[東京 5日 ロイター] - 武田薬品工業は5日、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンを日本で販売、製造するための承認を厚生労働省に申請したと発表した。今回出した海外の臨床試験データに加え、国内のデータを5月に追加で提出する。日本でコロナワクチンの承認申請をするのは、すでに接種が始まっている米ファイザー製を含め3件目。
田村憲久厚労相は同日午後、記者団に対し、早ければ5月中に承認の可能性があるとした。「5月のいつに(データが)来るかによるが、うまくいけば5月中ということもあるかもしれない」と語った。
日本政府はモデルナとの間で、今年前半から5000万回分のワクチン供給を受けることで合意している。武田は1月、同ワクチンの臨床試験を日本国内で開始した。
*内容を追加しました。
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