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オークション終了は土曜日の午後2時ころです
今回の1980Ⅱのメンテはまさしく名機再生でした
まず・・・→ https://youtu.be/UbYVuzBkIO4 ←いわゆるファーストコンタクトです
これは前後のボディをバラしただけの状態です↑ ここでの状態はざっとですが以下の通りです
大きなスピーカーは死亡 再生は空回しで超高速 巻き戻しと早送りは絶望 ラジオ切り替えは暖簾に腕押しの一歩手前
入力切替は他人事のように無表情 ボリュームはマックスでささやき作戦 メーター切り替えは糸電話状態
巻き取りの暴走は抵抗がダメかと思ったら 半固定抵抗器がぶっとんでいて後にクリーニングしたらOK
要するに多臓器不全ですね 放置されていた40年前のラジカセなんてこんなもんです
それでも・・・この時代のアナログのマシンは頑丈に出来ているのです
こんな時に接点復活材は絶対に使ってはいけません かえって状態を悪化させるだけです
接点復活材の正しい使い方は後程
使うのはパーツクリーナー オートバイのチェーンの清掃に使うやつ ホームセンターで500円もしない
まずはボリュームの隙間から塗布して綿棒でほじくる メーターの切り替えスイッチも隙間から塗布してカチャカチャ
電源ONのまま背後のチューナー基盤のラジオ切り替えスイッチの隙間から塗布すると 途端に音が出る
そのパーツクリナーだけでコレ→ https://youtu.be/xd0XaXxxgFY ←ツイーターからしか音が出てません
それでもなんだか変な状態ですね メンテ前のラジカセなんて通電不良だらけですからこんなもんでしょう
他にも電源が入らない場合は ラジオに選択してテープ再生ボタンを押すとカセットメカのスイッチが通電して
音が出たりします この様にすればとりあえず音が出るようになることが多いです
それにしても今回の1980Ⅱは不具合と言うかダメな個所が多かったです
でもそれは通電不良と カセットメカの作動不良がほとんどでした
大きなスピーカーはさすがに交換しましたが それ以外はガッチリと仕上げました
これこそ名機再生となりました
ここで小言と言うか苦言を少々 出品の説明とちょっと外れますので読まずに食べてもいいです
ネットで検索すると意外な発見をしたりします このオークションの酷い評価を集めた変なサイトがありまして
なんでそんなことをするのか不思議なのですが まー出てくる出てくる アレ よく見ると同じID・・・
片方からしか音が出ないとか 音量が最大で戻らないとか テープが全然再生されないとう
そのうえその点を取引ナビで連絡しても一切無視・・・動作確認済みで音がMAXのままなんて凄いお話しです
私も他の方のラジカセの出品は勉強になるので時々拝見するのですが そのIDの出品はよく目につきます
それが結構いい値段の出品で時々そのまま落札されている 説明文は再生録音とか機能を羅列して表記しているが
状態の説明は無しでNCでNR 「だってそれがオークションじゃん」と言われればその通りです
改めて評価を見るとびっくりするような内容になっている でも時々その値段で落札されている
そして評価はそのような内容が増え続けている なんだかぞっとする話です
そうそう 他の方のCFS-10の出品でスピーカーコーンを張替との説明がありました
それはエッジの張替だと思いますが これは放置しておいてあげてください ね
出品は2点です
① CF-1980Ⅱ 本体
② 純正ACコード
付録が2点
①試聴用テープ ノーマルテープ中古
②モノラル変換ミニプラグケーブル 1m新品
ご要望がありましたら付録2点も発送致します
① まずはメンテナンス内容を列挙します
以下箇条書き 接点復活剤塗布は「塗布」と省略いたします
その① ボディと外装
ボディ前後 解体洗浄
アンテナロッド 研磨と磨き 接点研磨と塗布
