英変異株で入院患者64%増の恐怖…デンマークの研究で判明

公開日: 更新日:

「変異株には特別に注意を払い、感染拡大を絶対に防ぎたい」

 5日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの検査体制強化について決意表明した菅首相。しかし、変異株に対する政府の危機意識はいまだにユルユル。国際社会から何周も遅れている。いま世界で猛威を振るっているのが、英国由来の変異株だ。従来型より最大1.7倍に上る感染力に加え、さらに恐ろしい特徴も分かってきた。デンマークの研究で、英国由来の変異株による重症化リスクが浮上している。


【写真】この記事の関連写真を見る(22枚)

 デンマーク版CDC(疾病予防センター)が2日、英国由来の変異株による入院リスクに関する論文(査読前)を発表。今年1月1日~2月9日に感染が判明したコロナ患者3万5887人を調査したところ、感染判明後14日以内に入院した患者が、英国由来の変異株では従来型に比べ、64%も多かったという。つまり、英国由来の変異株は従来型よりも入院リスクを高める恐れがあるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

Messengerマガジンはコチラ