はじめに 今回はあんこうチームの5人目、冷泉麻子についてmbtiに即し、タイプ分類について考える。さらっと考えたが、彼女を分類するなら
INTJになるのではないか。恐らくINTPであると考える人も多いと思うが、私はむしろINTJだと思う。

決め手は、思考活動の熱量だ。彼女からはINTPらしい内部で思索が煮えたぎるような感じがない。それよりは、静かにインスピレーションがやってくるのを待っているような感じがする。いずれにせよ、以下で考えを示していく。
EとI なんというか、言うまでもなくIといった感じだ。他人に対しておっかなびっくりという印象はないものの、むしろ「放っておいてくれるなら、それでいい」とでも言いたげな人物である。他人の感情に対して概ね関心が低い、人だけでなく様々な外的要因に対してさほど興味のない感じがはっきりと現れている。
総じて感情面が、少なくとも外面的に、低空飛行であり声のトーンの平坦さ、表情の動かなさに通じている。会話も大体は必要最低限で良いと思っているから、口数が少ない。愛想は無いが、機嫌が悪いということもかなり少なそうである。
NとS これも悩まないひとが多いと思うが、わかりやすいNだと思う。とにかく、物体的な世界から隔絶している感じが凄い。自分をピシっと見せる意識がまるでない。日常生活もこいつは夕飯とかどうしているのだか、わからない。一般常識に対しても、理解はすれど軽視しているような印象である。授業や勉強を特に嫌っているわけでもないわりに、あっさり授業をサボっていたりする。
逆に操縦の腕前の良さがSらしいと捉えられる可能性がありうるが、その点はさほど気にしていない。本人も楽しんでいるといった感じだが、それでも総合的な彼女のNらしさを無碍に扱うことはできない。
TとF やはりこれもと言うべきか、あっさりTと断定できる。元来、理性的、論理的判断が中心にある人物だろう。特に簡略した話しぶりが印象的で、必要なことのみに集中して発言している感じである。戦闘中においてもほとんど感情を動かさずに、西住殿に状況報告し、指示を仰いでいる。
喜ばないことがないわけではなく、ソド子に遅刻記録を消去してもらった時は言葉を失って喜んでいる。ただ、連帯的に感情が引っ張られる事がほとんど無いようで、劇場版でソド子に「あんたももっと喜びなさいよ」みたいな事を言われる始末である。本人も喜んでいるだろうが、毎回それを示すわけでもない。
JとP 本題である。INTPかINTJか、彼女の場合はここに収束する。まず想像できる短絡的な帰結について書く。
「彼女は遅刻がちの人物であり、この事から計画的とされるJではない。したがってINTPである」という論理が考えられる。私はこの考え方はしない。彼女の場合、学校の決めたルールを守るのが非常に不得意がために遅刻しているのではない。単に人一倍、朝が弱いせいでどう頑張っても遅刻してしまうと考えたほうが良い(本人がどこまで眠気と戦う気があるかはともかく)。
INTPであればCognitive Functionは第一にTi、第二にNeとなり、INTJであれば第一にNi、第二にTeとなる。具体例を挙げることはできないが、彼女の第一がTiというのはやや不可解である。そんなにシリアスに思考に没頭することがなさそうに見える。むしろ、淡白に解答を知ってしまう、気づいてしまうNiの方が随分それらしい。
また、TiとTeとして考えても、自分の中に我流の思考プロセスが有るようなTiではなく、外側にコモンに存在するプロセスに沿って考えを示すことができるTeの方が彼女らしい。端的で簡潔で理路整然な話が、より自然とできると思うのだ(Tiにそれができないわけではないが)。
これまた小説版の話になるが、冷泉のJらしい部分がはっきりと見えるシーンがある。武部がアマチュア無線の筆記テストを控えて一夜漬けを敢行する。そこで冷泉に助力を願うが、この時の冷泉のやり方が非常に整然としている。
必須な部分を優先的に抽出し、合格に必要な得点と擦りあわせて、勉強時間とペース配分を断定する。後はひたすら武部が問題を解くのを見守る、というか恐らくタイムキーパーだろう。最低条件をクリアした後は残された時間で応用を行う。
恐らく、冷泉は普段からこういう生き方なのだろう。ただ、必要な時のみだろうが。Pでも時に、先にアウトラインを作る方法を取ることがあるだろうが、意識せず行えるのはJらしいといえる。あくまで、小説版におけるワンシーンだが、アニメの冷泉の延長線上にこのシーンがあるというのは極自然な帰結だと感じるのだ。
おわりに 冷泉麻子はINTPではなく
INTJだと考えている。外面だけでなく内面的にも彼女はかなりテンションの上下がフラットな人物だと思う。ひとことで言うと、そこがINTJらしい。
あんこうチームの5人について記事が揃った。以下のとおりである。
西住みほ : INTJ, Ni-Te-Fi-Se
武部沙織 : ESFP, Se-Fi-Te-Ni
五十鈴華 : INFP, Fi-Ne-Si-Te
秋山優花里: ISFP, Fi-Se-Ni-Te
冷泉麻子 : INTJ, Ni-Te-Fi-Se
5人揃うと、なんというか、西住と冷泉のとっては非常に居心地の良さそうな5人組だと思う。グループ的、組織的という感性が薄い連中が揃っているというか、サッパリしているというか。どこにどういう人物が入ると、どうなるかということまで考えるつもりも、断定する気もないが、ただそういう5人だなと思った。
外から見た時に、なんで「沙織さん」だの「華さん」だのと、変に他人行儀なんだ、ましてや冷泉に至っては「沙織」以外は「西住さん」、「秋山さん」である。こいつら、大して仲良くないだろ、なんて思われるかもしれない。
しかし、そうではない。別に尊敬の念とか、距離感とか、丁寧さがあるんでなくて、単にそうだったからそうだった、それだけである。単に友達で今更呼び方を意識する気にもなれないというように思う。私自身も最も仲の良い友達の1人に対して、呼び捨てでも、あだ名でもない呼び方をする。西住や冷泉の感性は、よく分かるように思う。五十鈴は育ちの良さに依るものが大きいと思うが。
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