電池ボックス接点研磨と塗布 スポンジ交換
ポリカーボネイト 鏡面仕上げ
その② アンプとチユーナー基盤
無水アルコールとナイロンブラシにて基盤清掃
コンデンサー トランジスター大量交換
FUNCTION 録音切替スイッチ分解洗浄
ボリーム 音質スライドスイッチ 分解洗浄 接点研磨
切替スイッチ 分解洗浄 接点研磨
LINE INその他端子 洗浄研磨と塗布
FMチューナー 感度微調整
その③ カセットメカ
フライホイール研磨 ベルト交換新品2本
キャプスタン軸 研磨と磨き仕上げ
フライホイール研磨洗浄
モータープーリー研磨 成形
録音その他操作ボタン 清掃整備とグリス注入
テープ読み取りヘッド 成型研磨
アジマス調整
ヘッド、キャプスタン軸辺りの消磁
カセット蓋アクリル 磨きと鏡面仕上げ
テープカウンターベルト交換
テープスピード調整
オートシャットオフ調整
その④スピーカー周り
スピーカー取り外し点検
スコーカー バイポーラコンデンサー交換
スピーカー大 交換
スピーカーネット マッドブラック塗装
静電気防止の砂やすり貼り付け
②メンテナンス徒然日記
↓なんだか今回のカセットメカは変でした あちこち固まってて・・・
さすがにベルトは伸び気味ですが ヘッドはそんなに凹んでないのに あちこちの関節が固まっていました
でもモーターがとても元気だし 関節はクルリンパにしたら良く働いてくれて絶好調です
左上の画像
とうとう このシッャトオフの心臓部に手を入れました なんて 前からやっとけよ と言う感じです
後の動画も参考にしていただけると大変分かり易いのですが ここがシャットオフ機構の中心です
前から1980系はシャットオフ機構の抵抗で周期的なワウフラッターが出ると よく言っていました
それは当たりでした 1980系のワウフラッターはここの原因が結構大きいです
画面中央にギヤがありますが これがこのゾーンの中枢です ギヤの裏がカムになっていて往復運動を作り出します
このギヤがやけに動きが渋いです でもEリングを外そうとすると壊れそうなんです
良く調べてみるとギヤを押さえる三角の板バネの様なものが芯から両側に出て押さえています
その板バネを細工して抑える力を弱めました グフフ そうしたら大当たりです
https://youtu.be/kjtc13rA_Jw ←1980系でしたら極上の安定です
1790のワウフラッターの減らし方とは違いますが こんなところに伏兵がいました
この仕上がりなら今までの1890系を超えて V8の安定と同じで 肩を並べてると言っていいでしょう
市販のベルトでこのワウフラッターなら最高の状態だと思います 正直もの凄いレベルです
これで「どんなスローな曲のテープも怖いものなし宣言」 となります
テストテープはクオーツ制御のデッキで作成しましたが そのデッキでさえ録音時のワウフラッターがあるのです
それを40年以上前のモノラルラジカセで再生してこのレベルです 私も経験を積んで頑張っていますが
この時代のラジカセの能力には驚嘆してしまいます
メーターの針の小刻みな動きは ベルトの精度とかも関係するような小刻みな変動です
1980系はちょっと間隔をあけて 針が0.5くらいにユラリと揺れるようなケースが多いです
その原因はこのギヤの回転の抵抗にあるようです 今後もここに注目していきます
それにしても・・・
この最後の一押しのワウフラッター減らしが
テープ再生の音の響きを激変させるのです
それにしても1980系でここまでの安定が出るとは うははは 思わず笑いが出ます
これは やれば出来る! という事ですね
左下の画像
これはその中枢のギヤが収まっている様子です
シッャトオフの作動はこの動画↓でご確認ください
https://youtu.be/v-SoETHOmKA ←1980系のシッャトオフはとろくっせぇなー
本当に絶望的に遅いです 遅い!遅い!遅い!遅い!遅い!
でもこれで正常なんです 絶好調なんです!!
