3 月 20 日に東京で開催された、「夫婦別姓に反対し家族の絆を守る国民大会」に 4 名の会派議員が参加いたしました。
主催者挨拶には、日本女性の会会長 小野田町枝さんがあいさつされましたが、小野田会長さんは、あの戦後 30 年間ルバング島で戦いつづけ、帰国した小野田寛郎さんの妻で、ブラジルで牧場経営に成功し、今では「小野田自然塾」を開いて子ども達にアウトドア生活を教えているそうです。「夫婦別姓の法制化がされると日本文化や伝統、家族の絆が失われること」に非常に危機感を感じておられました。
国民新党代表「亀井静香氏」、民主党「吉田公一氏」、自民党「下村博文氏」、国益と国民の生活を守る会代表「平沼赳夫氏」などが出席して、政権与党の亀井大臣は断固反対すると話しておられました。
20 日現在、 106 名の国会議員の賛同、 1 ケ月の間に 252 万人の国民署名が集まっています。
そして、 2010 年「時事通信世論調査」(Wikipedia掲載より)では、選択的夫婦別姓に賛成35.5%に対して、反対55.8%。民主党支持層で賛成33.6%、反対が59.4%で、自民党では、賛成24.3%、反対69.3%などと国民は反対が過半数を占めています。
賛成論者の言い分は、夫婦同姓は日本の伝統ではない、男女平等の基本の女性差別撤廃条約を批准している、女性の社会進出の弊害、世界的な趨勢となっているなどが理由です。
しかしながら、「なぜ、変えなきゃいけないのか?」。夫婦同姓で特別不都合な声も聞かれない、問題もないように思います。逆に、夫婦別姓にした方が、例えば「黒木」さん、「甲斐」さんとなった場合、同棲なのか結婚しているのか、全く区別が付きません。また、子どもは「父方」「母方」のどちらを名乗るにせよ分かりにくい。そして、有る子ども達へのアンケートでは、66.4%が「嫌だと思う」「変な感じがすると思う」、また、「何も感じないと思う」は、26.2%、「嬉しいと思う」2.2%、「分からない」5.1%だそうです。