神戸市は新型コロナウイルスの調査で、新たに38人の変異ウイルスへの感染が判明したと発表しました。
神戸市では独自に変異ウイルスの調査を行っていて、2月19日から2週間の新規陽性者のうち、約7割にあたる99人を調べたところ、33人からイギリス型の変異ウイルスが見つかりました。
また、5人が起源がわからない新たな変異ウイルスに感染していることもわかりました。
これで、神戸市内ではイギリス型の変異ウイルスの感染者が64人に、新たな変異ウイルスの感染者が10人になりました。
検査数に占めるイギリス型の変異ウイルス感染の割合は、1週間ごとにみると、2月12日からの1週間では15.2%でしたが2月26日からの1週間では38.8%に増加しています。
神戸市の久元市長は11日、「変異株が広がっていることは間違いない」と話し、「(変異ウイルスは)感染力が高いと言われている。実際に新規感染者も増えていることも考えれば、感染予防策を徹底していただくということ。油断をしてはいけない」と注意を呼びかけました。
神戸市によると、変異ウイルスのクラスターは市内で3件起きていて、久元市長は「積極的な調査を継続する」としています。