こんな風に 裏方の仕事をこうして見られるからいいですけど テープが止まってこの間は怖いくらい
ラジオとかテレビでしたら放送事故になるくらいの空走の静けさです
これが70年代のラジカセのシャットオフ機構の様子です 決して10とか1790とかと比較しないでください
1980系ではテープの為にもモーターの為にもベルトの為にも シャットオフになる前に操作してあげてください
右上の画像
ここも固まっていました 冒頭の動画で早送りも巻き戻しも無反応だったのはここが原因
左のゴムベルトが巻いてあるプーリーはフライホイールに直接触れて左右のリール台に直に当たります
このプーリーはちょっと斜めに左右に動きます 左が早送り右がその逆 でもそれがリール台に届かない
その原因が右のシャフトが2本の台座ですね プーリーの左右の動きはこの台座ごと回転しないとダメなんです
2本のシャフトの左の向こう側にシルバーのシャフトがありますが これがその支点なんですが グリスで固まってまして
これが固い事 指で押しても動かないくらいですから そんなんじゃ仕事なんてできないです
右下の画像
これがそのプーリーが収まった状態です さっきの台座はこの裏にあります
早送りの時はゴムベルトをフライホイールに当てるために左に移動して プラでリール台を回します
巻き戻しの時はさすがにもう一つの画面右上のプーリーを介しますが 動作が右になるだけ
この辺りのパーツはスチールでごつくて厚くて頼もしいですが 重いし金属とプラだとグリスで固まりやすいです
動きのあやしいパーツはEリングを外してクルリンパにしておきましたので 今は頼もしい程仕事しています
↓ほかの個所も固まっていましたが カセットメカは絶好調です
左上の画像
こいつのかたまり方が半端じゃなかったです ちっょとだけ動くから分かりにくいので始末が悪いです
これはストッパーを上下に誘導するパーツです シャットオフの動画をもう一度見てください
シャットオフの瞬間に両端がちっょと曲がっているヤジロベイが左右のリール台を押さえに上がってきます
こいつはシャットオフしたときに リール台が空回りしないように押さえて止めるのが仕事なんです
画面の左のシャフトが支点で回転します 右のシャフトはヤジロベイを下げたり上げたりします
それが固まってスッキリと上がらなかった これじゃテープがカセットケースの中で蛇腹になります
きつく教育しておきましたので 今後は優等生でいてくれると思います
左下の画像
これはカセットメカの裏側です 先程のパーツが収まっていますが右のシャフトが上下します
今回のカセットメカは本当に厄介です でも 今までの経験でいろいろな不具合に直ぐ気付きます
こうして不具合を消していくのは楽しい作業です 特に今回の様にさらに仕上りが良いと格別です
いつもの大げさな1980系のフライホイールと二つのプーリーです でもこの三兄弟が大事なんです
画面奥のフライホイールは中心がキャプスタン軸なので ピンチローラーとテープを挟んで引っ張ります
そして真ん中のプーリーは内部がトルクリミッターになっていて 巻き取りのリール台をダイレクト回します
そして手前のプーリーはシャットオフの例のギヤを回転させているのです
それにしても金属のプレートが多くて それがどれもとんでもなく分厚いこと こんなゴツイの要らないです
これじゃあ重たくなります でもこの無駄なくらいの頑丈さと大げさな仕組みがとても頼もしいです
右上の画像
モータープーリーは空回しをしながら研磨をしてしっかりと整形しておきました
モータープーリーは小さいですが 高速回転しているので汚れていたりすると良くないです
小刻みに変動するワウフラッターの原因の一つとなります
制御基板の電子部品を交換しました
右下の画像
モノラルの再録ヘッドです しっかりと丁寧に研磨しておきました
この時代のSONYの再録ヘッドはテープの幅で削れて凹んでしまいます
そうするとアジマス調整に支障が出ます その凹みが正しい方向の凹みならまだ良いのです
凹みの方向が傾いていたならば テープ再生の美味しい音は絶対に出てきません アジマス調整なんてできない
なので ここでリセットの意味で削れた面まで凹みの両脇を整形の為に研磨します
アジマス調整はテスト中も続けて 落札頂いたらもう一度調整してねじ止め剤を塗布します
そうすれば そこからまたヘッドが凹んだとしても美味しい音のゾーンをしばらくは楽しむことが出来ます
↓音の道のメンテナンス
この前見た商品説明に接点復活剤は一切使ってません 安心して使えますという表現がありました
