広島ホームテレビ

国内で次々に感染が確認されている新型コロナの変異株。広島市は市内に住む１３人が新型コロナの変異株に感染していたことを明らかにしました。

広島市や広島県の機関で変異株の検査を行ったところ９人と４人に分かれる２つのグループそれぞれで感染していることがわかりました。
９人のグループは、海外渡航歴もなく、不特定多数との接触もないとしていますが、家族間などで感染が広がったとしています。そのうち８人の検体が、国立感染症研究所に送られていて、７人の検体からイギリスで報告された変異株が確認されました。４人のグループのうち３人には海外渡航歴があるということで、広島市は海外から変異株を持ち込んだととみています。

変異株への感染が確認された１３人はほぼ全員が軽症ですが、国の要請に基づき、入院したということです。解析が終わっていない５例についても国立感染症研究所で検査をしているということです。
県内で初の変異株への感染を受けて、湯崎知事は県民へ注意を呼びかけました。

湯崎英彦広島県知事「変異株なので特別なことをしてくださいということではなりません。ただ対策を徹底していただきたい」