読売テレビ ニュース

関西

宗教団体を名乗り高校生を脅迫 男書類送検

 宗教団体を名乗り、男子高校生を脅迫し、個人情報を投稿させたうえ爆破予告に加担させようとしたなどとして、大阪府警は、大阪大学の大学院生の男を書類送検した。

 強要などの疑いで書類送検されたのは、大阪大学大学院に通う23歳の男。警察によると、男は去年7月、宗教団体「恒心教」を名乗り、当時17歳の男子高校生に対し、「あなたに危害が及ぶ」などと脅迫しインターネットの掲示板にアカウント名などを投稿させたうえ、爆破予告の犯行に加担させようとした疑いなどがもたれている。

 インターネット上で、他人の中傷などを繰り返していた「恒心教」を、男子高校生が非難する書き込みをしたことで、男が逆恨みし、男子高校生の個人情報を特定し、脅迫していたとみられる。

 去年7月、大阪・中之島の大阪国際会議場に対する爆破予告があり、大阪府警が調べたところ、今回の事件が明らかになった。警察の調べに対し男は、「自分の思い通りに動くのがゲーム感覚だった」などと容疑を認めている。

 男は、大阪市立大学と大阪府立大学の統合をめぐり、高知大学と高知県立大学などを名指しして、インターネット上で爆破予告をしたなどとして、警視庁にすでに逮捕され、その後、起訴されている。