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失踪から20年…女子高校生はどこへ?警察は新たな情報を公開 北海道室蘭市

2021年03月08日(月) 17時30分 更新
今日ドキッ!で放送

 室蘭の高校1年生千田麻未(ちだ・あさみ)さんが行方不明になって、6日で20年になりました。今もたくさんの人が千田さんの無事を信じて帰りを待っています。

 「麻未ちゃんが最後に買いにきたのは、このチョコポッキーですね。だから、チョコポッキーをみるたびに思いだしますね」(正源商店・正源圭子さん)

 千田さんが幼いころから通っていた商店です。店主の女性は、いつも買っていた商品を見るたびに千田さんを思い出すといいます。

 「つい最近のような気もしますね。結婚して子どもさん生まれていたかなとかとか、色々想像しますね」(正源圭子さん)

 室蘭栄高校の1年生だった千田麻未さん。行方不明になったのは、入試で学校が休みだった20年前の3月6日でした。
 千田さんは昼すぎに自宅近くの「北公園前」のバス停で、後ろの座席に座っているところを同級生に目撃されています。そして午後1時半ごろ、中心部のスーパー、当時の「室蘭サティ」で、店内を歩いている様子が防犯カメラに写っていました。
 その後、スーパー近くの「東町2丁目」のバス停で道路を挟んで向こう側を歩いていた同級生2人と会話しています。
 千田さんはこの日、アルバイト先に向かう約束をしていて、バスで向かったと見られています。

 「当時、千田さんは、こちらのバス停で降り、アルバイト先に向かったとみられています」(記者リポート)

 このあと、千田さんは午後1時40分ごろと45分ごろに2回、友人と携帯電話で話しています。

 「今、ちょっと無理だから、あとでかけ直すね」(千田さんの会話再現)

 この言葉を最後に消息を絶った千田さん。あれから20年が経ちました。

 「もう20年かという感じです」「自分の娘であったらと思うとちょっと胸が痛みますね」(室蘭市民)

 千田さんをよく知る商店の店主も…。

 「どこかで元気にしてるんだったら、おばさんのとこにも顔を見せてちょうだいって言いたいですね」(正源商店・正源圭子さん)

 道警は、今年、感染予防のため去年、取りやめた情報提供の呼びかけを再開。新たに千田さんに関する3つの情報を公開しました。千田さんの血液型はО型で、靴のサイズは23.5センチ、右目の下に小さなホクロがありました。

 「年月とともに容姿も変わってきていると考えています。さらに情報を得るために(新たな情報を)公開した」(室蘭警察署・松川博彦刑事・生活安全官)

 昼間の繁華街でこつ然と姿を消した千田さん。自ら姿を消すとは考えにくく、警察は、事件か事故に巻き込まれたとみて行方を探しています。


3月8日(月)「今日ドキッ!」午後5時台

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