた人たちが揃っている。派手さはないが、質実でしっかり者と言った感じだ。

 SJとそれ以外というのは分けやすい。SJは自然と現実的な努力家と感じられる。彼女らが普段から真面目に努力している姿は思い浮かべやすい。ひたむきに泥臭い仕事を続けていくことができる、戦力である。



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Category: ガルパン

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