お年玉のポチ袋にピッタリ!千円・五千円・一万円札の三つ折り方法
実際にお札を折ったところをみてみましょう!
折り方のポイントは3つです。
- 複数枚は重ねたまま折る
- お札の向きをそろえる
- 折り目を爪で抑える
簡単に言えば「丁寧に折る」それだけのことです。折り紙で鶴を折る時にも爪でしっかりと折り目を抑えながら出なければ、さらに角をそろえながら出なければ綺麗な折り鶴が出来上がりません。お札を折る時にも同じように丁寧に折りましょう。
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千円札を三つ折りにする方法
左側を折りたたみます。野口英世の眉の輪郭の端に揃えます。
次に、対側を合わせます。
千円札のこちらの面を上にして、ポチ袋に入れましょう。
五千円札を三つ折りにする方法
樋口一葉の「一」の左端に合わせるように折ります。
後は右側を返して折るだけです。
一万円札を三つ折りにする方法
一万円札の場合、左側から先に折ると目安がないので難しいです。
先に右側を写真下の模様「三角になった突起物」を目安に折ります。
次に左側も端に揃えて折ります。
折り目がついたところで、一旦一万円札を開いて、左→右と三つ折りにして完成です。
厚みが出てきますが複数枚でも同じです。シッカリと折り目を付けることで同じようにたたむことができます。
もちろん使用するお札は新札を選びます。手元に新札がなければ銀行窓口もしくは銀行本支店内に設置されている両替専用機で新札に両替ができます。
折り方は新札であることを前提としており、シワのついたお札の場合にはアイロンをかけてハリを出さなければ、綺麗に折りたたむことができませんでした。
お金の三つ折りは常識であり、マナーである
私たちが生活しているうえで、お札を折った状態で渡すことは少ない機会ではありません。多くの場合、二つ折りではなく三つ折りにして渡します。
結婚式を挙げたとき、受付を頼む、スピーチや余興を頼むなど、通常の列席者としてだけではなく式に協力してもらう方が必要になります。協力をしてくれたゲストに対してはお礼を包むのは結婚式を挙げる側のマナーです。お礼としてではなくお車代として渡すこともあります。
また、お年玉も三つ折りで渡します。子供相手だからと侮ってはいけません。その子供は何人もの大人からお年玉をもらうものであり、誰のお札がきれいだったかを知るものです。大人になった今でも綺麗な状態でお年玉をくれた親戚といえば何人か思い浮かぶのではないでしょうか。
そして、そのお年玉の行き先を思い出してみましょう。親に見せるのが常です。子供あてのお年玉は子供だけが見るものではないということ。大人としてお金の扱い方は覚えておきたいものです。
三つ折りにするのはなぜ?
なぜ、三つ折りにするのでしょうか。その理由はいたって簡単。
お札を折らなければ入れられない「ポチ袋」を使うからです。またそのほかにも理由があります。
- そもそもポチ袋は三つ折りを想定した幅になっている
- 四つ折りでは「四=し=死」として日本人が避ける数字
- 四つ折りは厚みが増してしまう
例えば三千円を四つ折りにしてポチ袋に入れた様子を想像してみましょう。不格好に厚みが増します。また受け取る側にとっても「厚みから想定する額」と「実際の額」に差が出ます。
ポチ袋は1万円未満まで!
複数枚であることを前提にポチ袋には三つ折りで入れるという話をいたしましたが、ここには理由があります。1万円以上を包むときにはポチ袋ではなく祝儀袋です。折らずに入れます。逆に、1万円未満を祝儀袋に入れて渡すことはありません。祝儀袋に入っているからには1万円以上である、これは多くの大人が知っている常識です。
ちょっとした気遣い
もらった側がポチ袋から取り出したとき、綺麗な状態を保てるようにささやかですが気遣いを見せたいものです。のり付けでポチ袋を閉じてしまうと相手が開けるときに破く、はさみで切るなどが必要になります。
袋の形状が保てずに雑な感じが出てしまうのと同時に、中のお札が破ける可能性もあります。簡易的と思われるかもしれませんが、シールで封をする方が相手への心遣いになります。