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『カラミティ』 2021年公開予定
2020年アヌシー クリスタル賞受賞
東京アニメアワードフェスティバル2021 オープニング作品
主要キャスト登壇 完成披露

概 要

 『カラミティ』は、2019年ようやく日本公開され、その輪郭線のない美術的な画風と、リアルな表現で話題を集めたのフランス・デンマーク産アニメ『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の監督であるレミ・シャイエ監督による最新作です。
2020年春、コロナ禍を回避して完成した本作は、アニメーションの最高峰の映画祭であるアヌシー国際映画祭にてコンペティション作品10作品に選定され、見事クリスタル賞(グランプリ)を受賞しています。アヌシーにてワールド・プレミア上映後、各国映画祭を巡回、本国フランスで年内公開が予定されています。制作スタジオとスタッフも前作『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の主要メンバーが再集結しており、早くも各国から期待が高まっている作品です。


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あらすじ

 『カラミティ』は、西部開拓史上、初の女性ガンマンと知られるマーサ・ジェーン・キャナリーの子供時代(12歳)の物語です。マーサは家族とともに大規模なコンボイ(旅団)で西に向けて旅を続けていますが、旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。普通の少女であったマーサは、乗馬も、馬車の運転も経験がありません。
 そんなマーサは、少女であることの制約に苛立ち、家族の世話をする義務をよりよく果たすために少年として服を着ることを決心します。女性は女性らしくという時代にあって、マーサの生き方は、古い慣習を大事にする旅団の面々と軋轢を生みます。更にマーサを野獣からの危険から救ってくれた中尉をコンボイに引き入れたことで、盗みの共犯の疑いまでかけられてしまいます。そして・・・。

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日本語吹替え版キャスト

伝説の女性ガンマン、カラミティ(厄介者)・ジェーンの少女時代。困難に立ち向かいながら自立していく主人公マーサ・ジェーンには、Youtuber・モデルでも活躍中の福山あさき。昨年公開のルーマニア・フランス産アニメ『マロナの幻想的な物語り』(主役の犬の声:のん)において演じた、“通行人”からの大抜擢となります。少女から芯の強い大人の女性への変貌を新人ならでは思い切った演技で演じています。

マーサ・ジェーン CV:福山あさき
マーサ・ジェーン CV:福山あさき

マーサの妹レナ役には「アイカツフレンズ!」の松永あかね、幼い弟エリージャには「あそびあそばせ」の木野日菜、マーサの親友イヴに木戸衣吹が配されました。マーサのライバルのイーサンに畠山航輔、その父親でマーサを追い込む旅団長アブラハムには杉田智和、イヴの父親には上田燿司と人気ベテラン声優が脇を固め、また浅水健太朗、成澤卓、前内孝文といった『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』でおなじみの声優陣も顔を揃え、楽しみな布陣となっています。

(左から)レナ CV:松永あかね  エリージェ CV:木野日菜  イヴ CV:木戸衣吹  イーサン CV:畠山航輔
(左から)レナ CV:松永あかね エリージェ CV:木野日菜 イヴ CV:木戸衣吹 イーサン CV:畠山航輔

(左から)アブラハム(旅団長) CV:杉田智和 イヴの父 CV:上田燿司
(左から)アブラハム(旅団長) CV:杉田智和 イヴの父 CV:上田燿司

物語り後半の大事なバディ(仲間)役には『マロナ……』の端役に起用した際、そのコミカルな表現力をかわれ林瑞貴が抜擢されました。福山あさき、林瑞貴両名の“端役からの大抜擢された”新人による珍道中の掛け合いシーンも見逃せないポイントとなっています。

キャスト一覧

アヌシー国際アニメーション映画祭
最高賞クリスタル賞受賞

 アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立して創設された、アニメーション映画祭としては最も歴史がある世界最大規模のアニメーション映画祭です。
日本の作品としては、1993年に宮崎駿監督『紅の豚』、1995年に高畑勲監督『平成狸合戦ぽんぽこ』が長編部門グランプリをそれぞれ受賞しています。近年では湯浅政明監督『夜明けを告げるルーのうた』の長編部門クリスタル賞が記憶に新しい。
(注)グランプリ名称が近年クリスタル賞に変わっています。

Annecy Prize

レミ・シャイエ監督

Rémi Chayé
芸術学校でデッサンを学んだ後、複数のアニメのストーリーボード、レイアウト、特殊効果を担当。そしてフィリップ・ ルクレルク監督の「The.Rain.Children(仏原題Les.enfants.de.la.pluie)」といった長編作品のレイアウト班に加わった。 その後は監修のためアジアに数度渡るが、2003年にはアニメーション映画学校ラ・プードリエールに入り、短編映画「Le. Cheval.Rouge」、「Grand-Père」(Canal.J)、「Eaux-Fortes」の三作品を制作する。  その後はトム・ムーア監督の『ブレンダンとケルズの秘密』の助監督兼ストーリーボードを担当するなど経験を積み、 ついに『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の監督兼原画家となる。現在は新作『Calamity』を製作、開拓時代 のアメリカ初の女性ガンマンとして知られるカラミティ・ジェーンの少女時代を描く本作は2020年アヌシー国際アニメーション映画祭 長編アニメーション部門 クリスタル賞(グランプリ)受賞。

クレジット

タイトル: カラミティ
原題: une enfance de Martha Jane Cannary
英語題名: Calamity, a childhood of Martha Jane Cannary
監督: Rémi Chayé レミ・シャイエ
制作スタジオ: Maybe Movies(フランス)/nØrlum(デンマーク)
製作費: 8百万ユーロ(9億6千万円)
World Premia:
アヌシー国際アニメーション映画祭 にて最高賞クリスタル賞受賞

(2020年 / フランス・デンマーク / シネマスコープ / フランス語)
※ 日本語吹替制作

共同事業パートナー: リスキット / キャトルステラ ほかを予定
問い合わせ: リスキット info@riskit.jp

公式SNS・動画ch

Twitter: @calamity_movie
Youtube: Riskit Channel
ニコニコチャンネル: Riskit公式 海外アニメチャンネル

作品資料・お問い合わせは配給会社 株式会社リスキットのページをご覧ください