かくりよの門-朧‪-‬ 12+

リリース初日から3ヶ月程プレイしましたので思った事を少し。

基本的なゲームシステムはキャラを育成してストーリーを攻略していくRPG形式です(同社の「ゴエティアクロス」とほぼ同じ)。

育成要素はレベル・装備・スキル等複数あり、それぞれにそれなりの時間が掛かるので大変ですが、良く言えば長く楽しめるゲームです。

またスキルの相性を考慮してパーティーを編成するなどの戦略的思考も必要になってきます。

ストーリー以外にも高難易度ボスが用意されていてやりがいも十分あります。

この辺りは上記ゴエクロと共通しています。

ゴエクロにはない大きな特徴として3Dグラフィックが挙げられます。

オープンワールド的なフィールドでキャラを自由に動かすことができ、他のプレイヤーとチャットしたり共闘したりできます。

また、髪色や装備でキャラの見た目を変更したり、エモートモーションで色んなポーズや表情を見ることもできます。

ただ、これらは技術的には凄いことですが、RPGとしての本質的な部分とは関係がありません。

アクションゲームではないので、3Dはビジュアル的な効果以外には基本的に何の意味もないです。

それどころかゴエクロならボタン操作1つ2つで済む事が、わざわざフィールドまで飛んでいってキャラを操作し、対象物に近付かないといけなかったりします。

キャラを動かせる楽しさはありますが、操作の煩わしさが勝ってしまっている印象です。

しかしそれを差し引いても基本となるRPG部分が面白いのでオススメできるゲームです。

また、上記のような面倒くさい部分はアップデート毎にどんどん改善されています。

リリースされて間もないゲームですし、気になる点はいくつかありますが、今後への期待も込めて星4を付けさせて頂きます。

課金すれば強いキャラがすぐ手に入るかと思いきや、高レアリティのキャラもしっかり育成しないと敵に歯が立たない程度に難易度は高い。今作から始めた人はかなり戸惑う(自分も)かもしれないが、式姫シリーズを昔からやっている友人曰くこんなものだ、とのこと。ゲームとしては普通に面白くキャラも可愛らしいが、空いた時間にちょこっと遊ぶ、というのはほぼ無理なゲーム…

- ゲーム開始時やバトル中に進行が止まる

(無反応ではなく、待機カーソルのアニメションが動作したままだったり、制限時間のカウントダウンは進んだりする。ただし後者は制限時間が0になっても時間切れ判定にならない)

- 特定の状況で放置すると、しばらくしてから画面をタップしても先に進行しなくなる

- 「ネットワークが切断されました」と出た時にリトライする機能がなく、タイトルに戻されることもない。ユーザーがタスクキルしてアプリの再起動をするしかない。

- iPad mini 5Gではお知らせ画面を開くと閉じるコントロール(ボタン)が表示されず、アプリ単体ではお知らせ画面から抜けられない

- フィールド(ステージ)選択画面のオブジェクトがやたら詰まって表示される場合がある

- フィールド上のオブジェクトをタップした時、接近はするが「距離が遠すぎます」と出て進行しない

- アプリ動作中はどんな状態でも自動スリープしない。手動でのスリープはできるがその間のスタミナ回復量反映にはアプリ起動が必要

といった不具合があり、その多くがサービス開始から発生していおり、一部は既知の問題としてお知らせに挙げられているものの、半年以上経っても修正されていません。

また、不具合報告フォームはあるものの、報告に関しては個別返答はしないと記載があり、報告しても直せないのか、直す予定がないのか、不具合が再現できないのか、そもそも報告を見ていないのか、全くわかりません。上記には実際に私が報告した不具合も含まれていますが、修正されていません。

シリーズ前々作である「ひねもす式姫」でも似たようなタイトルのレビューはしましたが、バグや不具合はあるものの、比較的短期で修正されましたし、不具合報告にはきちんと返答があるなどしていました。その点今作は明らかに状況が悪化してると思います。

そんな状態ですので他人にはオススメしづらいです。

シリーズ、今作だけになってしまうので応援したいところですが、残念ながらこのままでは応援できません。

星が2なのは素材の分です。