医療従事者などを対象とする新型コロナウイルスワクチンの「優先接種」が、きょう5日から長野県内でも始まりました。
JA長野厚生連・佐久総合病院では5日朝、院長から接種が始まりました。ワクチンは4日に届いたアメリカ・ファイザー社製です。
敷地内に接種会場を作り、接種後の経過観察までを一つの部屋で済ませます。
渡辺仁院長:
「いよいよ始まった。ワクチンという強力な味方ができた。職員も安心できると思う」
佐久総合病院では、グループ全体の職員2600人の約9割が接種を希望し、リスクの高い業務を担当する職員から接種していきます。
腎臓内科の医師(50代):
「(重症リスクが高い)透析患者に携わっていますので、何もせず指をくわえているより(予防の)可能性があるならば接種したかった」
県内の「優先接種」の対象は医療従事者など6万人で、来週にかけ第1便の1万5600回分が届く予定です。