それはある意味その通りなんですが 私からすると笑止千万です あれ 言いすぎかな
問題はそこには無いのです 分解してクリーニングしないとお話しにならないのです 40年以上前のラジカセです
こんなにも汚れるのですから 分解清掃しないと良い音は絶対に出てきません
接点復活材は塗布すると一瞬良くなるけど それは汚れを浮かしただけでその後もっと酷くなります
私は何回か実験してみてその悪魔の様な効果を体験しています ラジカセ殺すならコレに限ります
ですが私のメンテではCRCの接点復活材が大活躍です 3種類くらい試しましたがコレが良いです
左上の画像
奥の一番左は音量のスライドスイッチで 冒頭の動画撮影の前にクリーナーと綿棒でほじくっています
ですから多少綺麗ですが 右の二つはそのままだとこんなもんです
手前の切り替えスイッチの汚れはさすがです 1150のスイッチが一番汚れると思いますが 次がコレ
1980系の切り替えスイッチの汚れはとってもえぐいです 板状の紙やすりを以前にご紹介しました
そのヤスリで順々に番手をあげて研磨します 接触してスライドしている部分が凹んでいます
そこに汚れが溜まるのが嫌ですが その前に研磨しないとこの汚れは落ちないのです
メンテ前だとメーターの切り替えスイッチの通電が悪すぎて デシベルでもチューンでも反応なしの時がありました
左下の画像
そうやって大事な音の道を丁寧にクリーニングするとこうなります
研磨するので歯の間に汚れが詰まっていたら台無しですので 使い古しの歯ブラシでしっかりとかき出します
そして最後に接点復活材の登場です 綿棒で接点をこすると まだまだ綿棒が汚れるので驚きです
やっぱり接点復活材の汚れ落としの効果はかなり強いようです そして表面保護の効果もあるそうです
ここまでクリーニングすると一気に音の響きがスッキリとします
これで本当の「安心してお使いください」となります
右上の画像
これは上部パネルからスイッチ類を外したところで 電子部品を交換した状態です
録音レベルの調整の時に使うダイヤル式のスイッチは中途半端にバラしてますが これでクリーニング出来ます
右下の画像
これが上部パネルの出来上がりの状態です このアルミホイルの様なカバーはなに用なのでしょうか
外からのノイズ防止? 私にはわからないけど汚れを落とすと結構ピカピカになります
円盤状のフェルトの様なものはホコリの侵入防止でしょう しっかりと水洗いして汚れを落としてあります
↓ここは音の道のジャンクションです
左上の画像
まずはラジオの切り替え 1980Ⅱは短波放送が受信できます なのでその3段切り替えスイッチです
ここまで汚れているのを見ると嬉しくなります 「汚れを落としたら良くなるぞー」とニンマリです
この1980Ⅱの3段切り替えスイッチは優秀だと思います 1790は切り替えが甘くなることがたまにあります
左下の画像
スイッチの歯がピカピカになっています 仕上げの接点復活材の効果です
画面のトランジスターは10個ですが 実際はキッチリ11個交換しています 1個が脱走して行方不明です
毎回思いますがやっぱりこの1980Ⅱとmark5と1790のチューナーは頼もしいです
今朝マイカーを車検に出したときの代車で いつものデジタルプレーヤーで曲が飛ばせないのでFM聴きまして
私がいつも騒いでいるNACK5の受信ですが 走行2800キロのナビ付ですから当たり前に受信します
それと比べるのは変ですが この1980Ⅱも窓際に置けばキッチリとNACK5を受信します
1980のオーナーさんには失礼ですが 2段か3段くらいこちらが上です
こうしてトランジスターと音響用のコンデンサーを交換すると その効果はもの凄いものです
聞きたくもない国会議員の意味のない質問と答弁をAMで聴きました
その臨場感の良さからつい聞いてしまったのですが おかけでそのバカバカしい内容に腹が立ってしまいました
そしてやっぱりラジオはFMです やっぱりステレオだから? いいえこいつはモノラルです
それでも音質はAMとは段違い 当たり前? そりゃそうですが 更にその違いが歴然とするのです
前段の国会答弁では無いですが ラジオで聞いてそれを理解したりするのは
テレビで画面を見るよりも 思考力が必要なので脳の働きにはいいそうだと
なんとなくわかります でも・・・FMの棒読みの通販は聞いてて嫌になります これも思考力ですね
右上の画像
短いのが入力切替 長いのが録音時の切り替えスイッチ
私が変なのは自覚していますが ここまで汚れていると嬉しくなってしまいます
