北九州市内の交番のバイクや警察署の電気錠に火を付け、警視庁に脅迫電話をかけた罪に問われている男に、懲役4年の判決が言い渡されました。
住所不定・無職の井上浩二被告(53)は、2017年、北九州市内の交番に止められていたバイクや八幡東署の電気錠に火を付け、「次は爆発するけの」などと警視庁に脅迫電話をかけた罪に問われていました。
15日の公判で福岡地裁小倉支部は、交番での放火については「防犯カメラの映像から被告が近くにいたことは強く推認されるが、状況証拠がない」などと指摘して、無罪としました。
一方、その他の罪については危険性の高い悪質な犯行だとして、懲役4年の判決を言い渡しました。
井上被告は、これまでの裁判で不規則な発言を繰り返していて、15日の判決公判でも「事件を起こしたのはお前たちじゃ」などと発言し、1分足らずで退廷を命じられました。