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DV被害で3日に1人女性が死亡するフランス

理由の多くは男性の「嫉妬」。3月8日国際女性デーで「男女平等」が叫ばれるのに……

山口 昌子 パリ在住ジャーナリスト

DVの理由、フランスでは「嫉妬」

国際女性デー関連イベント終了後、会場で集合写真に納まる(手前左から)増田明美さん、角田光代さん、大崎麻子さん=2019年3月7日、東京都港区拡大国際女性デー関連イベント終了後、会場で集合写真に納まる(手前左から)増田明美さん、角田光代さん、大崎麻子さん=2019年3月7日、東京都港区
 日本の場合、仕事上の不満や職場の人間関係の鬱積(うっせき)から、そのはけ口を弱者の妻や子供に向け、DVに走るケースが多いと指摘されている。千葉の「心愛さん虐待事件」でも、父親は職場や近所の人からは「良い夫、良いお父さん」との評判を得ていたという。実際は、こうした評判を得るために、無理していたわけだ。そのはけ口、鬱積の犠牲になったのが、身近の妻と幼い子供だったのではないか。

 フランスの場合はどうか。マリー・トランティニアンの撲殺事件にみられるように、

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筆者

山口 昌子

山口 昌子(やまぐち しょうこ) パリ在住ジャーナリスト

元新聞社パリ支局長。1994年度のボーン上田記念国際記者賞受賞。著書に『大統領府から読むフランス300年史』『パリの福澤諭吉』『ココ・シャネルの真実』『ドゴールのいるフランス』『フランス人の不思議な頭の中』『原発大国フランスからの警告』『フランス流テロとの戦い方』など。

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