762人
今回のささぼーCup-新弾王決定戦-に参加してくれたプレイヤーの人数だ。
2日間にわたるBO3の14回戦+予選トップ24名による決勝トーナメント。
その激闘の頂点にたった男、くさなぎつよしさんにインタビューの機会を頂いた。
ここでは、その内容を抜粋してお届けしようと思う。
大学4年生 22歳(2021/3/10現在)
デュエプレ歴ははリリース当初〜現在。
好きなデッキタイプは青単ツヴァイランサーや1弾環境のシータ等のミッドレンジ。
過去にランクマッチのトップ100フィニッシュを逃したことは2度のみ。
元SMAPの草彅剛とは別人
–戦績-
第1回ささぼーCup ベスト4
第2回絶命トーナメント 優勝
第1回ささぼーCup-新弾王決定戦- 優勝
優勝者インタビュー
くさなぎさんのデッキリスト。URLはこちら
前提として環境的にゲオルグ天門とケンジが参加者の母数の半分くらいなのかなと予想していて、その2つはミラーももちろんですが天門vsケンジの勝率も互いに拮抗していたので候補から外しました。
結局はゲオルグ天門に対して安定した勝率を出せる構築にどうしてもできなくて断念したのですが。
ツヴァイはナーガ同様ケンジには7割近い勝率を出せることがランクマッチに潜り続けてわかりました。
ゲオルグ天門に対しては少し厳しいですが序盤にマーキュリーを立てることができればあっさり勝てる試合になるのでマーキュリーを3枚採用した構築なら充分勝負になると踏んで青単を握りました。
しかしこのデッキにおいて4ターン目にツヴァイorマーキュリーを着地させることが非常に重要だと考えていて、そのためのキーカードとなる3ターン目の1ドロークリーチャーはどうしても減らしたくないためタッチスパークを使うことは頭になかったです。
たしかに青単は3ターン目にハルカスが出せるかどうかが命綱ですよね。なのでハルフォートもはずせないと。普段そういった研究はお一人で?
自分はチームには特に所属していないのですが、Mirrativで配信活動をしています。
そこで自分のプレイや考えに対していただいている視聴者の方からのコメントが非常に勉強になっています。
例を一つ挙げると今までの自分では考えもしなかった局面でシールドへ一点だけ行くプレイとかですね。
頂いた意見を自分の中で改めて考えて検討することがデュエプレの上達に繋がっていると感じてます。
よろしければくさなぎさんのMirrativを当ブログで紹介させていただいてもよろしいですか?
・くさなぎつよしさんのMirrativはこちら
決勝戦を振り返って
決勝戦の配信URLはこちら(決勝戦の試合開始4時間8分時点から再生されます)
その中で個人的にどんなことを考えられていたのかお聞きしたい局面があるのですがよろしいでしょうか。
(3枚入っているアプカリプスデイが相手のばちこり圭さんのマナに1枚見え)
くさなぎさんはここからツヴァイランサーを召喚酔いしているアクア・スクリューの上に進化させてシールドにアタックして勝負を決めに行かれました。
個人的にはばちこり圭さんがまだ4マナだったことも加味するとビークルの上に進化してワンドロー+リキピを引きに行って次ターンマーキュリーで決めに行くプランもあるのかなと思ったのですがどんなことを考えられていたのでしょうか。
そのプランも考えたのですが、リキピを引いても相手にブロッカーを出されると結局トリガークリーチャー1枚要求になってしまうのとメカオーに対しては決着ターンをなるべく早めたかったのでこのターンで決めに行きました。
あと正直この試合で既にサーファーを2枚踏んでいたので、そうそうトリガーはもうないでしょという気持ちがありました(笑)
(くさなぎさんのターン中。まだマナチャージをしていない状況)
ここで結構迷われていたようですが、どんなことを考えたられていたのでしょうか?
ばちこり圭さんの前と前々のターンにマナに置いたカードがどちらもマーキュリーだったのと、前のターンのシールド一点ブレイクのプレイを見て残りの手札1枚は100%に近い確率でマザーだと思っていました。
その上で、サーファーを召喚して1ターン確実に延命するか、ビジョンを打ってパラディンorツヴァイ進化セットを探しに行くかを考えました。その末に、
サーファーを召喚した場合→こちらが1ターンパラディンを引く抽選を受けれるが、相手にメカオーの種を引く抽選を2回与えてしまう。
ビジョンを打った場合→相手にメカオーの種を引く抽選を1回だけ与える代わりにこちらもデッキの上から4枚のカードを見てパラディンorツヴァイセットの機会をもらえる。
の2択でビジョンの方が期待値が高いと判断しました。
すごく面白いです。この判断が功を奏して第1試合はくさなぎさんが勝利しました。
あまり触れて欲しくないことかもしれませんが、この後の第2試合でくさなぎさんがばちこり圭さんの盤面にマーキュリーが立っている局面で誤ってハルカスをマナにチャージしてビジョンを打った瞬間がありました。あのときはズバリどんなことを思いました?(笑)
(後手1ターン目、ドロー直後のくさなぎさんのターン)
誠に勝手ながら僕はこの時、くさなぎさんが前試合のビジョンを引きずってるのでは?なんて解説をしてしまっているのですが実際のところはどうだったのでしょう?
この場面はガードを召喚しないのが正しいですね。
1ターン目にガードを召喚する基準として3ターン目にツヴァイが着地できるか否かが大きい要因となるのですが、今回は3ターン目のツヴァイ召喚は不可能です。ガードを出そうが出すまいがツヴァイの最速着地ターンは4ターン目になります。
それに加え、これが一番大きいのですがハルフォート以外の手札のカードが2ターン目以降どれもマナに起きたくないカードばかりでした。
例えばこの手札でハルフォートをチャージしてアクアガードを召喚したとして、次のターンにツヴァイランサーをトップで持ってきてしまった場合に手札がどれもマナに置きたくないカードになってしまいますよね?
仮にこのときの手札のパラディンがアクアサーファーだった場合はサーファーをチャージしてアクアガードを召喚していたと思います。
最後に
くさなぎさんの次なるデュエプレにおける目標などありますでしょうか。
最後にアンケート的な質問になります。デッキ公開制・2日制全14回戦のBO3スイスドロー+決勝トーナメントの非常に長いフォーマットの今回のささぼーCupに対して率直な意見ないし感想をいただきたいのですが、いかがだったでしょうか。