松井市政の怠慢で大阪市は変異株“野放し” 府に対応丸投げ

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 大阪府は5日、新型コロナウイルス感染者の検体について、変異株の簡易検査を実施したところ、287人中64人が「変異株の疑いがある」と発表した。実はこの検査、大阪市内の感染者がほとんど含まれていないことが日刊ゲンダイの調べで分かった。

■少なすぎる簡易検査


 大阪府によると、検査対象は1月20日~3月3日に陽性が確認された検体からウイルス量の多い287人分。この期間の府内の感染者数は8271人なので、わずか3.4%に過ぎず、厚労省が2月5日に各自治体に要請した「5~10%」に及ばない。近隣の神戸市では陽性者の6割に対し、変異株の簡易検査を実施している。府に聞くと、検査数が少ない原因は大阪市にありそうだ。

「これまでに府で実施した簡易検査は287人が全てです。大半は府の保健所が所管したもの。内訳は出していませんが、政令指定都市である大阪市や堺市の検体はごく一部です」(感染症対策課)

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