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【独自】コロナ理由に「給料変わらず勤務193時間増」異議申し立て女性解雇され提訴

更新:2021/03/18 12:20

 大阪府堺市で介護施設を運営する会社が新型コロナウイルスによる経営の悪化を理由に就業規則を変えると提案したことに対して、“異議を申し立てたところ突然解雇された”として事務員をしていた女性が会社を提訴しました。

 解雇の無効を求めて提訴したのは堺市にある介護施設で事務員をしていた中川裕子さん(51)です。訴状によりますと、去年5月に介護施設の運営会社が新型コロナウイルスで経営が悪化したことを理由に、就業規則を変更して給料は据え置いたままで勤務時間を年間で193時間増やすことを提案。これに異議を申し立てたところ突然解雇されたということです。

 (中川裕子さん)
 「嫌がらせ・報復・制裁を許すことはできない。」

 運営会社は取材に対して「何もお答えすることはできません」と回答しています。