希望の即答

  • 2019.03.17
    【希望の即答】花粉症がひどいです。かつての希望の党は花粉症ゼロを公約に掲げていましたよね?今はどのようにお考えでしょうか?(2019.3.14放送分より)
  • 花粉症がひどいです。かつての希望の党は花粉症ゼロを公約に掲げていましたよね?今はどのようにお考えでしょうか?(2019.3.14放送分より)
  • 今も公約に掲げていますが、一朝一夕にはいかないんですね。花粉症を減らすには、特にこの時期に花粉をたくさん出す杉やヒノキを伐採して、花粉が飛ばないような森林に日本の森林を再生させなければいけません。しかし、木を伐採しても安い外国材が入ってきたりしてなかなか売れないものだから山を持っている人たちが伐採しないのです。ここは、政府が花粉症対策として杉の木を伐採していこうという政策を打ち出して音頭を取らないと、民間経済だけに任せていたらなかなか進んで行かないでしょう。
    実は神奈川県知事の時に全国で初めて、神奈川の森林研究所に少花粉スギと無花粉スギを開発させたんです。神奈川で杉の植え替えは全部小花粉杉ですから、それらが30~50年すると花粉は今の1/10以下になります。しかし杉が育ち、成長した杉を伐採して植え替えて、花粉の出ない杉にかえていくには30年~50年はかかります。そのような政策を先進県神奈川が、私が知事の時に行ってきたことをアピールしたいと思いますが、政治の力が入らないとそのようには動かないでしょう。経済の観点では売れないものは切らないわけで、さらに普通に花粉が出る普通の杉の苗を買った方が安いので植え替えるのもそっちにしちゃうわけです。花粉対策には政治の決断、政策が必要ですね。

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