解決は難しい?
PlayStation 5(PS5)用のDualSenseコントローラーの分解により、いわゆるジョイスティックの「ドリフト問題」のいくつかの原因が明らかになっています。
PS5が発売されたのはほんの数カ月前ですが、それほど時間がかからないうちにジョイスティックのドリフト問題が報告されるようになりました。そして今、ソニーはこの問題に関連した集団訴訟に直面しています。iFixitの修理担当者はDualSenseコントローラーの技術的な機能を調べた結果、この問題の原因となっている可能性のある問題をいくつか特定しました。興味深いことに最大の問題は、DualSenseのジョイスティックのポテンショメーターが必然的に故障することなのだそうです。
iFixitはDualSenseのジョイスティックモジュールや他のハードウェアのコントローラーを製造しているメーカーを、日本のAlps Alpine(アルプスアルパイン)だと特定しました。さらに同社のジョイスティックのポテンショメータのスペックシートにより、アルプスアルパインのRKJXVシリーズの動作寿命が200万サイクルと記載されていたのです。
iFixitのエンジニアのひとりがコントローラーでの操作を測定した結果、1日に2時間ゲームをした場合、ゲームによっては4~7カ月で問題が発生する可能性があることがわかりました。そしてその前後でも、ポテンショメーターが故障する可能性があると付け加えているのです。