“優等県”徳島で変異株9名の衝撃…関西圏から地方に飛び火
新型コロナの累計感染者数が464人と全国で4番目に少ない徳島で、変異株が9例も見つかり、衝撃が走っている。
徳島県は2月19日から、変異株かどうか調べるスクリーニング検査を開始した。1月1日~3月1日の感染者のうち73検体を抽出して実施。この期間の感染者の28%に当たる。検査の結果、疑いがある検体を国立感染症研究所でゲノム解析したところ、9人が英国型変異株と確定した。
徳島県の飯泉嘉門知事は12日の会見で、感染源について「根のところは全て関西」と明かした。9人は年末年始などに関西地方との往来があった人と、その接触者だった。
徳島に近い関西圏では変異株の感染者が相次いで確認されている。
兵庫は神戸市の充実検査の結果、変異株が多い。神戸市で4日までに74人の変異株の感染が確認された。1月から1133検体をスクリーニング検査し、2月中旬以降は陽性者の6割を検査している。