男女が結婚して夫婦となればどちらかの姓に統一するのは当然と思っている。
それぞれが別々の姓を名乗っていたのでは家族としての結束が取れない、離婚を誘発する、家族がバラバラになる、というのは理解できる。
しかし、現代社会においては同姓であろうと別姓であろうと、あまりにも安易に離婚が成立しすぎてはいまいか。
元の姓に戻すための役所や銀行への届け出が大変だから、といった程度であり大した抑止効果は見られないのではないのか。
そもそも離婚する事が悪、とまでは言わないが「極力避けるべきこと」と言った認識はないし、避けるべき事柄として教育されていない。
むしろ結婚・離婚・結婚を繰り返すことが転職と同様に自身のスキルアップと捉えられ推奨するが如き風潮すらある、
テレビのワイドショーでは芸能人の結婚・離婚が連日報じられているので一般人も感覚が麻痺しているのかもしれない。
彼らは商売として結婚・離婚を繰り返している。テレビや週刊誌から報道してもらう為に、世間から名前を忘れられない為に繰り返している。特殊な人種であり一般人においては恥ずべき行為にさえ当たると認識せねばならない。
だからこそ従来より「私、一度失敗しているのよね」、などといった言い方がされている。
今の議論では何のための夫婦同姓なのかが抜けている。
一度結婚したら離婚してはいけない、と民法を改正するか。
少なくとも子供が生まれた以上、子供が成人するまで夫婦が離婚・別居する事を許してはならない。
離婚するなら子供を産んではいけない。離婚しない決意があるなら産みなさい。
この価値観を国民が共有していれば別姓も構わない。
そして、男性が女子の姓に換えることが現在よりも一般化しても良いだろう。
要は夫婦の中身の問題なのだ。