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ブラマヨ小杉が「バイキング」で放送事故レベルの失言…NTTの総務省接待問題に「なにがあかんの?」

文=大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

ブラマヨ小杉が「バイキング」で放送事故レベルの失言…NTTの総務省接待問題に「なにがあかんの?」の画像1
所属事務所ウェブサイトより

 16日放送のフジテレビ『バイキングMORE』にブラックマヨネーズの小杉竜一が出演。NTTと総務省の接待問題についてのコメントでスタジオを不穏な空気にさせた。

 この日は冒頭から、総務省の接待問題について特集。

 国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範において『関係業者との接触に当たっては供応接待を受けること、職務に関連して贈物や便宜供与を受けること等えあって国民の疑惑を招くような行為をしてはならない』と定められている中、武田良太総務相はNTTから接待を受けたことがあるかについて「国民から疑念を抱くような会食会合に応じたことはありませんと」と回答した。

 4日間で25回も繰り返しこの言い回しを使ったことにMCの坂上忍は「25回も同じこと言ってることが疑惑の最たるもの」と苦言を呈した。

 またNTT澤田純社長は山田真貴子前内閣広報官との昨年6月の会食について総務省側から意見交換を持ち掛けられ、NTT側が食事代を提示したと説明したことに、ミッツ・マングローブは「NTTという所にすごく引っ掛て、もともと国営会社だった訳じゃないですか」と指摘。「やっぱり国営企業ならではのそういった体質とか政治家との関係性っていうのは年々とあるものなんですかと?」と元総務省で前鳥取県知事の片山善博に質問した。

 片山元知事は「ありえますよね」と答え「監督官庁と監督される側は、本当は対等なんですけど。やっぱり上下の関係に事実上なっちゃうんですよね」と解説。また2000年に国家公務員倫理法ができる前はこのような接待の話をよく耳にしたと話し、「国家公務員倫理法ができてそれ以後はみんな気を付けましたよ。それが最近の総務省の実態を見るとかなり緩んで弛緩してきたのかな」と印象を語った。

 さて、ここで坂上から「小杉君いかがでしょう?」とコメントを振られた小杉が「これだけ見てると、なんかあかんのかなと思うんですけど。目的は携帯の値下げのためでしたっけ?」と質問。坂上は苦笑いの中「だから菅さんが値下げをするんだという情報がね、どのタイミングでNTTのほうに入って、じゃあNTTさんドコモの子会社化とタイミングがここら辺どうなんですかっていう所が疑問視されてて、だったらソフトバンクとKDDIさんどういう目で見てるんですかね、こういうことを。っていう話しにもなりますよね」と説明した。

 小杉は「あー、抜け駆けしてんちゃうかってことになったらあかんと思うけど」と納得した様子を見せたが、「結果的に安くなるんやったら、その会合ってそんなあかんことなのかなって僕思ってしまうんですけど」とコメントした。

 この発言に、スタジオは無言に。

 坂上が一間置いて「ちょっと」と笑い崩れる中、伊藤アナが慌てて「やっぱり、競争がもし歪められていたのだとすれば問題ですけどね」とフォロー。

 坂上も「そりゃ安くなったらみんな嬉しいんだけどね」と優しく返したのだが、小杉が「だからなんか何が良かったんか……」と続けようとすると坂上は「大丈夫大丈夫、今ね、このコーナー小杉君のモニター切っとくから」と、別室からリモート出演となっていた小杉のモニターに近づいた。

 小杉は「なんでなんですか!」と大声で突っ込んだのだが、スタジオには奇妙な空気が漂ったままだった。

 この小杉の発言にネット上では「ブラマヨ小杉の今の発言は放送事故レベルじゃね?」「小杉バカなの?」「え? 小杉ったら何が問題のなのか本当にわかってないのかな」「小杉は毎回何を言ってんだ」と呆れる声が上がっていた。

 出演者、スタッフの「こいつ全然わかってない!」という声がまるで聞こえてくるかのような空気だったスタジオ。もし小杉がその場にいたらとんでもないダメージを受けていたかもしれない。リモートだったことが不幸中の幸いだ。

大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

最終更新:2021/03/16 20:19

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