占いとその関係者に対して、誤った疑念も誤った過信も発生させず、ラクに付き合っていくための俺的心得を以下に述べます。

占い師詐欺レベル研究所の目的

・誠意のある善良な占い師や利用者を、悪質なものと明確に素早く区別して保護する
・善良な者を疑うことと悪質な者を信じること、これら両方のミスを減らすことにより、各研究所員のメンタルの効率化を図る

占いと占い師の定義

・本研究における占いとは
「手相、人相、姓名、筆跡、易経や風水、心理クイズ、設問チャート、タロット、血液型や星座、性別、年齢、生年月日、など諸々でわかる!○○診断、○○占い!などなどの、統計的人物学心理学、その大体全般」とします。
ホントは占いじゃないものも含みますし、統計的じゃないものも含みますが、「こういったやつは全部まとめて占いでしょ」と思う人は多いことと、本屋に行ってもこれ系は大体似たような場所に固めて並べられている(どちらも俺調べ)ため、まとめて占いと表しています。

・本研究における占い師とは
上記の多様な診断を赤の他人に対して行う人物を指します。有償/無償の別は問いません。オンライン/出版/対面などの手法の別も問いません。

占い師の占いを行う対象者を、利用者とします。

研究の対象

研究となる対象は以下の通りです。

・占い師ご本人
・特定の占いを信じている利用者
・特定の占い師を尊敬している利用者

※当研究の目的たる各研究所員のメンタルの効率化を図るためには、占いに関わるできるだけ広い範囲の人間を対象に研究を行いその善良/悪質を区別する必要があるため、通常であれば見向きもされないであろう上記「占いの利用者」をも研究の対象としています。

(参考)よくある占いの流れ

①利用者の全員を、漏れなく、その占いで勝手に定義したカテゴリにムリヤリ当てはめる
※たとえば12星座占いなら、各個の誕生日という属性で、全人類を12種類のカテゴリで網羅できるよう定義してしまう
※メジャーな占いでは3~60程度が最も用いられるカテゴリ数の範囲です(俺の独断偏見)

②各カテゴリに該当する利用者について、人物像や将来、得手不得手を一方的に定義する
※このカテゴリの人は今年は金遣いが荒くなる!など

③カテゴリ間の人間関係の相性を一方的に定義する
※あなたが結婚するならこのカテゴリの人が良い、など

④物販やサービスの販売促進を行う
※書籍、オンラインサロン、DVDなどなど
※利用者に対して「あなたも占い師になる権利」を勧誘し、研修についての契約を勧める占いもあります。

(参考)再現性のない占いであってもそれが効く原理

1.再現性がないと分かってるけど話に聞き入ってしまう

・そもそも、「画一的な答えが欲しい」という誤った発想が利用者にあることを、占い師は理解している

・利用者は「占い師のリスクテイク」への賞賛を行う
占いの結果が事実か正解かわからなくても、占い師は利用者に対し、その主張を堂々とハッキリ述べます。
それを聞いた利用者は、「よくそんなこと堂々と言えるな。そんなこと俺にはできない。カッコイイ。何か確信に至る根拠があるのかも?」
なんて思っちゃう心理があります。

・単に占い師の話に面白さがあったり、伝える技術がうまい
感情を揺さぶられると記憶にも残り、利用者はより占い師の話を聞くようになります。

2.再現性がないけど役に立ってしまう

占いに魅了された利用者は、占い師のアドバイス(や書籍の記述)通りにその後の人生を歩みます。
迷いがない行動には他人も思わず道を譲るため、利用者の人生は多少なりとも好転します。

3.再現性があるものって思っちゃう

占い師の言うことを聞いて人生が好転した利用者は、占いをホンモノ(あやふやな予想でなく、再現性のある未来についての予言である)と思ってしまいます。

個別の研究のやり方

前置きが長くなりましたが、個別の研究のやり方を以下に記します。

(1)対象者(研究の対象となる人)を一人決める

・占い師ご本人
・特定の占いを信じている利用者
・特定の占い師を尊敬している利用者

対象が上記のいずれに属したとしても、研究方法は似たようなものです。

対象者を決めたら(2)(3)の順に進みます。

(2)対象者の現在のフェーズを求める

A.占いを自らの人生に役立てている
・占い師であれば、自分を占うか他人を無償(遊び)で占っている状態
・利用者であれば、利用者個人の理由で占いを受けたり、書籍等グッズを購入している状態(一般の利用者は大体コレ)

B.占いを自分と他人の両方の人生に役立てようと考え、自身もメリットを得ようとしている
・占い師であれば、他人を有償で占ったり占い本などグッズを販売している状態(一般の占い師さんは大体コレ)
・利用者であれば、占い師に自分以外の人間のことを診断してもらおうと考えている状態(一般利用者のうち極度のファン、会社経営者でもたまにいます)

C.メリットを享受できるかわからない人間からも自身のメリットを得ようとしている
・占い師であれば、自分と同じ占いを行うよう広く占い師を募集したりセミナーや教材販売を行っている状態
・利用者であれば、他人に同じ占いや診断を受けるよう勧誘し、その結果を利用して他人を自分の意のままにコントロールしようとしている状態(ネットや副業系人物に多い)

(3)以下のフェーズ別詐欺度に応じて、対象者との距離を置くかどうか決める

Aの場合:詐欺度は無判定 ※詐欺でもなんでもないので、研究の対象にしなくても問題なかったと言えます
Bの場合:詐欺度は占いの精度(再現性)と同一となり、占い師と利用者の組み合わせによる。要経過観察状態
Cの場合:詐欺度120%、発見次第即離脱すべきです。付き合いを続けているといずれあなたが破産するか逮捕されます。

──

以上です。
上記のCフェーズは特に注意で、対象者自身が占いをこれっぽっちも信じていないという悪質なケースも余裕であります。というか、このCフェーズの悪質な人間のせいで、占いや人物診断それ自体のイメージが損なわれています。
ご覧のあなたもぜひ当研究所に加入し、詐欺を働く悪人に関わらずに済むように気を付けましょう。という提案でした。

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