2015.
06.
27
自ら「キチガイ医」と称する医師の内海聡氏が、障害を持つ子どもが生まれる原因は親にあるとして「一生かけて反省しなければなりません」などとフェイスブックに書き、批判を浴びている。
バッシングに対しても「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」などと応戦したため、批判は収まる気配がない。
バッシングに対しても「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」などと応戦したため、批判は収まる気配がない。
■子どもの障害はすべて両親の「食と生活」の乱れが原因
内海氏はNPO法人「薬害研究センター」の理事長を務める内科医。多くの著作があり、積極的に講演を行う一方、「医学の9割は不要」など歯に衣着せぬ物言いで医学界を攻撃し、物議をかもしてきた。
今回、批判を浴びているのは2015年6月13日に行った、出産に関するフェイスブックへの書き込みだ。
「もちろん理想が自然分娩なのも分かります。ただ、帝王切開だった自分を反省し生まれた子供を全身全霊をかけて守りましょう」
と投稿。さらに「障害の子どもも同じ」だとして、
「障害の子どもさんが生まれるというのは、いかに産む前妊娠前に両親が食と生活が乱れているかの証、それは一生かけて反省しなければなりません」
と書いた。
子どもの障害がすべて両親の「食と生活」が乱れているのが原因とする主張に反発は多く、また悩んでいる人への配慮を欠くとして、ツイッターなどネットには、
「障害発生の全原因は親や『大人』にあるのか?」
「これは訂正して謝罪した方がいい。食と生活はいくつかの要因のうちの一つ」
「障害者の親は一生後悔しろとかダメでしょ。親のせいじゃないのに根拠のないことでその人達傷つけちゃいけんでしょ」
「これは訂正して謝罪した方がいい。食と生活はいくつかの要因のうちの一つ」
「障害者の親は一生後悔しろとかダメでしょ。親のせいじゃないのに根拠のないことでその人達傷つけちゃいけんでしょ」
といった批判が相次いだ。
反発を受けた内海氏は16日、「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」と再び挑発的に投稿。あくまで親は「加害者」であるとし、
「もし本当に反省できる親がいるとしたら、決して障害を認めるとか個性であるとか、正当化を繰り返したりとか言い訳したりとか、障害が個性であるという業界がふりまいた嘘などを見抜き、決してそんなことは言わないのです」
などと主張した。
~J-CASTニュースより抜粋
”エセ科学・代替医療詐欺”と呼ばせてもらおう。アンタ、これでいくら儲けた?
内海聡が「がんは放置」で有名な近藤誠よりも悪質なのは、親学と重ねてきていることだ。
親の生活次第で子の障害を防げるなんて、あまりにも素人考え。医者とは到底思えない。
(もっとも、素人っぽいからこそ素人に受け入れられやすいのかも知れないが・・・)
長く不妊治療を続けてきた私には多少なりとも知識があるので、一つ反証を挙げよう。
長く不妊治療を続けてきた私には多少なりとも知識があるので、一つ反証を挙げよう。
「ダウン症児は良い親を選んで産まれてくる」ことを御存知だろうか?
自然妊娠の場合、体の中で受精した受精卵の2~3割しか赤ちゃんとして生まれてこない。
実は受精卵の多くに染色体異常があり、そういう受精卵は自然淘汰されるのだ。
受精卵のうち染色体異常を持つものの割合は、34歳以下で59%、35~39歳で63%、40歳以上だと74%。
そして染色体に異常をもつ受精卵の97%以上は、着床しても流産・死産してしまい、出産に至らない。
最も流産の可能性が低いダウン症(21番染色体のトリソミー)の受精卵でも、たとえ着床してもなかなか成長せず、自然流産に終わることがほとんどだ。
特に母体の状態が悪い場合、ダウン症の子は生まれてくることができない。受精卵は外部の環境に非常に敏感だからである。母親がアルコール依存症だったり、ヘビースモーカーだったりすると、正常な受精卵でさえ悪影響を受けて流産してしまうことがある。
染色体異常のある受精卵なら尚更だ。すぐに死んでしまうだろう。
つまり、『ダウン症児は、母体が良い環境だったからこそ生まれてくることができた』
ということなのだ。
ダウン症の子供が産まれるのは、妊娠期間中に不規則な生活をしたり、胎児に愛情を注がなかったりした結果では決してない。寧ろ、その逆である。
内海医師および彼の信者たち、これでも子の障害はすべて両親の「食と生活」の乱れが原因と強弁するのか?
反論してみろ!
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