これを綺麗にするとどれだけ音が良くなるか知ってます 全然違うのですからここから楽しい作業です
1980系では長い方の録音切り替えが途中で切れていて2本の時があります
これは生産後期なのでしょうか 長い1本モノでした
右下の画像
無理くり照明を当ててわざと光らせています あんまり意味無いですね
でも光るというのはちゃんと研磨して汚れを落として 表面が整っているという事です
それより大事なのは画面の左で見切れている紙ヤスリです
これは2000番の紙やすりなんですが これを山折りにして小さな接点の内股をスリスリします
そうするとこの様に紙やすりに茶色い汚れが付きます 素材が削れるほどスリスリはしていません
これこそ「接点復活材は使ってないから安心です」は 意味が無いと言える点です
この内股も汚れているのです ここまでやるから音の響きがスッキリとします
大丈夫です 誰でも出来る単純な作業です ただしちょっと細かい作業です
↓電子部品の大量交換に成功しました
ここのところのメンテで仕上げられずにボツにしたのは・・・大分前なので 自分でも頑張っていると誉めたいです
最近はその余裕からあえて状態の悪そうなラジカセを部品取りで入手するとこの様に意外といけたりします
左上の画像
やっぱりこの1980Ⅱのメイン基板はコンデンサーとトランジスターの数が多いです
私の最近のメンテの順番ですが まずカセットメカを丸洗いしてから仕上げて いろいろテストします
それからチューナー基盤を仕上げて音出しテストします
その為にはまずメイン基板の入力と録音切り替えのスイッチを分解清掃してしまいます
ここが悪いとテストどころでは無いですから でもそのスイッチのメンテだけでかなり音が良くなります
そしてメイン基板ではまずトランジスターから交換します トランジスターは部品が悪いのもたまにあります
ですので途中途中で音出しのテストをします コンデンサーはそんなことは今までありませんでした
左下の画像
もともと付いていコンデンサーは水色で 私はこの色が結構好きです
それが新品に付け替えると 色は綺麗だけどパッとしないし サイズか小さくて寂しくなります
なんとなく間延びした基盤の風景になってしまったように思うのは 私だけでしょうか
銀色のコンデンサーはハイクォリティコンデンサーだそうで 値段が3倍以上します
右上の画像
今回は部品取りから交換した大きなスピーカーです この紙やすりの効果は静電気防止です
効果があるか分かりませんが これで音が良くなるならめっけもんです
スピーカーコーンは色落ちしていますが 音はしっかりしています その様子は他の画像でご確認ください
コーン紙の裏はこの様に腐食などで色変わりはしていません 目で見て音を聴けば一発で状態が良いとわかります
それにしても 毎回思いますがこいつは でっけえスピーカー ですね
とんでもない大きさの磁石がケツに付いています
1790は置いといて 1980系の音は低音に余裕があります
これぐらいのサイズだとその低音の響きには余裕があって 無理した低音とは全く違う趣きです
ツイーターのコンデンサーはバイポーラです これも新品に交換です
冒頭の動画ではツイーターだけの音出しとなっていますが 結構強い高音ですね
右下の画像
見てわかるようにロッドアンテナの回転部分です ばらしてクリーニング
このロッド側の回転するところを 通電の為にツルツルにすると酷いことになります
動きがとても滑らかになって「おおっ」と思いますが 腰が立たなくなって倒れます
初期のころはそんな失敗もしていました その時はそうとう焦りましたが 今では良い思い出です
ここは粗目の180番ぐらいでゴリゴリして接点復活材で汚れを落とします
銅製の輪っかは必要で この素材の柔らかさでアンテナが立つのです
こいつは接点復活材をかけてテッシュで拭くと 緑色の汚れがベロベロと落ちてきます
ここも音の道と言えますので これで少しでも受信が良くなったらしてやったりです
③この1980Ⅱのいいところ
↓すみませんちょっとだけ塗装しています
実はスピーカーネットだけマッドブラックで塗装しています 中途半端な灰色でしたのでちょっと締まったかな
この1980Ⅱはとても綺麗なボディです しっかりと洗って艶出しをしました
上部パネルの文字もしっかりとしていて キリっとしています
さて・・・ 今回の1980Ⅱで一番大事な事
ワウフラッターが極端に少ないという事です
過去の出品の動画はアップしたままです 私もさっき見に行きましたが このレベルはなかなか無いです
