札幌市は3月7日、新たに新型コロナウイルスの感染者が39人確認されたと発表しました。

 死者の発表は4日連続でありません。

 感染者は非公表含む10代から80代の39人。7日連続の2ケタで、2月13日以降の23日間では最多となりました。

 新たに変異株の疑いのある患者数が4人確認されたこともわかり、これで北海道内では13人(札幌市12人、小樽市1人)となりました。今後国立感染症研究所に検体を送り、確定検査が行われます。

 これまでのクラスターが拡大しています。

●179例目 大学

 新たに学生3人の感染が確認され、この関連の感染者は計13人となりました。

 ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連は1店舗2人増え、199店舗、704人となりました。

 39人中、13人の感染経路が不明で、重症者は前日と変わらず1人となっています。

 札幌市職員の感染が確認されています。

●市立札幌病院

 20代女性技術職員の感染が判明しました。6日にも同病院で医療技術者の感染が確認されていますが、札幌市は勤務場所が違い、関連はないとしています。

 今後職員と接触した可能性のある38人(患者15人、職員23人)のPCR検査を行うことにしていて、今後の診療業務への影響は調査中です。

 学校での感染も確認されました。

●札幌市立本通小学校(白石区)

 児童の感染が確認され、学校は当該児童のクラスを3月17日まで学級閉鎖とします。

 札幌市はクラスターの収束を発表しています。

●170例目 介護老人保健施設(14人)6日付

●172例目 不動産会社(8人)5日付

●174例目 認可保育施設(8人)6日付

 政府は3月7日までとしていた緊急事態宣言を東京と近隣の3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)で3月21日まで2週間延長することを決めました。

 北海道は2020年10月28日から4か月以上に渡った「集中対策期間」を3月7日で終了することにし、8日以降は緊急事態宣言対象地域への往来自粛を求めるとともに、道民一人ひとりの感染対策の徹底を呼びかけ、再び感染が拡大し、医療提供体制に支障が生じる恐れがある場合には、「まん延防止等重点措置」の国への要請を検討するとしています。

【2月10日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】

2月10日: 64(34)

2月11日: 92(68)

2月12日: 75(49)

2月13日: 39(21)

2月14日: 52(29)

2月15日: 41(18)

2月16日: 44(16)

2月17日: 64(28)

2月18日: 32(20)

2月19日: 43(23)

2月20日: 34(14)

2月21日: 62(21)

2月22日: 21(12)

2月23日: 66(37)

2月24日: 43(28)

2月25日: 43(15)

2月26日: 34(9)

2月27日: 43(19)

2月28日: 27(9)

3月 1日: 29(10)

3月 2日: 29(19)

3月 3日: 60(21)

3月 4日: 65(20)

3月 5日: 64(31)

3月 6日: 47(23)