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茨城県宇都宮市、子供のスマホ「家庭でルールを」 時間制限の記述を変更

» 2021年03月22日 07時00分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 宇都宮市教育委員会などは、子供のスマートフォンや携帯電話の使用に関する注意点などを呼び掛ける「スマホ・ケータイ宮っ子ルール共同宣言」の改訂版を公表した。2015年の策定から6年が経過し、会員制交流サイト(SNS)やネットゲームなどでのトラブルが問題になっていることから、現状に沿って見直した。パンフレットを作成し新年度、市内の全小中学校に配布する。

photo 子供のスマートフォン使用の基本ルールを定めた宣言のポスター=宇都宮市役所

 基本的なルールは、「み」みんな必ずフィルタリング!▽「や」やる前に知ろう!ネットゲームのOK? NG!▽「つ」使う時間を決めよう! 守ろう!▽「こ」怖いネットの落とし穴に注意!――の4点。改定前は「1日1時間まで」や「夜間の友達との使用は9時まで」などの目標を掲げていたが、今回は各家庭で主体的にルールを決める内容に変更した。

 パンフレットでは使用時間や使い方などの参考例も掲載。年齢にあったフィルタリングの重要性などを詳しく説明している。

 市は2009年、「宮っ子すくすくノーケータイプラン」を公表。原則として小中学生には携帯電話を持たせないと定めていたが、スマートフォンの普及など社会環境が変化したこともあり、15年に宣言を策定した。インターネットを通じたトラブル防止のための出前講座をはじめ、ノースマホデー、フィルタリング設定キャンペーンなどの活動も続けている。

 市教委では「保護者と子供が話し合うことが大切。安心安全にスマホを利用するため家庭で一緒に取り組んでほしい」と呼び掛けている。(松沢真美)

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