前回の158号の10も凄かったですが 今回も もの凄いことになっています
40年以上前のシングルキャプスタンのモノラルラジカセでこれですから 笑いしか出ません
ご自宅に古いミュージックーテープはありませんか かなりの音を響かせてくれることは間違いありません
通電のメンテもしつこくしました コンデンサーとトランジスターを大量に新品に交換しました
音の響きは別物になっています しっかりとした現役のサウンドマシーンです
④この1980Ⅱの残念なところ
実は後の動画撮影で大変な事になりまして 急にテープ再生がお化け声にになってしまいました
テープが回らない 早送りも巻き戻しも動かない なんでじゃ
直ぐにわかりました そのヶ所の画像はのちの出品の機会にご紹介します
その前に最初の10枚の画像に電池ボックス内の製造番号のシールを見てください
そこに「51.6.088」と重ねたシールがあります 途中で確信したのですが これってメンテされてますね
多分昭和51年6月ではないでしょうか 1976年だからもう45年位前かもしれない
私は作業を進めつつ仮組のテストの頃からこの商品説明を作り始めます
こんなにあちこち固まってるカセットメカは初めてだとぼやいていますが 仕上げて動画撮影の途中でそれは起きました
文章にすれば
右のリール台の下にバネの受け皿があり リール台の動きと一緒にその皿は回転します
つまりバネの摩擦抵抗を嫌った設計です それは良い バネはリール台を前方に弱く押しています
その受け皿の小さなパーツが固まりました もう6本ぐらいテープの往復再生をしていたのに 急にです
これは大問題です ここまでのメンテでざっと3カ所 説明にないものもありますが回転部分の固着がありました
最後のこの症状はテスト再生中に突如として現れたのです 私の手元で現れて良かったです
これはまずい不具合です 時限爆弾の様です 症状が隠れているなんて
ちょっと想像したのですが グリスで固着と何度も言っていますが なんかいつもの固着と違うんです
もしかしたらドライ系の潤滑油では無いでしょうか オートバイの鍵穴とかによく使っていました
それは油の様にヌルヌルしていない でも乾くと白い粉が細かく付いている事がある
だっておかしいです 大きなところで4カ所も激しく固着していたんです それも最後は症状が突然出た
そこは元々グリスを挿す様な回転部分ではないのです それが同時多発にこんなにもしつこく固まるなんて
もうカセットメカの動きの渋いところは無いはず でも不安なのでいつもより頑張って往復テストをします
この不具合は年月でこうなったものではなくて 人為的な原因の可能性が高いです なんてこった
↓我慢して無塗装なんです
私が塗装をするのは「カッコ良くしたい」というのが表向きで キズを隠したいから塗装するのです
ボディの端が欠けていてパテで埋めたら 塗装しないといけません
でも今回の1980Ⅱは綺麗なんです だから塗装はスピーカーネットだけ
それでも小傷はあります 全体で見ればそんなに気にはなりません
あとは この他にも小傷はあるけど 目立たない そうゆう事です
もっと残念な事 撮影用の看板が全部158号になっています 本当は159号です 私が一番残念でした
⑤この1980Ⅱのテスト中の変調
カセットメカの後発の固着トラブルはここに表記すべきだったのかもしれません
こんなにカセットメカがあちこちで固まったことは一度もありません 不自然なトラブルです
でも不具合の症状が私の手元にあるうちに発生することは とっても良い事なんです
テスト再生の二日目のバーンもとても立派でした
その後もテスト再生をガンガンとこなしています
40年以上経過しているはずですが とっても元気に音を響かせています
⑥この1980Ⅱの出品直前の現況です
撮影日は。。。電波時計が時々出てきますのでそちらでご確認ください
↓遠きものは音に聞け それとちょっと違うか
https://youtu.be/1o5SNddnUjA ←電池駆動で回転 付録の試聴用テープです
https://youtu.be/_gv653WG6ZA ←やっぱり歌姫ですかね これも付録のノーマルテープ
https://youtu.be/katDnGX3tjE ←超スローな曲 これも付録のノーマルテープ
https://youtu.be/1ztxHtJukzw ←飛び入りのメタルテープです
いやいや凄い凄い これは凄いですね ワウフラッターが最後の最後まで減るとこうなります
