第一三共は、ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンと同じ物質を使ったワクチンの臨床試験を、国内の製薬会社で初めて、3月中にも始めることがわかった。
第一三共によると、臨床試験は、20歳以上75歳未満の健康な男女152人が対象で、ファイザー社製のワクチンと同じ、「メッセンジャーRNA」と呼ばれる遺伝物質を使い、3月中にも実施する。
筋肉注射で2回接種し、安全性や免疫がつくかどうかを確認するとしている。
「メッセンジャーRNA」を使ったワクチンは、ファイザー社やモデルナ社が先行して実用化しているが、国内の製薬会社で採用するのは初めて。
国内では、ファイザー社製のワクチンの接種がすでに始まっていて、今後、国産ワクチンの技術の確立を進める。