兵庫県西宮市****、****銀行**支店次長、****さん(41)の

長女M子ちゃん(当時十一歳、市立***小五年)が
自宅近くの仁川ピクニックセンターの山中で殺された事件で神戸地検尼崎支部は十日、

犯人の同県尼崎市*****、
元大阪府豊中市職員(先月二十九日付で徴戒免職)、橋本富美男(37)を殺人罪などで起訴したが、
橋本は同県警捜査一課西宮署捜査本部の同日までの調べに対し
「二年前、同ピクニックセンターで、わらび採りに来た中年女性を殺した」と別の殺人事件を自供した。
捜査本部は供述に基づき、同日午後現場を捜索、白骨化した人間の頭部とイヤリングなどを発見した。
同センター近くに住む同市********、****業、***さん(69)の妻K子さん(当時五十七歳)が
昭和六十二年五月十一日から行方不明になっており、

捜査本部は、殺された女性はK子さんにほぼ間違いないと見ており、
確認がとれ次第、橋本を殺人容疑で再逮捕する。
 自供によると、橋本は、六十二年五月中旬ごろの正午前ごろ、

西宮市仁川町の仁川ピクニックセンターで中年女性と出会った。
周囲に人がいなかったため、いたずらしようと思い、「一緒にわらび採りに行きましょう」と誘い、
M子ちゃんを殺害した同センター内五ケ池の東約三百mで女性を殺し、山中に埋めた、という。