音質はハイブリッド再生に任せておいて 安定ならCD音源にかなり近づいています
飛び入りのメタルテープの動画ですが 同じメタルテープで前回の158号に二回出てきますので
是非比較してください 残念ながらこの1980Ⅱの音域ではメタルテープの音域を出しきれません
それでも音質はやっぱりメタルテープですね でも付録のノーマルテープだってとっても良い音です
付録のテープはもちろんドルビーはOFF EQはiTuneで調整 BIASはばっちり デシベルはちょっとだけ上げてます
付録のテープは90分テープですので 多分少し薄いテープのはず そのノーマルでこれです
デジタルプレーヤーからの音を据え置きのデッキで録音したとはいえ 当時のアナログ性能は侮れないです
↓ハイブリッド再生もえげつないです
https://youtu.be/MN8jqmGj7Z4 ←こっちも歌姫の凄い曲
https://youtu.be/UfEdvYcYGE8 ←怖くてカラオケでチャレンジできないくらい良い曲
https://youtu.be/a6xWnUUqhCU ←1960年頃のアナログ録音でしかもライブ音源です
ハイブリッド再生はBluetoothなんかとは別格です
そんなのここまで仕上がったラジカセがもったいないです 時代はオンラインです
なんて言いながら 私の推奨するAirMAc ExpressはWi-Fiで飛ばしているだろうに? と言われそうです
Wi-Fiを利用したAirMAc Expressの音出しとBluetoothでは軽自動車とF1ぐらい違います
CDプレーヤーの音が悪いのは最初から そんなのお話にもなりません
AirMAc ExpressのAirplayか 圧縮していない音源のデジタルプレーヤーでLINE INでケーブル接続です
それをここではハイブリッド再生と表現しています
大体ワイヤレスのイヤホンの音が良いわけが無いです ケーブルの音に近づけているだけです
↓さすがのチューナー性能
https://youtu.be/aAxMRmwlJDw ←まずは屋内
https://youtu.be/Q1gWc4wVxM8 ←そして屋外
やっぱり貫禄の安定感があります トランジスター交換は多分音質というか臨場感が良くなる効果があると思います
まとめ
過去最小のワウフラッター
安定のカセットメカ作動
電子部品大量交換成功
しつこい通電のメンテナンス
綺麗な外装は無塗装かな
スピーカーは良品と交換
70年代のモノラルラジカセでも
これだけのテープ再生が出来ます
半世紀ラジカセになってもこの音を響かせてほしいです
私の出品はノークレーム・ノーリターンとは表記しません
でも原則的に「返品不可」とさせていただいております
大前提としてオークションの出品ですので
クーリングオフなどがある商取引ではありません
また故障の補償期間や返品補償は一切ありません
それらをご要望の方は新品の製品をお求めください
私は専門知識が無いところから落札者さんのおかげで
場数を踏ませていただいて 何とかある程度のメンテナンスが
出来るようになったプライベーターです
くどいくらいの商品説明と画像と動画をアップしていますが
私が気付かない箇所や 故障の原因となる危惧すべき箇所も
見落とすこともあるでしょう
残念ながらその程度の出品です
それでも色々勉強して工夫して取り組んでいます
商品説明では出来るだけの現況の説明をします
画像と動画もなるべくアップしてご説明します
出品まで最低三日間のテスト稼動してから出品します
締め切りまでの一週間も色々なテストを続けます
そこで不具合が出てくれると良いのですが・・・
輸送中の振動とかで 不具合も出ることもあるでしょう
初期不良的な不具合で 私が直せる範囲のものでしたら
喜んで再メンテをさせていただきます
今までに数回その様なこともありまして
送料折半の片持ちで工賃は無料で対応いたします
初期不良以上の磨耗や寿命による故障については
有料となってしまいますが 喜んでご相談を受けます
テーマは目指せ半世紀ラジカセです
商品説明はくどいですが 全ての機能を
チェックして確認することは出来ません
その上でご入札の判断をしていただけますようお願い致します
発送は即日を目指します
本州でしたら 一律1,500円と致します
その他の地域はその都度送料をご提示します
梱包は新品のダンボールです プチプチもしっかりと投入します
ですが一部新聞紙や他の素材を緩衝材として投入します
お手元に届いたときにそれが廃棄物となってしまいます
ラジカセのためですのでお許しください